
ニュー スパイダー ツアー“トーチド”シリーズ4モデル。左から、Spider TOUR トゥルーパス、Spider TOUR X トゥルーパス、Spider TOUR F、Spider TOUR V(写真/野村知也)
世界のトップが性能を証明

スパイダーでマスターズ2年連続優勝、ローリー・マキロイ。スパイダーと共に世界1位140週超え、スコッティ・シェフラー。マキロイは「1.8メートルまでなら、ミスヒットしてもカップインできるのがスパイダー」とコメント

スパイダーに替えてPGAツアー初優勝、トミー・フリートウッド
“トーチド”シリーズ4モデル
新型2モデル・定番2モデル
新しいキバ型のF
小さくなったV
2026年モデルの「スパイダー ツアー・トーチド パター」シリーズは、2008年の初代スパイダーから一貫する『安定性』、『直進性』、『方向性』の3要素を守り続けながら、各モデルの特徴を際立たせた4つののヘッドをラインナップ。
スパイダーの代名詞と言える「ツアーX」と「ツアー」は、完成されたフォルムとしてヘッド形状を変更せず、機能面をアップデート。ソールのデザインを微調整して据わりの良さを向上させ、マルチマテリアル構造による「内軽外重」化を図り、横方向の慣性モーメントを大きくした。
この2モデルに加え、牙(FANG)を意味する「ツアーF」と、ヘッドをコンパクトにした「ツアーV」をラインナップ。自身もスパイダーユーザーという小野耕平プロが試打した。

試打・解説/小野耕平プロ
1997年生まれ、中央学院大学ゴルフ部出身。PGAティーチングプロA 級。エースゴルフクラブ(赤坂・千葉)で多くのアマチュアを指導
「まず、この渋みのある“トーチド”という外観がいいですね。伝統と革新の融合が伝わってきます。44モデルを構えて、打ってみると、それぞれの特徴がより明確になっていると感じました」(小野プロ・以下同)
「『ツアーX』を基準にすると、『ツアー』は慣性モーメントがより大きくヘッドも重くなり、高速グリーンに合いそう。新しい『ツアーF』は2本のキバがアライメントの役目も果たし、ヘッド全体から安定感を感じます」
「小型になった『ツアーV』はトップラインの幅に合わせた短いサイトラインが入り、ブレード型のイメージで打つこともできます」。ここから個々の評価を見ていく。

4モデルとも、フェースは『ピュアロールインサート』。45度下向きに傾斜したグルーブ(溝)が打ち出しを0.5度高くして順回転を強め、直進性を高める
スパイダーの魅力“全部盛り”
Spider TOUR X トゥルーパス

スパイダー ツアーX ※スモールスラントのみシングルラインあり
「何よりも構えやすく、寛容性と操作性のバランスがいい。感性を生かしながらも、少々のミスはカバーしてくれます」

左がシングルライン、右がトゥルーパス
「クランクネックはつかまりが良くボールが右へ逃げず、ダブルベンドは直線的なストロークに合う。スモールスラントには、マキロイと同じシングルラインのモデルもあってグッド」

左からダブルベンドネック(フェースバランス)、スモールスラントネック(トウの傾き30度)、クランクネック(トウの傾き21度)
進化を続ける定番形状
Spider TOUR トゥルーパス

スパイダー ツアー ※クランクネックのみシングルラインあり
「Xよりも慣性モーメントが大きく、少しオートマチック。重さで持っていってくれる感覚で、打ち切れないパットが減りそう」

「スパイダー ツアーは、ヘッドに重量感があり、よりオートマチックでブレません」(小野プロ)
「クランクネックは、黒地に白い線のみのシングルライン。スモールスラントとダブルベンドは、白い帯でアライメントが取りやすいトゥルーパスアライメントが採用されています」

左からダブルベンドネック(フェースバランス)、スモールスラントネック(トウの傾き30度)、クランクネック(トウの傾き23度)
注目のキバ型蜘蛛
Spider TOUR F

