
自己最高2位の吉田鈴とアルバトロス達成の桑木志帆がハグ(撮影/大澤進二)
ルーキーの藤本愛菜が佐久間&菅と並んで首位に立つ

大会連覇を狙う佐久間朱莉が首位タイスタート(撮影/大澤進二)
初日は雨の中で行われ、大会連覇を目指す佐久間朱莉、今季2勝目を狙う菅楓華、ルーキー藤本愛菜が4アンダー68で首位発進を決めた。
佐久間は13番からの6ホールで4つのバーディを奪う猛チャージを見せた。雨の影響で徐々に重くなるグリーンに対し「しっかりタッチを合わせていこう」と冷静に対応。くるくると向きを変える風にも耐え抜き「風も突然逆に吹いたり難しかったですが、その中でしっかり耐えられた。連覇のチャンスがあるのは私だけなので、しっかり狙っていきたい」と意欲を見せた。

今季2勝目を狙う菅楓華が首位で笑顔(撮影/大澤進二)
菅は5バーディ、1ボギーの内容だった。後半に雨風が強まる過酷な展開となったが「コースが狭いのでラフに入ってもいいという気持ちでティーショットを広く取り、そこからキャリーを合わせていく」という冷静なマネジメントを徹底。好調なパッティングも大きな武器となり「パットは本当にいい感じ。明日も耐えるゴルフになると思うが、いいゴルフができればと思っています」と手応えを口にした。

ルーキーの藤本愛菜が首位に立つ(撮影/大澤進二)
初V狙う藤本は4バーディ、ボギーなしの安定したプレーで初めての初日首位。今週から3年ぶりに投入したテーラーメイド「スパイダー」パターが的中し「しっくりきた」と笑顔を見せた。「悪くなるとプレーが速くなるので、リズムを意識して丁寧にやりたい。優勝を目指して頑張りたい」と初優勝へ向けて気を引き締めた。
古江は1アンダー71で21位、馬場は6オーバー78で112位の滑り出しとなった。

中断前に5ホール目途中までプレーした小祝さくら(4月撮影/大澤進二)
2日目は強い雨風によるコースコンディション悪化のため競技は中断後に天候の回復が見込めず中止が決定。大会は当初の72ホールから54ホールへの短縮競技となり、3日目の23日に第2ラウンド、最終日の24日に決勝ラウンドを行うことが決まった。
この日、5番のバンカー内で中断を迎えた小祝さくらは、「4ホールしか回っていないのに12ホールくらい回った気分で、それくらい長く感じました。無理してやるよりはノーカウントのほうがまだいいと思います。第1日にちょっとたたいてしまったので、明日へ切り替えたい」と決定を冷静に受け止めた。
3日目は入谷響が67をマークし単独首位浮上

入谷響が67で単独首位に浮上(撮影/大澤進二)
3日目は前日中止になった第2ラウンドを行った。首位と1打差から出た入谷響が6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算8アンダーで単独首位へ浮上し「今日はボギーになりそうなパーパットもしっかり決められた。コースは狭いし、グリーンも小さいですが、イメージはいい。10アンダーはいきたいと思っていたので、明日いけると思います」と意気込んだ。

2位に後退した菅楓華(撮影/大澤進二)
菅は5バーディ、3ボギーの70で回り、通算6アンダー2位へ後退。「今日の最後のバーディが大きい。明日につながるバーディだと思う。久しぶりの優勝争いなので、気持ちが空回りしないように、自分のナイスプレーを心掛けて頑張ります」と目線を上げた。

吉田鈴が4位に浮上(撮影/大澤進二)
69で回った小林光希も菅と並んで2位に浮上。人気プロの吉田鈴が70でまとめ、通算5アンダーで実力者の申ジエと並んで4位へ。最終日に初優勝を狙える位置につけた。

米女子ツアーから参戦した馬場咲希は予選落ち(撮影/大澤進二)
古江は通算1アンダー13位で最終日へ。しかし、馬場は13番パー4で10打をたたくなど、スコアを大きく崩した。「感触的にはだいぶいい感じで、結果はそのホールは最悪ですけど、自分的には結果はよくないけど、次につながるようなショットは打てたかなという感覚はありました。今日はギャラリーの方もたくさんいて、こんなに来てくれたからその人たちの前でいいプレーをしたかったなという気持ちはありました」と残念ながら、通算12オーバーで予選落ちとなった。
入谷響がツアー2勝目。桑木志帆がアルバトロス達成

レジェンド宮里藍と優勝カップを掲げる入谷響(撮影/大澤進二)
最終日は首位から出た入谷が前半で2つ伸ばし、後続に3打差の通算10アンダーで折り返した。後半は13番でボギー、17番でダブルボギーをたたき、1組前の吉田鈴との差が1打となったが、最終18番でパーをセーブして逃げ切った。
優勝は初優勝を果たした昨年ニチレイレディス以来通算2勝目で「17番でダボを打ったときはもう精神的にやばかったんですけど、18番最後のティーショットでしっかり(フェアウェイに打って)決め切れたので、もう大丈夫だなって思って終えることができた。3勝、4勝とできるように頑張ります」と喜びに浸った。

自己最高成績の2位で惜しくも初優勝を逃した吉田鈴(撮影/大澤進二)
吉田鈴が4バーディ、1ボギーの69で回り、入谷に1打差の2位。惜しくも初優勝には手が届かなかったが、2位は自己最高成績で「いきなりポンと優勝するのはあまりなく、2位を重ねて優勝する選手が多いと思うので、こういう2位とか優勝争いする頻度を高くしたい」と目線を上げた。

ツアー13人目の快挙を達成し、両手を挙げて喜ぶ桑木志帆(撮影/大澤進二)
通算6アンダー4位で大会を終えた桑木志帆は491ヤードの2番パー5でアルバトロスを達成した。ピンまで残り200ヤードを4Uで打ち、手前から転がってカップインしたもので、ツアーでは2015年「NEC軽井沢72」の渡邉彩香以来、11年ぶり13度目の快挙だった。桑木はアルバトロス賞の賞金100万円も獲得し「(アルバトロスは)初めてです。見たこともなかったです。ブリヂストンさんから100万円をいただいたので、おいしいものでも食べたいです」と喜んだ。古江は後半だけで4つスコアを伸ばす粘りを見せ、通算5アンダー5位に食い込んだ。
女子ゴルフの今季第12戦は「リゾートトラストレディス」で28日に福島県のグランディ那須白河GCで開幕する。
