昨年の全英を彷彿とさせる天候、「三指に入るほど苦手だった」(阿久津未来也)
ディフェンディングチャンピオンの阿久津はコースの印象について「相変わらずの難しさ」「まさに全英への道という名にふさわしいリンクスコース」と語り、本日のプロアマ戦での悪天候も昨年の全英オープンでの厳しい環境を思い起こさせるものだったと振り返った。
JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、コース全体は目標物が少なくフラットだが、大小様々なコブや巧みに配置されたハザード、そしてなにより、瀬戸内海からの風がプロをも苦しめるリンクスコース。実はこのコースは彼にとってツアーでも三指に入るほど苦手なコースだったという。しかし、昨年の優勝で良いイメージを持てるホールもでき、「少し良いイメージでラウンドはできている」と語る。ただ、「今年もどうなるかは全然想像がつかない」と油断はない。

阿久津未来也(写真は25年ミズノオープン、撮影/岡沢裕行)
全英での経験と再挑戦への強い思い
昨年の全英オープン出場を経て、阿久津の中で「あの雰囲気は何度でも経験したいし、何回でもリベンジしたい」という気持ちが強く芽生えたという。プロアマ戦で同組だったR&Aのルパート氏から今年の全英会場(ロイヤルバークデールGC)の写真を見せてもらったことで、その思いはさらに強くなったようだ。
周囲から期待される連覇については、「正直自分の状態があまり良くはない」と冷静に分析。昨年のようにはいかないだろうと見据えつつ、「連覇というのはあまり気負わずに、まずは4日間プレーできるように一生懸命やるだけ」と目の前のプレーに集中する構えを見せた。
攻略の鍵となるのは「ティーショットのアドバンテージ」
今大会の攻略のポイントとして阿久津が挙げたのはティーショットだ。
「7400ヤードとツアーでも長いほうですし、フェアウェイに関してもやはり狭いコース。ティーショットの貢献度はかなり大きい」
一方で、現在彼自身はドライバーに一番不安要素を抱えており、「ドライバーを抜いていこうかなって迷っているくらい」状態が良くないという。それだけに、いかにティーショットをまとめられるかが、この難コースを攻略するうえでの最大の鍵となりそうだ。
前週国内メジャー初優勝の細野勇策、平常心で全英の切符を狙う
先週の日本プロゴルフ選手権大会で悲願のツアー初優勝を飾った細野勇策。優勝後の反響については「LINEだったり、インスタの通知がすごくて、こんなに友達いたんだと(笑)。いろんな人に応援してもらっていたんだと実感しました」と喜びを語った。
国内メジャーチャンピオンとして臨む今大会だが、「いつも通りの試合と変わらず練習もしている。また明日から全力で挑みたい」と浮き足立つことなく平常心を保っている。前週からの疲労についても、「ちゃんとケアしてしっかり寝たので今日は体の疲れはない」と万全の状態をアピールした。

細野勇策(写真は26年日本プロゴルフ選手権大会、撮影/岡沢裕行)
アイアンショットの精度とショートホールが鍵に
コースの印象については、「ここ何試合かと比べると距離が比較的に長くなるので、アイアンショットが大事になる」と得意のアイアンショットで攻めていく様子だ。特に14番・パー3(242ヤード)、16番・パー3(207ヤード)をキーホールに挙げ、「パー3が難しいので、そこで落とさずにパーを取れるかどうかが大事」と警戒を強める。
今大会の上位3名(有資格者を除く)に与えられる全英オープンの出場権については、「メジャーは行ってみたいので、その辺も含めて上位争い出来れば」と意欲を見せた。「調子は悪くないので、いつも通り全力でプレーして優勝争い出来れば」と、2週連続優勝と全英への切符獲得に向けて静かに闘志を燃やす。
それぞれの思いを胸に、全英の切符とタイトルを目指す選手たち。明日から始まる「〜全英への道〜ミズノオープン」での熱戦に注目だ!


