2026年4月24日、曇り空のもと気温17度、北北東の風3m/sというコンディション。MZ GOLF CLUB(6652ヤード、パー72)で「前澤杯 MAEZAWA CUP 2026」の第2ラウンドが行われた。通算13アンダーで首位に並んだのが長野泰雅と香妻陣一朗の2人である。

アイアン「総取っ替え」が奏功した長野泰雅

首位タイに浮上した長野(写真は東建ホームメイトカップ 初日/姉崎正)

首位タイに浮上した長野は、1ラウンド目を「67」で終え、この日は前半33、後半31の「64」というビッグスコアを叩き出した。その好調の裏には、思い切ったクラブセッティングの変更があった。

「アイアンは全部変えました。8番まではマッスルバックを入れて、5・6・7番をハーフキャビティ、4番をポケットキャビティにして、長い番手は簡単にしてスピンや弾道を上がりやすくしています」と語るように、番手ごとに最適なヘッドを組み合わせている。さらにシャフトも一新し、全番手で半インチ短くするという徹底ぶりだ。

風の強い1日だったが、「ショットが全体的に良かったので、ずっとバーディチャンスにつけることができていました」と、狙い通りにスコアを伸ばした。

「プロアマ8回」の地の利と肉体改造で圧倒する香妻陣一朗

画像: 同じく首位に浮上した香妻(写真は東建ホームメイトカップ 初日/姉崎正)

同じく首位に浮上した香妻(写真は東建ホームメイトカップ 初日/姉崎正)

長野と同じく首位タイに立つ香妻陣一朗は、この日のベストスコアとなる前半31、後半32の「63」をマークした。この圧倒的なスコアの背景には、驚くべき周到な準備がある。

「実は先週、今大会のコースで行われたプロアマ戦に8回出場しました。お客様と楽しみながらも入念にコースチェックを行えたことが、大きなアドバンテージになっています」

巻くような風の中でもミスを最小限に抑えられたのは、この「地の利」のおかげだという。

さらに、LIVゴルフへの参戦を機に本格的なトレーニングを取り入れ、体重を約4キロ増やして筋肉量をアップ。飛距離が20〜30ヤード伸び、キャリーで300ヤードを打てるようになったアドバンテージを存分に生かしている。「前澤さんからも『勝て』と言われているため、もう勝つしかありません」と、主催者への恩返しと海外再挑戦を見据え、気合は十分だ。

怪我と向き合い上位につける米澤と、ベテラン宮里の妙技

画像: 7位タイに食い込む宮里(写真は2025年 ダンロップフェニックストーナメント/有原裕晶)

7位タイに食い込む宮里(写真は2025年 ダンロップフェニックストーナメント/有原裕晶)

ベテランの宮里優作も通算11アンダーの7位タイと上位に食い込んでいる。アイアンの調子が万全ではない中で「我慢のゴルフ」を展開し、終盤のバーディでスコアをまとめた。ジャンボ尾崎からの「飛距離を求められなくなったら終わりだ」という言葉を胸に、妥協なきトレーニングを続けているベテランの底力に期待がかかる。

そして、首位と1打差の通算12アンダー、3位タイにつける米澤蓮も、この日前半35、後半31の「66」をマークして好位置をキープしている。「グリーンが硬いため『止まる球』を打てる選手が有利なセッティングとなっており、得意のアイアンショットを活かすことができました」と冷静にコースを攻略。

実は2年半前から坐骨神経痛を抱え、歩行時に痺れが出ることもあるというが、「その日のコンディションの中でベストを尽くし、悔いなくプレーする」と自身の体と真摯に向き合っている。

男子ツアーの「テンポ」を吸収する青木瀬令奈

最後に、今大会に参戦している女子プロの青木瀬令奈は通算2アンダーで踏ん張っている。

「ダブルゆうさく」(宮里優作、細野勇策)と同組でプレーし、男子プロ特有の小技の技術やプレーのテンポの良さに大きな刺激を受けたという。宮里のプレーに対しても「周囲の状況判断や打つタイミングなど、後悔が残らないような最善の選択をしていると感じました」と絶賛。

女子メジャー並みの頭脳戦を強いられながらも、男子ツアーの環境から貪欲に学びを吸収している。

決勝ラウンドへと向かう前澤杯。強風と硬いグリーンという過酷な舞台で、さらなるバーディ合戦が繰り広げられるのか。各選手の戦略と、一打に懸ける執念から目が離せない。

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