国内女子アマチュアの頂点を決める「日本女子アマチュアゴルフ選手権 Presented by カープレミア」の2日目が17日、北海道ブルックスカントリークラブ(6578ヤード、パー72)で行われた。17歳の片岡彩実里(エナジックスポーツ高等学院3年)が初日に続き69をマークし、通算6アンダーで2位タイに浮上した。身長150センチ、体重48キロと小柄な体格ながら、ドライバーで250ヤードを飛ばすパワーの秘密に迫る。
画像: 2日目6アンダーで2位タイに浮上した片岡彩実里。「あみり」は「海外で活躍したときに呼びやすいように名づけられました」と、将来米女子ツアーでの活躍を見据えている

2日目6アンダーで2位タイに浮上した片岡彩実里。「あみり」は「海外で活躍したときに呼びやすいように名づけられました」と、将来米女子ツアーでの活躍を見据えている

この日のプレーについて片岡は、「今日は全体的にショットが良くて、あとはパターが入ればっていう感じでした。後半ちょっとショットも乱れちゃったんですけど、なんとかパーで抑えることができてよかったです」と、4バーディ1ボギーのラウンドを振り返った。

スウィングの土台は、女子プロゴルフツアーで活躍する菅楓華と同じコーチの指導によって培われた。「(菅楓華とは)11歳から一緒に練習させてもらってます。すごい優しい方で、尊敬してる選手です」。

高校進学の際には、ゴルフ王国である宮崎県から、よりラウンド数をこなせる沖縄県の高校を選んだ。「宮崎もだいぶ環境はいいんですけど、沖縄のエナジックのほうがコースも多く回れるし、練習環境もいいのかなと思って、沖縄に行きました」という言葉通り、午後はコースで回り放題という恵まれた環境で実力を磨いている。

しかし、高校入学当時の飛距離は220ヤード程度だった。母の里香さんが心配するほど食が細く、体の線も細かった。小鳥がついばむ程度のご飯しか食べられなかった少女だが、親元を離れた寮生活での“食トレ”が体を大きくした。今では普通のお茶碗一杯のご飯が食べられるようになり、クラブを振る基礎体力が大きく向上した。

食事の改善に加え、学校でのトレーニングも飛距離アップを後押しした。瞬発系のトレーニングにピラティスも取り入れ、下半身はもちろん体幹も鍛え上げた。

「ちっちゃいので最初は全然飛ばなかったんですけど。高校に入ってトレーニングがあったりだとか、コーチと一緒に相談し合いながらスウィングもどんどん固めていって、振れるようになりました」と、およそ2年で30ヤード飛距離を伸ばすことに成功した。

「結構パワフルなスウィングだと思います。頑張って振るようにはしてます」と小さい体で大きなスウィングが片岡の持ち味だ。

決勝ラウンドに向けては、「ショットはすごく調子がいいので、この調子をキープして、ショートゲームもちゃんと抑えながら、ボギーを打たないプレーをしたいと思います」と気を引き締める。

小さな飛ばし屋が、アマチュア日本一の称号とプロテスト合格へ向けて力強くスウィングする。


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