“稲妻”という名の4モデル
PXG Lightningドライバー

PXG「Lightningドライバー」
昨年12月に発売された「PXG Lightning(ライトニング)」シリーズは、「物理学と素材科学の融合」を追求したPXGブランド誕生10周年を記念するモデル。
そのラインナップは、
・ヘッドスピードの速いプロや上級者向け「Lightning Tour」
・向上心の強い競技志向のプレーヤー向け「Lightning Tour Mid」
・寛容性・安定性を重視する幅広いゴルファー向け「Lightning Max 10K+」
・スウィングスピードを上げたいアマチュア向け「Lightning Max Lite」
以上4モデル。
独特のフェース素材と
ソール形状によって
稲妻のような高初速を生む
「Lightning=稲妻」の名の通り、圧倒的な初速性能を実現するために全モデルに採用されているのがPXG独自の「フェース」と「ソール形状」だ。

微細なザラつきが目をひく「チューンドフェース」。ただ薄くするのではなく、フェース全域で安定した弾道と高い反発性能を得られるようフェース厚がチューニングされている
フェースはPXGが「Lightningドライバー」で初めて採用した「チューンドフェース」。航空宇宙分野で用いられる振動モード解析を応用し、フェースの場所によって厚みや構造を細かく最適化することで、ボールスピード(初速)と飛距離を最大化する設計となっている。
さらにソールに「脊椎(スパイン)」のような構造を持たせた「スパインドソール」を採用。この背骨のような構造がヘッド強度を高め、インパクト時のエネルギーロスを最小限に抑制。
「チューンドフェース」との組み合わせで、インパクト時の余計な振動を打ち消し、ボール初速を最大限に高める独創的なテクノロジーだ。

ソール中央に線が入った「スパインドソール」。「脊椎(スパイン)≒背骨」がネーミングの由来
ヘッドを軽くしても高い剛性を維持することから、「スパインドソール」は軽量化にも貢献。ヘッドに占めるカーボンの割合を前作比84%増と大幅に増やすことで得られた余剰重量を最適配置することで、慣性モーメントも向上。ミスヒットへの寛容性(やさしさ)の向上にも抜かりはない。
最大20gのウェイトを生かして調整
高精度フルカスタム・フィッティング

ウェイト調整は、最軽量2.5gから最重量20gまで2.5g刻み。この細やかさと幅広さがフィッティングに役立つ
Lightningシリーズのもうひとつの特徴が、ソールに配置された3カ所の精密ウェイトポート(Max 10K+/Tour/Tour Midの3機種。Max Liteは1箇所)。2.5g, 5g, 7.5g, 10g, 12.5g, 15g, 17.5g, 20gの交換用ウェイトが用意されており、総重量やバランスだけでなく、スピン量の微調整までフィッティングでカバー。既製品の概念を超えた「自分専用の弾道」を作り出すことが可能だ。

2.5g~20gのウェイトがセットになった「PXGフルウェイトキット」1万5400円(別売)
4モデルの特長をプロが体感
試打は仲間裕一プロ。スピンがしっかり入ってくれて、なおかつドロー/フェードを打ち分けやすいドライバーが好み(低スピンモデルの多い昨今はクラブ選びに苦戦中)。今回は「Lightningドライバー」4モデルを試打して、特に気に入ったクラブをフィッティングでさらに煮詰めることとした。

試打/仲間裕一プロ
大利根CCでの研修生を経て、2016年PGAティーチングプロに。東京・中央区のゴルフスタジオ・ゴーガでレッスンを展開中。ドライバーは得意クラブで、ドロー/フェードを打ち分けやすいクラブが好み。スピン量が少ないタイプなので最新モデルだとフィットするモデルが見つからないのが悩み。
大慣性モーメントでもつかまる!
Lightning Max 10K+

