「軽く派」と「マン振り派」。プロでも意見は分かれる
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。皆さんはラウンドの時のプレショットルーティンって意識していますか? 素振りを何回かしてから球を打つという人も多いでしょうが、その素振りってどのくらいの力感で振るのがいいのでしょうか? 月刊ゴルフダイジェスト6月号の「Golf Jungle」という連載で、プロのプレショットルーティンでの素振りについて調べていました。とても気になったので、試してみることにしました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年6月号で特集されていた「プレショットルーティンのオススメ素振り法」を実践!
プロのプレショットルーティンは様々ですが、素振りをするということは共通です。問題はどのくらいの力感で振っているのかということ。この記事によると軽めに振っている選手とマン振りしている選手に分かれるそうです。ダイキンオーキッドレディス出場選手51人の素振りを調べたところ、軽めに振っている選手が32人、マン振りの選手が18人、素振りなしが1人だったということです。約6割の選手が軽く素振りをしてからショットをしているということなんですね。
では、軽く振る場合とマン振りする場合では何が違うのでしょうか。この記事で解説をしてくれている坂井慎之介コーチによると、軽めとマン振りには明確な違いがあるということです。

(左)多くの選手が採用する軽い素振り(右)マン振り素振り
軽く素振りは「イメージ重視」。無駄な力みも取れる
まず軽く振る選手の場合は弾道のイメージやスウィングのイメージ重視タイプだということです。スウィングの時に自分が注意している点や弾道をイメージして振るといいようです。無駄な力みをなくす効果もあるということです。
このタイプは素振りをするときはヘッドがボールの後方にくるようにすることでイメージがしやすいということ。飛球線方向を見ながら素振りをすると弾道のイメージが出やすいそうです。

(左)目標を見ながらイメージを出して素振りをする(右)ヘッドがボールの後方にくるようにして素振りをするとイメージが出やすい
ショットの前にやってみましたが、飛球線方向を見ながら軽く素振りをすることで、確かに弾道のイメージはしやすいですね。体の動きや、チェックポイントも軽く振ることで意識しやすくなります。僕の場合は2~3回連続素振りをしたほうがイメージが出やすかったです。実際に軽く数回振った後にショットをすると、力みも少なくスムーズに振れる感じがしました。
マン振りは「本番以上のスピード」で振ることで縮こまりを防げる
次にマン振りする選手ですが、これは本番以上のスピードで振っている場合が多いそうです。フィニッシュが取れる最大の力で振っているのだとか。こうすることで、圧迫感のあるホールなどで振り切れなくて縮こまったスウィングになることを防げるのだとか。マン振りをすることで、しっかりと振り切れるイメージができるということなんですね。
注意することは、仮想のボールをイメージしながら振るようにすること。弾道などは考えずに、とにかく振り切ることだけを考えるといいそうです。フィニッシュもしっかりと取ることが重要です。

(左)トップもしっかり作って素振りをする(右)仮想のボールをイメージしてフィニッシュまでしっかり振り切る
これもショット前にやってみましたが、マン振りですから1回やれば十分ですね。しっかりとフィニッシュが取れる範囲で、かなり強めに振りました。ボールがあることを想定して、そのボールをマン振りで打つような意識です。マン振りをしてからボールを打ってみましたが、確かにフィニッシュまでしっかりと振り切れる感じがありました。ただ、素振りの後にはなるべく早くショットをしたほうが良さそうです。素振りの後にモジモジしていると、結局また振れなくなってしまうので。
プレショットルーティンで軽く振るのとマン振りの両方を試してみましたが、僕的には軽く振るほうがイメージが出ていいような気がしました。ただ、確かに狭いホールでプレッシャーがかかる場合なんかは、マン振りでしっかりと振り切る意識付けをしたほうがいいような気もします。なので、普段は軽く振る素振りをして、プレッシャーのかかるホールはマン振りというふうに使い分けるのもいいかもしれません。
坂井プロはアマチュアにはマン振りを勧めています。やはりコースでは振り切れない人が多いので、しっかりと仮想のボールをイメージして、フィニッシュまで振り切る素振りをしたほうがショットに良い影響が出るのだとか。皆さんも、ぜひ自分にはどっちのタイプが合うのか試してみてはいかがでしょうか。