スパーだー ツアー F
「2本のキバ効果でアライメントが取りやすく、見た目からもヘッドが軽く感じます。重心が前にあるのでヘッドがスムーズに加速して、ショートしがちの人にも良さそう」

「2本のキバが、性能と見た目の両方から安定感を与えてくれます」(小野プロ)
「出球をさらに揃えたいならダブルベンド、右へのミスが気になるならクランクネックがおすすめ」

左からダブルベンドネック(フェースバランス)、クランクネック(トウの傾き33度)
ブレード派にも馴染む蜘蛛
Spider TOUR V

スパイダー ツアーV
「ツアーVは、ヘッド中央がなだらかに盛り上がっていて少し重心が高い印象。ダウンブロー気味にフェースの上部でパチンとヒットすることが多い人にもぴったり」

「フェースの中央が盛り上がっていて、上寄り打点にも強いです」(小野プロ)
「サイズが小さめで、操作性も高いのでブレードタイプから移行する人にも合います」

スパイダー ツアーVはクランクネック。トウの傾きは33度
操作性重視? つかまり重視?
スパイダーのネック選び
「クラブを台などに乗せて、ヘッドを垂らした時に、フェース面の傾きが大きいほどつかまりが良く、水平になるほどオートマチックに近づくと判断してください(前出の各モデル/トウ傾きの写真参照)。ヘッドとネックによる機能の違いに加え、構えた時の見た目や印象も大事にしてほしいですね」
大型化して直進性アップ
Spider ZT MAXで
真っすぐを究める
Spider TOUR TORCHEDシリーズとは違う、真っすぐと寛容性を究めたパターがSpider ZT MAX。こちらの性能もチェックした。

Spider ZT MAX(スパイダー ZT MAX)。斜めに挿さったオフセットグリップ
人気のゼロトルクに
大型「ZT MAX」が登場
スパイダーツアーの4モデルとは別に、大慣性モーメントでシンプルにパットをしたいゴルファーに向けた「スパイダーZT MAX」も登場。従来の「スパイダーZT」から、ヘッド面積が約25%大型化。前作の5K(5000g・㎠)の慣性モーメントを上回るであろう、究極の「真っすぐ引いて、真っ直ぐ押し出せる」スパイダーだ。
長さはスタンダード(33、34インチ)、カウンターバランス(36、38インチ)、長尺(46インチ)が用意された。こちらもツアーで使用者続出となるか? 注目だ。
余計なことを考えず
無心で真っ直ぐ打てる
「ヘッドの大きさに目がいきますが、据わりがよく、とても構えやすいです。ヘッドが余計な開閉をしないので、テクニカルなことを考えず、ただ目の前のボールを真っすぐ打ち出すことだけに集中できます。ゼロトルクのメリットに加えて、慣性モーメントがはっきり感じられるので、それを生かそうとクロウグリップで構えたくなる。ショートパットの安心感は抜群です」(小野プロ・以下同)

「ショートパットの安心感は絶大です」(小野プロ)
大きなヘッドに
スパイダーの機能!
スパイダーシリーズだけに、フェースにはもちろん『ピュアロールインサート』を搭載。「ゼロトルクパターとスパイダーの魅力が融合しています」

ZT MAXも、直進力を高めるピュアロール インサートが入る
ヘッド面積は約25%UP!
スパイダーZTも大型ヘッドだが、MAXはさらにひと回り大きい。細かな数値は公表されていないが慣性モーメントの大きさ=寛容性の高さ一目瞭然。

左がスパイダー ZT(フェース長105ミリ・ヘッド幅80ミリ・重心深さ25ミリ)、右が今回のスパイダー ZT MAX(フェース長120ミリ・ヘッド幅92ミリ・重心深さ34ミリ)
『Spider』シリーズの最新作『Spider TOUR TORCHED』の特設ページはこちらから