「Lightning Max 10K+」大慣性モーメントモデルらしく、投影面積が大きく安心感がある
10Kの名のとおり、慣性モーメント10000g・cm²超の圧倒的な直進性と打点ブレに対する強さを持つLightning Max 10K+ドライバー。ミスを最小限に抑えたいアマチュアや安定性を重視するタイプ向き。

トウ、ヒール、後方の3カ所にウェイトポートを搭載(Lightning Max LITEのみ後方1カ所のみ)

仲間プロの試打結果(ロフト10.5度/FUJIKURA PXG PRO series 60S)
ヘッドスピード:44.8m/s
ボール初速:65.7m/s
キャリー:239y
トータル:263y
スピン量:2656rpm
打ち出し角:13.3度
ボール高さ:31.6y
「慣性モーメントの大きなクラブは直進性が強い反面、右へ飛び出すミスが出がちですが、このクラブは少しフックフェースで右に行きにくいです。これだけスピンの入ってくれるクラブを打ったのは久しぶり(笑)。今回は10.5度で試打しましたがミーリングの入ったフェースは視認性が良く、フェースに集中できるのも好印象です。ヘッドが大きく見えて安心感があります。打感も爽快」(仲間プロ)

フィッティングを担当してくれたのは、PXGマスターフィッターの秋元悠也氏
一番気に入った10K+を
実戦仕様にフィッティングした結果
もともとスピンが少ないタイプの仲間プロ。PXGマスターフィッターの秋元氏は、「10K+なら十分な高さとスピン量を確保できているので、スリーブをひとつフラットに調整しましょう。ロフトを立てて初速アップを狙います。(フラットにして)つかまり具合いも抑えられるので、ドローもフェードも打ちたい仲間プロにはフィットするはず」とカスタマイズする。
仲間プロの試打結果(スリーブ調整でロフト9.5度&ライ角フラット/FUJIKURA PXG PRO series 60S)
ヘッドスピード:44.9m/s
ボール初速:66.0m/s
キャリー:241y
トータル:265.9y
スピン量:2475rpm
打ち出し角:13.3度
ボール高さ:30.6.y
「ひとつフラットにしただけで、右へ出して左に曲がるドローが打ちやすくなりましたし、フェードを打っても初速が落ちないのがいいですね。10K+の寛容性は変わらず、ヘッドの見え方や弾道はより好みになりました。スピンも入りやすいので距離や曲がり幅をコントロールしやすそう。これはコースで武器になります」(仲間プロ)
「仲間プロは決め球一辺倒ではなく、ドロー/フェードを打ち分けたいタイプなので、ウェイトはニュートラルのままとしました。つかまり具合やスピン量、弾道の調整もとことん調整できるので、ぜひ、今一度体験していただきたいです」(秋元フィッター)
「Lightning Max 10K+」について詳しくはこちら
操作性があり球も強い
Lightning Tour Mid

「Lightning Tour MID」試打はロフト10.5度で実施。8度、9度もラインナップ

操作性と寛容性のバランスがいい競技志向のプレーヤーにフィットするLightning Tour Midドライバー。強弾道ながらミスへの強さも兼ね備えた「実戦型」。
仲間プロの試打結果(ロフト10.5度/FUJIKURA PXG PRO series 60S)
ヘッドスピード:45.5m/s
ボール初速:66.3m/s
キャリー:244y
トータル:268.2y
スピン量:2500rpm
打ち出し角:13.3度
ボール高さ:30.0y
「10K+よりもヘッドがコンパクトに見え、インパクトでフェースが返る感覚。スピン量はフェードで約3000回転。ドローで2500~2700回転と自分には理想的で、フェース形状が少しディープなのも好みです。ロフト10.5度でも10K+より立って見えますが、初速も出ていて振っただけ前に飛ばせるドライバーだと感じました」(仲間プロ)
「Lightning Tour Mid」について詳しくはこちら
弾道を操れるツアーモデル
Lightning Tour

