フェースを開くのではなく「ロフトを寝かせて、リーディングエッジは正面」
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。アプローチってピッチエンドランができれば、多くのシチュエーションでは対応できるのですが、それでもどうしてもロブのような高く上げるアプローチが必要な場面ってあるんですよね。でもロブって難しい……。月刊ゴルフダイジェスト6月号の連載「大西翔太のSWING“ど真ん中”」に簡単なロブの打ち方が載っていたので試してみました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年6月号で特集されていた「簡単なロブショットの打ち方」を実践!
この記事で解説をしてくれている大西翔太コーチによると、プロがやるような「フェースを開いて手首のローテーションを大きく使う」ようなロブの打ち方はアマチュアには難しいし、プロや上級者でもリスクが高いということです。そこで、最近プロが多用する簡単なロブの打ち方があるそうなんです。それが「ロフトを寝かせてノーコック」打法。難しいことはせずに、ロフトで球を上げるという打ち方なんだそうです。そんな簡単なロブの打ち方があるのならば、ぜひマスターしたいですよね。
この打法でまず大事なのはセットアップ。フェースを開かずにロフトを寝かせて構えます。ハンドファーストの逆で、ハンドレイト気味に構えることでロフトを寝かせるんです。手元は体の真ん中に来るようになります。この時に気をつけるのは、リーディングエッジのラインがターゲットに対して正面を向くようにすること。フェースを開いてしまうと、リーディングエッジのラインは右を向いてしまいます。

(左)フェースを開かずにハンドレイト気味に構えてロフトを寝かせる。(右)ハンドファーストに構えてはダメ
ロフトをしっかり寝かせることができるとバウンス全体を使えるので、楽に滑らせることができるのだそうです。高い球を打つにはある程度のヘッドスピードが必要なので、積極的にバウンスを滑らせることが必要なんですね。

(左)ロフトを寝かせ、リーディングエッジがターゲットと正対するようにする。(右)フェースを開いてしまうとリーディングエッジのラインは右を向いてしまう
打ち方はノーコックで、両腕でできた三角形をキープしたままバックスウィングします。そしてフォローまで両腕の三角形を保ち、無理にヘッドを走らせようとしないことが大事だそうです。ヘッドを走らせようとすると手首の動きが入ってしまい、ヘッドの挙動がバラバラになるそうです。また三角形をキープして、体と手元、クラブの関係性をキープすることで、シャローにヘッドを入れてソールを滑らせることができるということです。

コックを入れたり、ヘッドを走らせようとすると軌道がブレやすい
早速やってみましたが、まず構えてみると結構ハンドレイトに構えているつもりでも、シャフトは真っすぐくらいなんですね。フェースを開かずにロフトを寝かすというのは今までやったことがないので、少し違和感がありますね。なんだかトップしそうな感じがします。
コックをしないで腕の三角形をキープするようにテークバックし、フォローでも三角形を崩さないように気をつけて打ちます。最初は本当にトップしちゃうんじゃないかと少し怖かったのですが、意外とそんなことはなく、バウンスがスッと滑ってくれる感じがあります。ボールは簡単に上がってくれて、思ったよりも簡単にロブが打てて感動しました。スピンもほどほどにかかるので、これは使えそうです。距離感はスウィングの大きさで調整するのが良さそうです。ノーコックで打つので、あまり距離は出せないですが、そもそもそんなに遠くに飛ばすアプローチではないので問題はなさそう。

両腕の三角形をキープしたままノーコックで振ると、軌道がシャローになりソールが滑ってくれる。フォローでも両腕の三角形は崩さない
気をつけることはテンポとスウィングスピードですかね。テンポが早くなったり、ヘッドを加速させようとしたりするとミスになりやすい気がしました。等速で振るような感覚がいいんじゃないかと思います。
今回、簡単に打てるロブの打ち方をやってみましたが、思いの外簡単でした。フェースを開くというのは僕たちアマチュアにはなかなかハードルが高いのですが、この打ち方はロフトを寝かすことで球を上げるので、とてもシンプルです。打ち方も難しいことをやらずに、スッと振るだけなので、これまたシンプル。ミスになる確率が低い打ち方だと思いました。あとは少し練習して距離感を体に覚え込ませれば本当に武器になってくれると思います。ぜひ皆さんも試してみてください。


