
試打&解説
勝又崇之プロ
専修大学卒業後の08年プロテストでトップ合格。ギアにも造詣が深く、自らの試打データを弾道計測器並みの正確さで予測できる。現在は「GOLF PLACE」でレッスンを行う
ドライバーも3Wも不要になる!?
「いい顔していて、地面に置いたときの据わりがいいですね。つかまえやすくて扱いやすさもあります。ホーゼルがロフト角とライ角のバリエーションが増えたFW・UT用の『オプティフィット4』になったので、より好みに合わせて調整できます。何よりも短いから振りやすくて当てやすい。そして『TRI-FORCEフェース』の打感が気持ちよく、ノーマルサイズの『クアンタムMAX』より軟らかく感じます。前作『エリート ミニ』よりボール初速が明らかに速くなったのも魅力です。
これは飛ぶ『ミニドラ』ですね。つかまりやすくて、振りやすく、振り遅れない。13.5度のほうがフェースが見える分、小ぶりに感じますが、フェースがかぶっていないので構えやすいです。
11.5度はティーアップ用と割り切ったほうがよさそうですが、13.5度はリーディングエッジがシャープなので“歯”が下に入るイメージで、地面からでも簡単にボールが拾えます。これ1本あればドライバーと3Wは要らなくなると思います」(勝又プロ)
シリーズで使ってこそ真価を発揮するクアンタム「MINI」シリーズ
QUANTUM MINI DRIVER【ミニドライバー】

QUANTUM MINI DRIVER◎長さ/43.75インチ◎ロフト角/11.5度、13.5度
「QUANTUM」ドライバーと同じ、チタン、ポリメッシュ、カーボンの3層構造になった“TRI-FORCEフェース”を採用。強度を保ちながらチタンフェースをより薄く設計でき、エネルギー伝達効率が高まりボール初速がアップした。
【勝又プロの一口メモ】
「13.5度は地面からでも拾える」

「リーディングエッジがフェアウェイウッドのようにシャープで“出っ歯”のようなので、とくに13.5度は地面からでもボールが拾いやすい」
【13.5度試打データ】
キャリー/254.5Y
総飛距離/268.6Y
ボール初速/68.5m/s
打ち出し角/12.6度
スピン量/2823rpm
高さ/36.5Y
【11.5度試打データ】
キャリー/245.6Y
総飛距離/270.4Y
ボール初速/69.5m/s
打ち出し角/10.9度
スピン量/2125rpm
高さ/26.7Y
QUANTUM MINI BUFFY【ミニバフィ】

QUANTUM MINI BUFFY◎長さ/42.25インチ◎ロフト角/17度
「『クアンタムMAX D』の3Wと同じヘッドサイズで5Wより短いから、安心感があって振りやすいですね。実際に打ってみると球が強くて驚きました。シャローなヘッドなので球が“ペラーン”となるのかなと思っていたら、球が上がって強弾道。これは3Wの飛距離ですよ。13.5度のミニドラの次に入れるならまさにコレ。
短いから振りやすくて4Wの感じがしません。確かにボール初速の速さは魅力的なのですが、ミートできなかったら意味がない。これは短いからミート率が格段に上がります。距離も十分出るし、本当に1W、3W、5Wという定番セッティングの終わりが来たようです」(勝又プロ)

【試打データ】
キャリー/244.4Y
総飛距離/253.7Y
ボール初速/67.0m/s
打ち出し角/13.0度
スピン量/3645rpm
高さ/39.7Y
グリーンを“狙える”ショートウッドQUANTUM MINI SPINNER
QUANTUM MINI SPINNER【ミニスピナー】

QUANTUM MINI SPINNER
「同じ番手で比較すると『クアンタムMAX』より半インチ短いのですが、それを感じさせないくらい飛ぶ。“長さ=飛距離”ではなくなってきました。これはグリーンを狙っていくウッドです。とにかく球が上がります。UTでは絶対出ない高さです。
「ミニスピナー」の7Wを「クアンタムMAX」の7Wと3UTと打ち比べると、飛距離はほぼ同等ですが、高さとスピンが違います。楽にボールを拾えて、短いから振りやすく、飛んで上がる。これはやさしいです。
11Wは5番アイアンの距離が出て超高弾道。操作性も高いので、つかまえにいくとさらに距離が出せます。高さが欲しい人には9Wや11Wは特に魅力的でしょう」

7W/21度
【試打データ】
キャリー/235.3Y
総飛距離/242.5Y
ボール初速/64.1m/s
打ち出し角/14.7度
スピン量/3755rpm
高さ/42.4Y
【試打データ】
キャリー/216.0Y
総飛距離/222.0Y
ボール初速/61.6m/s
打ち出し角/16.9度
スピン量/4439rpm
高さ/47.9Y

9W/24度

11W/27度
【試打データ】
キャリー/204.2Y
総飛距離/208.8Y
ボール初速/61.4m/s
打ち出し角/18.1度
スピン量/5059rpm
高さ/53.9Y
操作性と安定感そして飛距離を兼ね備えた3機種は、ここぞという時のティーショットや長いパー4でグリーンを狙う時の救世主になるかもしれない。一打を縮めるお供として、バッグインの可能性を探ってみてはいかがだろうか。
PHOTO/Takanori Miki、Tomoya Nomura
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