「Lightning Tourドライバー」ディープフェースで操作性の良さを感じる最も投影面積の小さなモデル

Lightning Tourドライバーは、ヘッド形状がコンパクトでディープフェース。低スピン&強弾道、操作性の高さが魅力で、ヘッドスピードの速いプロや上級者向けのモデルだ。

4モデルの中では最もディープフェース
仲間プロの試打結果(ロフト10.5度/FUJIKURA PXG PRO series 60S)
ヘッドスピード:45.0m/s
ボール初速:65.9m/s
キャリー:239.7y
トータル:264.3y
スピン量:2357rpm
打ち出し角:13.0度
ボール高さ:29.2y
「ヘッドが小ぶりで見るからに操作性が良さそうです。フェース上下の打点ブレに対する寛容性は抑えられていて、フェースの上にあたるとスピンが減り、下寄りだとスピンが増える、弾道をコントロールする技を生かせるドライバーですね。ロフト10.5度ならスピンが程よく入ってくれます。かつてのツアーモデルよりははるかにやさしいですが、寛容性より操作性を重視するタイプ向きです」(仲間プロ)
振り抜きやすい
Lightning Max Lite

「Lightning Max LITE」後方1カ所にウェイトポートを搭載した軽量モデル
振り抜きやすさを追求した軽量のLightning Max Liteドライバー。パワー不足を補ってスピードを最大化してくれる。弾道の高さも特長だ。

仲間プロの試打結果(ロフト10.5度/FUJIKURA PXG PRO series 60S)
ヘッドスピード:44.5m/s
ボール初速:65.8m/s
キャリー:243.5y
トータル:263.3y
スピン量:2727rpm
打ち出し角:13.3度
ボール高さ:31.5y
「LITEはヘッド重量189gの軽量モデルですが、振った印象は、頼りなさは皆無で、むしろ軽い感じがしません。打点ブレに対する寛容性が高く、スピンがしっかり入ってくれるので私にはぴったり。初速も出るので多くのアマチュアにもフィットするドライバーだと思います。これもかなりいいですね」
フィッターおすすめの46インチ仕様でも試打

軽量な「Lightning Max Lite」に46インチのシャフトを装着。グリップも軽量モデル
「Lightning Max Liteは長尺セッティングもおすすめです。46インチの遠心力を活かしてヘッドスピードをさらに上げられる仕様です。シャフトが長くなった分、グリップも軽いものに変更しています。これは飛びますよ」(秋元フィッター)
仲間プロの試打結果(ロフト10.5度/Diamana V3 PXG 50S)
ヘッドスピード:45.1m/s
ボール初速:66.4m/s
キャリー:246.6.y
トータル:270.1y
スピン量:2347rpm
打ち出し角:14.4度
ボール高さ:31.6y
「4モデルの中で、この仕様が一番飛びました。少し長くなりますが軽いのでシャープに振れます。グリップが軽くなったことで、ヘッドが効いてくるので振りやすさは変わりません。見た目は10K+に近く、右にすっぽ抜けるイメージが出ないのもいいですね。この仕様も、もう少しフィッティングしたらコースで武器になりそうです」(仲間プロ)
「Lightning Max Lite」について詳しくはこちら
4モデル×豊富なウェイト×シャフト
PXGフィッターが
ベストなセッティングへ導く

PXGマスターフィッター 秋元悠也氏
プレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すクラブをフィッティングしてくれるのが、幅広いトレーニングを受け、最高レベルのフィッティング技術を持つPXGマスターフィッター。
ひとりひとりの目標や悩みを聞きながら、クラブヘッド、シャフト、グリップの豊富なラインナップから、ベストな組み合わせを見つけてくれる。PXGらしい革新が「Lightningドライバー」をより自分仕様に仕上げる。モデルを選びフィッティングで調整して、PXGドライバーでぜひベストスコアを狙っていただきたい。
PHOTO/Takanori Miki



