シーズン中の取り組みが実ったショットインイーグル
時折強風が吹きつける1日となったが、今季のメルセデス・ランキングを独走する佐久間朱莉は堂々たるプレーを披露した。
前半は3番でバーディを奪うも、405ヤードの6番(パー4)でボギーを叩きイーブンに戻す。しかし、続くパー5の7番ですぐさまバーディを奪い返してバウンスバック。さらに前半の最終9番でもバーディで締めくくり、スコアを2つ伸ばして折り返した。
後半に入ると、195ヤードと距離のある12番(パー3)で後半最初のバーディを奪う。そして圧巻だったのは続く13番、コース最長の535ヤードを誇るパー5だ。残り96ヤードからの第3打を50度のウェッジで放つと、ボールはそのままカップに吸い込まれ、見事なイーグルを奪った。
佐久間は「開幕から100ヤード以内を課題として取り組んできたので、その成果が出てくれて本当にうれしかったです」と、日々の努力が実を結んだことを素直に喜んだ。その後、15番でもバーディを追加し、後半を「32」、トータル「66」でまとめて首位タイ発進を決めた。

佐久間朱莉(写真は26年ブリヂストンレディスオープン、撮影/大澤進二)
ホールアウト後、佐久間は「ショットがすごく良くて、バーディパットをたくさん打つことができたので、いいラウンドだったと思います」と笑顔で振り返った。
今大会、多くの選手が警戒を口にしているのが“グリーンのアンジュレーション(起伏)”だ。佐久間も例外ではなく、「起伏が大きいので、しっかりと同じ面に打てるように。また、外す場所もしっかり考えないと、3パットや難しいアプローチが残ってしまいます。そこには細心の注意を払ってプレーしています」とマネジメントの重要性を明かした。
今季は開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」で優勝を飾ったものの、それ以降は11試合中6回トップ10入りを果たしながら、あと一歩のところで優勝を逃している。今大会で待望のシーズン2勝目を掴み取りたいところだ。
元KLPGA賞金女王が狙うJLPGAツアー初優勝
単独4位には、2023年にKLPGAで年間MVPと賞金女王に輝いたイ・イェウォンがつけた。前週の「ブリヂストンレディスオープン」(31位タイ)に続く日本ツアー参戦について、「ブリヂストンのクラブを使っているご縁で先週の大会に出場しましたが、できれば2試合連続で出たいと思い、チームに相談して今週の出場もうまくまとまりました」と、連戦を決めた理由を明かした。
この日は、前半を1バーディ・ノーボギーの「35」で折り返すと、後半も10番、12番、14番で着実にバーディを重ね、ボギーフリーのラウンドを完遂。トータル「68」の好スコアで初日を終えた。

イ・イェウォン(写真は26年ブリヂストンレディスオープン、撮影/大澤進二)
自身のプレーについて、「練習ラウンドの時点でコースの難しさは把握していたので、今日はバーディをたくさん狙うよりも、スコアを落とさないようなマネジメントに徹しました。ショットは良かったのですが、パターが少し決まりませんでしたね」と冷静に振り返る。
起伏の激しいグリーンへの適応が試される中、もしパッティングの精度がもう少し高ければ「あと3つぐらいは伸ばせたと思います」と、さらなるスコアアップへの自信ものぞかせた。
スポット参戦ながら要所を締め、安定したゴルフを展開する姿はまさに元賞金女王の貫禄といえるだろう。過去には2024年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で3位に入った実績も持つ。明日以降、リーダーボードの上位で繰り広げられるであろう日韓の女王対決から目が離せない。






