
中日クラウンズでツアー5勝目を挙げた堀川未来夢(撮影/有原裕晶)
石川遼が今季国内初参戦

石川遼が今季国内初参戦(撮影/有原裕晶)
今大会は今季米下部ツアーのコーンフェリーツアーで戦っている石川遼と杉浦悠太が今季日本ツアーに初出場、そして昨年覇者で今季はLIVゴルフに参戦している浅地洋佑も出場したことも話題となった。

「ジャンボ」尾崎将司さん追悼の思いを込め、大会3連覇を含む通算5勝をはじめとする数々の偉業を伝えるボードを設置(撮影/有原裕晶)
今大会は昨年12月に亡くなった「ジャンボ」尾崎将司さん追悼の思いを込め、大会3連覇を含む通算5勝をはじめとする数々の偉業を伝えるボードを設置し、その功績を伝えた。

25歳の前田光史朗が10バーディで初日トップに立つ(撮影/有原裕晶)
初日は25歳の前田光史朗が10バーディ、2ボギーの8アンダー「62」でトップに立った。「62」は自己ベストで10バーディも自身初。「まさか和合でこんなに取れるとは思っていない。自分に一番びっくりしています」と謙遜した。初日首位発進は昨年の「ダンロップフェニックス」で一度経験しており「難しいコースで結果が出せると自信になります」と喜んだ。

前田に2打差2位と好スタートを切ったプロ6年目の平本世中(撮影/有原裕晶)
前田に2打差2位と好スタートを切ったのがプロ6年目の平本世中(せじゅん)だった。8バーディ、2ボギーの6アンダー「64」で回り「和合はグリーンが小さいので、頭を使ってプレーしないといけない。今日はあまりフェアウェイをとらえることはできなかったけど、カバーできるアイアンショットが打てた」と自己評価した。
石川はイーブンパー「70」で49位、杉浦は3アンダー「67」で10位の滑り出しだった。
高校1年生プロの加藤金次郎が大会最年少予選通過

高校1年生プロの加藤金次郎が大会最年少予選通過(撮影/有原裕晶)
2日目は降雨によるコースコンディション不良で競技中断があり、雷雲接近のためサスペンデッドとなった。52人がホールアウトできなかった。2位から出た平本が12ホールで3つ伸ばし通算9アンダーで暫定単独首位に立った。岩﨑亜久竜、細野勇策が通算7アンダーで2打差の暫定2位につけた。石川と前週優勝の米沢蓮はイーブンパーで暫定41位。高校1年生プロの加藤金次郎が15歳361日で大会最年少の予選通過を果たした。
3日目はサスペンデッドになった第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、第2ラウンドが終了した時点で平本が通算8アンダーで単独首位に上がった。

レフティ細野勇策が8バーディでトップに立つ(撮影/有原裕晶)
第3ラウンドはツアー未勝利のレフティ細野勇策が8バーディ、2ボギーの「64」をマークし、一気にリーダーボードのてっぺんに駆け上がった。8番と13番から2度の4連続バーディを記録し「序盤は苦しい立ち上がりでしたが、8番ホールのバーディをきっかけにバーディを重ねていくことができたのでよかったです。ティーショットも安定していて、そこからも大体100ヤードくらいのショットがずっとピンに絡んでいたのでバーディチャンスを作ることができていました」と快ラウンドを自己分析した。
山口県出身の23歳が初優勝を果たせば、レフティでは1981年に羽川豊が「ゴルフ日本シリーズ」を制して以来の優勝となる。「しっかりと落ち着いて明日もいいゴルフができればなと思います」と初優勝、そしてレフティ優勝もかかる最終日を見据えた。

石川はイーグルを奪うなど「66」をマーク(撮影/有原裕晶)
石川は1イーグル、3バーディ、1ボギーの「66」と伸ばし、通算4アンダー16位まで順位を上げ「今日はすごくティーショットがよかったですし、3日間の中では一番いいゴルフができたと思います」と充実の笑みを浮かべた。今大会は「ミニドライバー」を投入したことも奏功している様子で「ミニドライバーというクラブがあって高さも出せたりして、安全なほうからドローで攻められるのがいい」と手ごたえを口にした。最終日の逆転に向けては「全然まだ分からないと思いますし、アウトの最初の5、6ホールをアンダーパーでプレーをして、いい流れで後半に向かっていくようなプレーをしたいですね」とネバーギブアップを強調した。
堀川未来夢が逆転でツアー5勝目

堀川未来夢が逆転でツアー5勝目(撮影/有原裕晶)
プリファードライで行われた最終日は3打差4位から出た堀川が猛チャージを見せた。スタートの1、2番連続バーディで追撃開始。5番で第2打をピンそばにつけてスコアを伸ばし、7番で長いバーディパットを沈めて首位に浮上した。バックナインも攻め手を緩めず、10番からは怒とうの3連続バーディ。16番は第2打が高い木越えとなるピンチもパーで切り抜け、2022年「マイナビABCチャンピオンシップ」以来4年ぶりの通算5勝目をつかみ取り「歴史あるトーナメントに名前を刻めたのはうれしいです」と喜びを口にした。

堀川はフォロワー数43.4万人を誇る人気ユーチューバー(撮影/有原裕晶)
堀川はフォロワー数43.4万人を誇るユーチューバーでもあり、今大会は「優勝争いのシミュレーション」に関する動画をアップ。「16番ティーに立ったときにユーチューブで2打差トップに立っているときのマネジメントという題で3ホールを撮影したんですけど、まさにその通りになって、これは面白いなと思ってやっていました」と笑顔で話した。

レフティ細野は2位で初優勝を逃した(撮影/有原裕晶)
レフティ細野勇策が1打差の2位。石川は3バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算5アンダー24位で今季国内ツアー緒戦を終え「コースの難しさや観客の皆さんの熱気を感じ、すごくいい経験になりました」と大会を振り返り、再び渡米することについては「最近ちょっとずつよくなっているので、ここから基本的にずっと正念場だと思いますが、それも自分を成長させてくれるので楽しみにしています」と目線を上げた。同じく米下部ツアーに主戦場を置く杉浦は通算6アンダー20位だった。
男子ゴルフの今季第5戦は「関西オープンゴルフ選手権」で5月14日に大阪府・茨木CCで開幕する。
