明日(5/7)から開幕する国内女子ツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。開幕を目前に控えた練習日およびプロアマ日、本大会へ出場する予選会を突破したルーキー、吉﨑マーナと田村萌来美の2人にコースの印象や大舞台への意気込みを聞いた。プロとして初めて踏み入れるメジャーの舞台で、彼女たちはどのような戦略を描いているのか。
画像: 【左】吉﨑マーナ(よしざき・まーな)【右】田村萌来美(たむら・もなみ)

【左】吉﨑マーナ(よしざき・まーな)【右】田村萌来美(たむら・もなみ)

今大会の舞台である茨城ゴルフ倶楽部は、例年以上にグリーンの仕上がりが良く、選手たちには極めて高い精度が要求される。練習ラウンドを終えた2人のルーキーが共通して口にしたのは、硬く速いグリーンへの警戒だった。しかし、その攻略法には対照的な個性が表れていた。

「出るからには優勝」吉﨑マーナの強気な攻め

画像: 吉﨑の好物は(メロン以外の)フルーツ。「本番もラウンド中に食べて頑張りたいです」(吉﨑)

吉﨑の好物は(メロン以外の)フルーツ。「本番もラウンド中に食べて頑張りたいです」(吉﨑)

吉﨑は決戦の舞台となる本コースの印象を「思っていた通りグリーンが小さく硬い。傾斜も強く、マネジメントが非常に大事になる」と分析する。どこに外していいか、どこからアプローチを打つかを常に考える「頭を使うゴルフ」が必要だという。

得意とするのはハイブリッド2本と100ヤード以内のショット、そしてパターだ。この強みを以下の場面で生かし、攻略していく考えだと語る。

● パー4は耐えて確実にパーセーブする。
● 得意のパー5でしっかりとバーディを奪う。
● いかにフェアウェイから打てるかを鍵として、ショットの精度を徹底する。

ルーキーとしてメジャーの舞台に出場できることへの貴重さを感じ「経験としていろいろ学びたい」と語る一方で、「やっぱり一番がいい。出るからには優勝を目指さない試合はない」と断言する強気な姿勢が頼もしい。痩せやすい体質をカバーするため、父親の管理のもと、体に良いとされるナッツや煮干しを取り入れ、万全のコンディションで明日のティーオフを迎える。

「まずは予選通過」田村萌来美の緻密なリスク管理

画像: 田村は大舞台の難しさを痛感。「初めての経験なので、優勝を目指しつつ1日1日を大事にしていきたいです」(田村)

田村は大舞台の難しさを痛感。「初めての経験なので、優勝を目指しつつ1日1日を大事にしていきたいです」(田村)

一方、ジュニア時代から本コースを知る田村は、フェアウェイは平らで広々としている反面、仕上がったグリーンへの警戒感を強めている。「12フィートはある」という高速かつアンジュレーションの強いグリーンに対し、いかに手前から攻めるかを徹底する構えだ。

2023年大会から変更された13番、15番の2ホールの印象については以下のように語った。

● 13番:距離の長いパー3(195ヤード)は、距離が長いし難しい。ティーショットは後ろにこぼれないように徹底的に手前狙いで打っていきたい。
● 15番:バーディチャンスの短いパー3(98ヤード)だが、グリーンが硬いのでスピンが効かずに奥へこぼれて下りのパットが残ったら難しくなる。

「優勝を意識しすぎるとスコアを落としたり、気持ちもブレると思う」と自己分析する田村の目標は、まず予選を通過すること。キャディと楽しみながら目の前の一打に集中し、悔いのないプレーを1日ずつ積み重ねていく。

異なる哲学が交錯するメジャーの舞台

強気な姿勢で最初から頂点を目指す吉﨑マーナと、コースの罠を冷静に分析し着実なプレーを心がける田村萌来美。ルーキー2人のプレースタイルやメンタリティは非常に対照的である。しかし、大一番を前に己のゴルフを貫こうとする強い決意は共通していたのが印象的だった。

明日から始まる4日間の激闘。百戦錬磨のトッププロたちが集う厳しいセッティングの中、若き才能はどのようなプレーを見せるのか。対照的な哲学を持つ2人のルーキーの挑戦が、いよいよ幕を開ける。

撮影/姉﨑正


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