5月28日~31日の日程で、岡山県JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7480ヤード、パー72)を舞台に開催される「〜全英への道〜ミズノオープン」。プロアマ戦となる27日、ディフェンディングチャンピオンの阿久津未来也、そして前週の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 2026」で初優勝を飾った細野勇策が大会への意気込みと現在の心境を語った。

昨年の全英を彷彿とさせる天候、「三指に入るほど苦手だった」(阿久津未来也)

ディフェンディングチャンピオンの阿久津はコースの印象について「相変わらずの難しさ」「まさに全英への道という名にふさわしいリンクスコース」と語り、本日のプロアマ戦での悪天候も昨年の全英オープンでの厳しい環境を思い起こさせるものだったと振り返った。

JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、コース全体は目標物が少なくフラットだが、大小様々なコブや巧みに配置されたハザード、そしてなにより、瀬戸内海からの風がプロをも苦しめるリンクスコース。実はこのコースは彼にとってツアーでも三指に入るほど苦手なコースだったという。しかし、昨年の優勝で良いイメージを持てるホールもでき、「少し良いイメージでラウンドはできている」と語る。ただ、「今年もどうなるかは全然想像がつかない」と油断はない。

画像: 阿久津未来也(写真は25年ミズノオープン、撮影/岡沢裕行)

阿久津未来也(写真は25年ミズノオープン、撮影/岡沢裕行)

全英での経験と再挑戦への強い思い

昨年の全英オープン出場を経て、阿久津の中で「あの雰囲気は何度でも経験したいし、何回でもリベンジしたい」という気持ちが強く芽生えたという。プロアマ戦で同組だったR&Aのルパート氏から今年の全英会場(ロイヤルバークデールGC)の写真を見せてもらったことで、その思いはさらに強くなったようだ。

周囲から期待される連覇については、「正直自分の状態があまり良くはない」と冷静に分析。昨年のようにはいかないだろうと見据えつつ、「連覇というのはあまり気負わずに、まずは4日間プレーできるように一生懸命やるだけ」と目の前のプレーに集中する構えを見せた。

攻略の鍵となるのは「ティーショットのアドバンテージ」

今大会の攻略のポイントとして阿久津が挙げたのはティーショットだ。

「7400ヤードとツアーでも長いほうですし、フェアウェイに関してもやはり狭いコース。ティーショットの貢献度はかなり大きい」

一方で、現在彼自身はドライバーに一番不安要素を抱えており、「ドライバーを抜いていこうかなって迷っているくらい」状態が良くないという。それだけに、いかにティーショットをまとめられるかが、この難コースを攻略するうえでの最大の鍵となりそうだ。

前週国内メジャー初優勝の細野勇策、平常心で全英の切符を狙う

先週の日本プロゴルフ選手権大会で悲願のツアー初優勝を飾った細野勇策。優勝後の反響については「LINEだったり、インスタの通知がすごくて、こんなに友達いたんだと(笑)。いろんな人に応援してもらっていたんだと実感しました」と喜びを語った。

国内メジャーチャンピオンとして臨む今大会だが、「いつも通りの試合と変わらず練習もしている。また明日から全力で挑みたい」と浮き足立つことなく平常心を保っている。前週からの疲労についても、「ちゃんとケアしてしっかり寝たので今日は体の疲れはない」と万全の状態をアピールした。

画像: 細野勇策(写真は26年日本プロゴルフ選手権大会、撮影/岡沢裕行)

細野勇策(写真は26年日本プロゴルフ選手権大会、撮影/岡沢裕行)

アイアンショットの精度とショートホールが鍵に

コースの印象については、「ここ何試合かと比べると距離が比較的に長くなるので、アイアンショットが大事になる」と得意のアイアンショットで攻めていく様子だ。特に14番・パー3(242ヤード)、16番・パー3(207ヤード)をキーホールに挙げ、「パー3が難しいので、そこで落とさずにパーを取れるかどうかが大事」と警戒を強める。

今大会の上位3名(有資格者を除く)に与えられる全英オープンの出場権については、「メジャーは行ってみたいので、その辺も含めて上位争い出来れば」と意欲を見せた。「調子は悪くないので、いつも通り全力でプレーして優勝争い出来れば」と、2週連続優勝と全英への切符獲得に向けて静かに闘志を燃やす。

それぞれの思いを胸に、全英の切符とタイトルを目指す選手たち。明日から始まる「〜全英への道〜ミズノオープン」での熱戦に注目だ!

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