千葉県・袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(6732ヤード、パー72)で「ブリヂストンレディスオープン」の初日が21日に行われた。昨日の快晴とは打って変わって、雨が降りしきる難コンディションのなか、選手たちはティーオフ。時折吹き付ける風も相まってスコアをまとめるのが難しい一日となったが、自身の持ち味を生かして爆発力を見せた選手がいた。

前半の停滞を払拭する、上がり3ホールの猛チャージ

昨シーズン、ツアールーキーながら「ゴルフ5レディス」で初優勝を達成し、トップ10入り14回、メルセデス・ランキング7位と新人離れした活躍を見せた荒木優奈。

今シーズンもすでにトップ10入りが3回。そのうち2度は2位に入るなど、優勝まであと一歩という好成績が続いている。初日のラウンドは、そんな彼女の底力を象徴するような一日となった。

インコースからスタートした荒木は、15番までパーを並べる静かな立ち上がり。強烈な左ドッグレッグと激しいアップダウンが待ち受ける16番(パー5)でついに初バーディを奪うが、続く203ヤードと長い17番(パー3)でボギーを叩き、前半をイーブンパーの「36」で折り返した。

画像: 10番ホールでティーショットを打つ荒木優奈

10番ホールでティーショットを打つ荒木優奈

後半の1番(398ヤード、パー4)で見事バーディを奪い勢いに乗るかと思われたが、3番、5番とボギーが重なり、一時はトータル1オーバーまでスコアを落としてしまう。しかし、最大の見せ場は上がりの3ホールに待っていた。

「7番のティーが前に出ていて、ドライバーで打って残り28ヤードのバンカーショットが入ってイーグルを取れました。そこからなぜかショットが寄ってくれて、最後も3打目が入りかけて、急にいい流れになりました」

本来416ヤードの7番ホール(パー4)は、この日悪天候の影響でティーグラウンドが前に出され、303ヤードに変更されていた。自慢の飛距離(今季のドライビングディスタンスは250.95ヤードで7位)を生かしたティーショットはバンカーに捕まったものの、そのバンカーショットが見事にカップインしてイーグル。続く谷越えの8番(パー3)、そしてコース最長の9番(587ヤード、パー5)でも連続バーディを奪い、トータル「69」の3アンダーで4位タイの好発進を決めた。

悲願のツアー2勝目に弾み

ホールアウト後に一日を振り返った荒木は、「あまりよくなかったです。ショットが荒れ気味で、パットもラインが読めていない感じがしていたので、今日はずっと耐えるゴルフかなと思っていました」と苦笑い。

首位と1打差の好位置につけたものの、「ティーショットは狭いし、グリーンは小さいし、アウトコースは長いしで、ちょっと難しいですね。あまり得意という気はしないんですけど……」と、コースに対する率直な印象を明かした。

指定練習日やプロアマ戦に出場した他の選手からも、同様の声が多く聞かれていた。グリーンの小ささに加え、硬さや下りの速さを警戒する選手も多かったが、雨が降りしきる悪天候となった初日は、また異なるコースコンディションに変化していた。

そんな状況下でも、土壇場でイーグルを奪取する爆発力と、その勢いに乗ってスコアを伸ばし切った勝負強さは、まさに荒木の実力の証と言えるだろう。どんな状況でもスコアをまとめる対応力と安定感を武器に、悲願のツアー2勝目を掴み取りたいところだ。


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