茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6718ヤード・パー72)で開催されている国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は2日目が終了。難攻不落のメジャーセッティングが選手たちを苦しめるなか、昨年のステップ・アップ・ツアー女王である大久保柚季が連日の60台となる「69」をマークし、通算5アンダーで単独首位をキープ。2打差の2位タイに大久保と同期のプロ2年目の荒木優奈とアマチュアのオ・スミン(韓国)が続く展開となっている。

徹底した「手前からの攻略」で首位快走中の大久保柚季

画像: バランスの良いゴルフができていると話した大久保(撮影/姉崎正)

バランスの良いゴルフができていると話した大久保(撮影/姉崎正)

初日の好発進を無駄にすることなく、大久保柚季がリーダーボードの頂点を守り抜いた。10番スタートの大久保は、前半に2つのボギーを先行させる苦しい立ち上がりとなったが、折り返し後の2番でのバーディをきっかけにリズムを取り戻した。

「ショットが昨日に続いて手前から攻めていくということは、今日も変わらずにできた。8番、9番はラッキーのようなバーディが続いたが、結果的に今日も伸ばせたのはうれしかった」と、メジャー特有の硬いグリーンに対し、リスクを最小限に抑えるマネジメントがハマったという。

心理的な重圧がかかる98ヤードの15番(パー3)では、池という視覚的な罠に苦しみボギーとしたものの、「予選通過という最初の目標をクリアできた。最終的には優勝争いができるように頑張りたい」と、明日からの決勝ラウンドを見据えている。

荒木優奈とアマチュアのオ・スミンが上位に

画像: 持ち前の粘り強さで2位タイに浮上した荒木(撮影/姉崎正)

持ち前の粘り強さで2位タイに浮上した荒木(撮影/姉崎正)

2位タイに浮上した2年目でツアー1勝を挙げている荒木優奈は、ティーショットが荒れる場面もありながら、持ち前の粘り強さを見せた。

「ラフも深くグリーンも小さいため、ティーショットをしっかりフェアウェイに置かないとチャンスにはつけられない」と難コースの印象を語る彼女だが、17番のパー5ではドライバーを振り切り、攻めの姿勢を貫いた。

メジャーという大舞台についても「取りたいタイトル。明日も丁寧にコツコツ頑張りたい」と、静かに闘志を燃やす。

画像: 圧倒的な飛距離でギャラリーを沸かせたオ・スミン(撮影/姉崎正)

圧倒的な飛距離でギャラリーを沸かせたオ・スミン(撮影/姉崎正)

また、同じく2位タイに並んだ韓国のアマチュア、オ・スミンは、平均250メートル(約273.4ヤード)の圧倒的な飛距離を武器にスコアを伸ばした。

ピンポジションが難しくなるなか、「グリーンを外したときでもパーセーブできたのは、ショートゲームを上手くできたから」と、技術の高さも証明してみせた。

西コースの“呪縛”を解き、悲願の予選通過を達成した川﨑春花

画像: 5位タイへ浮上した川﨑は手応えを感じている(撮影/姉崎正)

5位タイへ浮上した川﨑は手応えを感じている(撮影/姉崎正)

これまで西コースで開催された本大会では予選落ちが続いていた川﨑春花が、3アンダーの「69」をマークし、通算1アンダーの5位タイへ浮上した。

「ミスが比較的少なくて、いいゴルフだった。最後(18番)のボギーはもったいないが、初めてここで予選を通れたのがうれしい」と、長年の課題であったコース攻略に手応えを感じている。

メジャーの難解なセッティングについては「頭がパンクしそうになる」と精神的な消耗を明かしつつも、「セカンドの縦距離が大切になる。ミスを少なくしていいゴルフをしたい」と、さらなる浮上を誓った。

地元・茨城の期待を背負う金澤志奈と、不屈のレジェンド申ジエ

画像: アプローチが冴えた金澤は、2日連続1アンダーと着実にスコアを伸ばしている(撮影/姉崎正)

アプローチが冴えた金澤は、2日連続1アンダーと着実にスコアを伸ばしている(撮影/姉崎正)

地元・茨城出身の金澤志奈は、2日連続の「71」をマークする安定感で通算2アンダーの上位に食い込んだ。金澤は難しいセッティングの中でアンダーパーを並べられたことに一安心し、ショットでグリーンを外す場面がありながら、冴えたアプローチとパターによる粘り強いリカバリーでバーディチャンスをものにした。

特に距離の短い15番パー3では、50度のウェッジを選択し、正確な距離感のフルショットで攻略。現地での熱烈な声援を大きな力に変え、ファンの期待に応えるべく、楽しみながらプレーを続ける彼女の更なる追い上げが期待される。

画像: 2連続バーディを決め、キャディとグータッチを交わす河本結(撮影/姉崎正)

2連続バーディを決め、キャディとグータッチを交わす河本結(撮影/姉崎正)

また、河本結がラスト2ホールを連続バーディで締めるという勝負強さを見せ、1アンダーの5位タイで予選を通過。一方で、元賞金女王の申ジエは喉の痛みや発熱、止まらない咳という満身創痍の状態で強行出場。結果は通算10オーバーで予選落ちとなったが、「最後まで回れたので良かった」と言葉を残し、執念の完走を遂げた。


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