
葛城GCに咲き誇る満開の桜をバックに笑顔を見せる伊藤愛華
伊藤愛華はドローが打てるスウィング軌道を立て直し
開幕戦から前週まで予選落ち(101位、104位、105位)が続いていたルーキーの伊藤は、強風のなか3バーディを奪った。好発進の要因は、スウィングの立て直しとメンタルの改善にあった。技術面では、スウィングがスライス軌道になっていたことに気づき、本来の持ち球であるドローボールが打てるよう軌道を修正した。
「(先週までは)アンダーが出るイメージが湧かないぐらいでした。(開幕から毎試合)気持ちの面ですごく落ち込んでいたんですけど、やっとアンダーで回れて安心しました」と胸をなでおろす。
予選落ちをするたびに涙していたことを明かすほどの落ち込みだった。そこで、スポーツ選手や起業家も指導しているメンタルトレーナーに相談し、「目の前の自分だけに意識を向ければいい」と助言を受けたことで、落ち着いてプレーができたという。また、自宅に帰ったときに愛犬と過ごす時間も、大きなリフレッシュになっていた。
24年トップ合格の寺岡沙弥香は河川敷で培った風対策で4位タイ

風のなかでのプレーに自信を持っている寺岡沙弥香
24年トップ合格の寺岡沙弥香は、5バーディ、4ボギーの「71」でプレーし、1アンダー4位タイで初日を終えた。
強風のコンディションでも安定したプレーができた理由は、ジュニア時代から培ってきた風への対応力にある。
「小さいころから河川敷の風の強いコースで練習していたので、風には慣れています」
時折突風が吹き荒れるなかでも、淀川の高槻GCと比べてもそれほど強さは変わらないと、すっかり慣れた様子だった。風対策については「クラブを短く持つのもそうですし、アゲンストでは単純に番手を上げたり、1打1打イメージを出して打ちます。フォローではボールが止まりにくいので、手前から攻めていく感じですね」と、自身のイメージと感覚を重視してスコアメイクした。
23年トップ合格の清本美波、低弾道が奏功し3連続バーディで4位スタート

初日寺岡らとともに「71」で回った清本美波
23年プロ入りの清本美波は、寺岡沙弥香と同じ1アンダーの「71」で4位タイ。清本もトップ合格組の一人だ。
強風が吹き荒れるコンディションのなか、前半の3番から3連続バーディを奪い、スコアを伸ばした。
「ショットがついたのが2個来て、そのあと7メートルらいです」と好調なショットを振り返った。
「今日は風が強かったんですけど、私は元々球が低くて、(ボールを高く打つことを)ずっと課題にしてたんですけど、それが良かったです」と、風の影響を受けにくい低弾道が奏功した。
しかし、後半は「スウィングに緩みが出てしまいました」と13番でダブルボギー、14番でボギーが続き、16番で「セカンドを思い切り打って修正できました」とバーディを奪い、立て直した。難コースでのアンダーパーに対し、「超自信!」と手応えをつかんでいる。
トップ合格トリオの優勝争いが見られるかもしれない。
