マキロイのドライビングディスタンスは全体1位
終盤まで誰が勝つのかわからない展開。しかしその中心にいたのは、今年も間違いなくローリー・マキロイだった。

「Qi4D」と「TP5」の組み合わせで飛距離のアドバンテージを築いた
「最終日の前半、ジャスティン・ローズらに逆転を許し、マキロイの連覇には暗雲が立ち込めていました。しかし、そんな中でも他を圧倒していたのはマキロイのドライバーショット。大会中ドライビングディスタンス1位(334ヤード)を記録した飛距離は、マキロイの絶対的な武器であり、決勝ラウンドで失いそうになっていた流れを何度も引き戻すきっかけになっていました」(横田プロ)
マキロイは今季、ドライバーを最新の「Qi4D」に替えるとともに、ボールも新しい「TP5」にスイッチ。この組み合わせによって、2位の選手に平均で4.5ヤードもの差をつける断トツの飛距離を実現。その一方で、横田プロがなお一層、ボールのパフォーマンスを感じたというのが、誰もが恐れる名物のパー3だったという。
魔の12番で風への強さを証明したTP5ボール
「12番ホールは155ヤードと短いパー3ですが、池越えでグリーンの縦幅も狭い超難関です。しかも選手を悩ませるのは、猫の目のようにクルクルと変わる風。ここで大きくつまずかないことが、優勝するための条件。そんなパー3をマキロイは4日間1アンダーで切り抜けています。圧巻だったのは最終日。ピンの位置は伝統的な右サイド。この状況ではピンを狙わずグリーンセンターを狙うのがセオリーとされています。グリーンが左手前から右奥に斜めに配置されていて、少しでも右に逸れる(スライス回転の)ボールだと、右手前の傾斜に落ちてそのまま池に吸い込まれる可能性が高くなるからです。そんなシーンを目撃したことは一度や二度ではありません」
最終日、このホールでのマキロイの攻め方に横田プロは、衝撃を受けたという。
「多くの選手は、セオリー通りにグリーンセンター、もしくはセンターより左を狙って打ってきます。ショートするのを警戒して奥のバンカーに入れる選手も少なくありません。そんな中、マキロイはグリーンセンターに向かって打ち出して、右に逸れるフェードボールを打ってきたんです。正直『大丈夫か?』と思いました。一般的にフェードボールは風の影響を受けやすい球質だからです。しかしそんな不安をよそに、ボールは池とバンカーを越え、グリーン手前に着弾すると、そこから右に曲がっていき、ピンに絡むスーパーショット! パットも決め、そのあとの13番のバーディへと続く流れを作りました。12番ホールはショートアイアンで打つため、高弾道でスピンの多い球になります。そんな風の影響を受けやすいホールで、自信をもってフェードボールで攻め、ワンピンにつけた。ボールに対して『風に強い』という確かな信頼がなければ打てるショットではないと、土壇場でのあの一打を見て思いました」
マキロイも同様に、最終日の12番の一打をキーポイントに挙げている。
「ティーイングエリアに立った時に風は右からだと感じたし、11番ホールのフラッグを見ると右から左に流れていた。でも焦らずに風をより正確に感じ取れるまで待った。そしてここで放つべきは完璧な9番アイアンでのスリークォーターショットだと分かったんだ」(マキロイ)
右から左への風であることを明確に把握したうえで、風にぶつけるようにフェードを選択、かつ風の影響を受けづらいスリークォーターショットで冷静に対応したマキロイ。その技を引き出したのが、新「TP5」ボールということだ。
「『TP5』ボールへスイッチしたことで、ハーフショットやスリークォーターのショットを打たざるを得なくなった。なぜなら、フルショットでウェッジを打つと、スピンがかかりすぎてグリーンからすぐに出てしまうからね。そうしたショットに慣れていくうちに、その感覚がクラブ全体に広がっていった。6番アイアンでも同じ打ち方ができるようになった。これは、このボールを使うことで身についたものなんだよ」(マキロイ)
ピンポイントで狙い打たなければならない大きなうねりのグリーンが、ほぼすべてのホールで待ち構えている。ハーフショットやスリークォーターのショットでのスピンコントロールは、まさにスコアを伸ばすためには欠かせないテクニック。そのために選んだ新「TP5」が、マキロイを連覇へと導いたと言っても過言ではない。

新しい「TP5」シリーズボールは、他社にはない表面のコーティングをむらなく塗る技術を新開発。これにより風に強いディンプル設計を“忠実に”製品に落とし込むことに成功した
新「TP5/TP5x」ボールは、ボール内部の構造、素材をアップグレード。また構造的には5層だが、「第6の層」ともいわれる表面のコーティングを均一にむらなく塗れる最新技術によって、ディンプルの設計通りのフライトを実現。弾道の精度が高まり、着弾位置のバラつきを抑え、より強い弾道を放つことができる。
このボールを手にしたローリー・マキロイが黄金時代を築くのか。現時点で唯一、年間グランドスラムの権利を持つマキロイの次のターゲットは、12年ぶりの戴冠を目指す全米プロゴルフ選手権だ。
ボールによって弾道や飛距離が変わるのはプロもアマチュアも同じ。ぜひ試してその性能を体感してほしい。
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