
式典に参加した選手8名と関係者(左から山田裕行氏、高橋克司氏、知野雅彦氏)
文武両道で世界を目指す未来の卵たち
KPMGジャパンが“世界で活躍するジュニアゴルファーをサポートする”というコンセプトを掲げ、日本高等学校・中学校ゴルフ連盟と連携し、「KPMG Junior Golf Ambassadors program」を立ち上げた。昨年の10月15日~31日にかけて、日本高等学校・中学校ゴルフ連盟加盟登録済み、または2026年4月末日までに加盟登録予定の中学1年生~高校3年生の女子学生を対象に募集を開始した。
選考基準にはゴルフの成績のみならず、学力、そして自身の夢や今後に向けた取り組みを言葉で表現できるといった文武両道の姿勢が重視された。また面接には同社がスポンサーに付いている笹生優花も同席し、第一線を知るリアルな目線のフィードバックも入っている。
メンバーは新中学1年生から新高校3年生と幅広い層で構成されており、世代を超えて切磋琢磨できる環境作りがなされている。
【選抜メンバー(10名)】(敬称略)
・岩永杏奈(いわなが あんな)
・佐藤心裕(さとう みゆう)
・竹田妃菜(たけだ ひな)
・中山愛星(なかやま まなほ)
・岩永梨花(いわなが りんか)
・佐野心咲(さの みさき)
・松田蘭(まつだ らん)
・浅田莉央(あさだ りお)
・椎山真帆(しいやま まほ)
・髙橋なつ希(たかはし なつき)

認定書を手にした8名
結団式には8名が登壇し、共同チェアマンの知野雅彦氏から認定証が授与された。また岩永杏奈は「オーガスタ女子アマチュア」、岩永梨花は「日韓対抗中学・高等生ゴルフ選手権」に出場のため、ビデオメッセージで出演し、意気込みを語った。さらに式典には笹生、中島啓太の2名のスポンサーメンバーから選手に向けた応援メッセージが届けられた。
同プロジェクトは4月から始動予定で、合宿やトレーニング、対外試合、そして笹生と交流ができるイベントも組まれている。さらにプレー費や遠征費、用具の助成(100万円以内)といった環境面を含めたサポート内容になっている。また新高校3年生が来年卒業した際に空いた枠を、年内を目途に追加募集を検討しているとのこと。
未来のゴルフ界への架け橋にしたい
結団式終了後にKPMG共同チェアマンの山田裕行氏、知野雅彦氏、そして日本高等学校・中学校ゴルフ連盟専務理事の高橋克司氏に話を聞いた。
少子高齢化に伴いゴルフ人口の減少が叫ばれているが、「コロナ禍以降で20代の方々がゴルフに触れることが多くなっています。今回選ばれた方々が世界で活躍する姿を見て、若い世代や次の世代が憧れて入ってくれると良いなと思っています」と山田氏。
知野氏は「野球のように女子ゴルフも海外で活躍している選手が多くなりました。今回のプログラムでサポートし続けたいです」と、未来へ繋ぐ取り組みとして進めていきたいと展望を話した。
高橋氏は「現状は様々なジュニア団体がありますが、それぞれ単独で動いていました。時にはぶつかることもあり、中々効果が出ませんでした。これからのジュニアゴルフ界は、今回のKPMGさんのように連携をし、力を合わせることが大切だと思います」と語る。
ジュニアゴルフ界が抱えている課題の一つにゴルフを続けられる環境の確保がある。顧問の不足で廃部となった学校は少なくない。才能に溢れながらも、環境に恵まれず断念しなければならない子がいる。このように夢半ばでついえたジュニアゴルファーを救済するべく、同じ方向に足並みを揃えて力を注ぎ、受け皿を増やすことが肝になる。
本プロジェクトは女子部門が軌道に乗った後に、男子部門も設立する構想もあるとのこと。彼女たちの活躍と共に、若き才能が力をつける環境作りの施策として注目だ。






