冷静な決意を胸に前週優勝で勢いに乗る、藤本佳則
先週の大会で優勝を飾り、「やっとこうスタートラインに立てたかな」と語る藤本佳則。今週はメジャー大会となるが、「特別感というのは逆に、できるだけ持たないように」と語り、一試合一試合戦うテンションを変えずに臨むという冷静な姿勢を見せている。今回初めて回るというコースについては、グリーンが小さく傾斜が強い点や、ラフから止めることの難しさを警戒している。一番厄介なホールには7番(463ヤード、パー4)を挙げたが、基本的にはドライバーを握って攻めるプレースタイルを崩さない構えだ。

藤本佳則(写真は26年関西オープン選手権、撮影/有原裕晶)
怪我を乗り越え連覇へ挑むディフェンディングチャンピオン、清水大成
昨年の本大会でツアー初優勝を飾ったディフェンディングチャンピオンの清水大成。今大会への意気込みについては「あれからもう1年経ったんだなという思いと、またあの優勝を味わいたいなという気持ちが強いです」と語った。今季は東建ホームメイトカップのプロアマの日に左手首のTFCC損傷という怪我に見舞われ、一時はパターも握れないほどの痛みを抱えていた。しかし、先週の関西オープンで良い試合感を取り戻し、「不安感はなく試合に臨めそう」と手首の回復をアピールしている。
コースとの相性や自身の調子にも手応えを感じている清水。傾斜の強いグリーンが待ち受ける難コースだが、「フェアウェイに行けばしっかりとグリーンを捉えられる」と分析。さらに、ティーショット次第で「パー5はすべて2オンがいける」と見立てており、攻めるか刻むかの選択肢が与えられる日本プロ特有の展開についても「僕は好きですね」と頼もしい言葉を残した。自身の優勝予想スコアを「15アンダー以上」と見据えている。今年は念願のアメリカのQスクールにファーストからエントリーすることも明言しており、今大会での連覇でさらに弾みをつけたいところだ。

清水大成(写真は25年日本プロゴルフ選手権、撮影/岡沢裕行)
若手に闘志を燃やすベテラン、谷口徹
久しぶりのレギュラーツアー出場となるベテランの谷口徹は、2000年、同会場で開催した「三菱自動車トーナメント」でプレーオフの末、2位に敗れた経験を持つ。当時(6800ヤード、パー71)と比較してティーが後ろに伸びていることなどに触れ、「なんか難しく感じますよね」とコースの変化を実感している。また、明日一緒の組で回る岩﨑亜久竜の圧倒的な飛距離を目の当たりにして「シニアツアーではあんな音聞いたことない」「久しぶりに現実わかってきました」と笑いを交えて語った。カートが使えるシニアツアーとは異なる「4日間の歩きでのラウンド」に体力的な不安を覗かせつつも、「なんとか岩﨑、生源寺(龍憲)にスコアで勝ちたいですよね」「まずは目の前の相手に勝つことが一番」と勝負師としての闘志は健在だ。

谷口徹(写真は24年日本プロゴルフ選手権、撮影/岡沢裕行)
「リスクと報酬」が試される難セッティング
桑原克典コースセッティング委員によれば、今大会のコースは「リスクと報酬」が明確に表れるセッティングとなっている。100ミリほどに伸びた深いラフと、スティンプメーターで11と4分の1という速いグリーンが選手たちを待ち受ける。
正しい状況判断をしながら、最もアグレッシブにプレーした選手が上位を争う展開となりそうだ。明日から始まる「日本プロゴルフ選手権大会センコーグループカップ」に注目だ!

