単独首位発進の菅楓華。不調からの「ちょっとした修正」が奏功し6アンダー

初日首位スタートを切った菅楓華(写真は26年Vポイント×SMBCレディス、撮影/姉崎正)
初日の主導権を握り、単独首位に立ったのは、6アンダーの「66」を叩き出した菅楓華だ。出だしの1番で122ヤードから奥2メートルにつけてバーディを奪うと、続く2番でも連続バーディという最高の滑り出しを見せた。
実は前日のプロアマ戦を終えた後は「大丈夫かな? と思うぐらい良くなかった」というが、今朝の練習で「体重を前(つま先)に乗せる」というちょっとした修正を加えたことがピタリとハマり、復調に成功した。
「久しぶりの首位スタートなので、気を引き締めてプレーしたいです」と語る菅。休養日の月曜日はゴルフをせずメリハリをつけているという彼女が、残り2日間をどう戦うのか注目だ。
山路晶が「ノーボギー」の快進撃。スウィング改造と下半身強化が結実した好発進

2位で初日を終えた山路晶(写真はヤマハレディースオープン葛城 2026/有原裕晶)
首位の背中をピタリとマークし、1打差の5アンダー単独2位で滑り出したのが山路晶である。イン(10番)スタートの山路は、出だしの10番(408ヤード)で幸先よくバーディを奪うと、14番、15番でもスコアを伸ばす。後半戦(アウト)に入っても3番、4番でバーディを奪うなど、安定したゴルフを披露した。
この日は5バーディ、ノーボギーという圧巻のラウンド。「ショットもドライバーもコース内にいるし(笑)」と笑顔を見せた山路は、「たくさんバーディパットを打てました。きょうはパターが良かったかも」と充実感を口にする。今季序盤の予選落ちから雪辱を誓い、スウィングをフェードに戻して挑んだ今大会。「年齢的に…(笑)」と下半身強化のトレーニングに励んだ成果が、起伏の激しいコースでの安定したスコアメイクに直結している。
小林光希が初Vへ意欲。「自信がついた」攻めのゴルフで3位タイの好発進

3位タイと好スタートを切った小林光希(富士フイルム・スタジオアリス女子オープン/大澤進二)
そして、4アンダーの「68」をマークし、全美貞と並ぶ3位タイの好位置につけたのが小林光希だ。スタートの1番パー4ではティーショット、セカンドと立て続けにバンカーにつかまるピンチを迎えたが、3〜4メートルのパーパットをねじ込み凌いだ。
これで波に乗ると、7番パー4では13メートルのロングパットを沈めてバーディを奪取。後半も10番パー4で155ヤードから1.5メートルにつけ、11番パー5、16番パー3と的確にバーディを重ねた。
「全体的にまとまっていて、パッティングもいい位置から打てることが多かったです」と振り返る彼女の言葉通り、安定したマネジメントが光った。過去5年連続で初優勝者が誕生している本大会において小林も「(竹田)麗央ちゃん、(佐久間)朱莉ちゃんもここで初優勝して女王になっている。みんなここから勢いに乗れている感じがあるので」と自らのツアー初Vへ強い意欲を燃やす。
「去年よりも自信がついた気がします」と語る成長した姿が、さらなる上位進出を期待させる。
六車日那乃が8番でホールインワン! 5番UTで放った一撃がギャラリーを魅了

自身5回目、試合では3回目となるホールインワンを決めた六車(2025年国内女子ファイナルQT/岡沢裕行)
初日のギャラリーを最も熱狂させたのは、1アンダー21位タイにつけた六車日那乃が魅せた一撃だった。173ヤードの8番パー3、実測182ヤードの距離を5番ユーティリティで振り抜いた弾道は、難関のピン手前約6メートルに着弾。
そこから3バウンドして直接カップに吸い込まれる、劇的なホールインワンを達成したのである。大歓声が沸き起こる中、「見えなかったんです。オーバーじゃないの? と。本当に? と疑いました(笑)」と初々しく振り返った。
これが生涯5回目、試合では3回目となるエース。「今日は決めた場所に思いっ切り振り抜いていたので、明日も同じようにやり続けたい」と前を向く彼女の瞳には、明日への確かな自信が宿っていた。



