
塩見好輝(しおみ・こうき)
「自分が一番びっくり」早朝の猛特訓が結実した塩見好輝
10番からスタートした塩見は、11番(368ヤード・パー4)、12番(182ヤード・パー3)で連続バーディを奪うと、14番からは圧巻の3連続バーディ。18番もバーディで締め、前半を「29」の猛チャージで折り返した。後半のアウトコースでも8番、9番での連続バーディを含む3つのバーディを奪い、計9バーディ・ノーボギーという完璧なラウンドを披露した。
ホールアウト後のインタビューでは、「自分が一番びっくりしてますよ」と素直な一言。
そして「ほとんど思い通りのショットが打てた」と語る裏には、前日からの急ピッチな調整があった。前日のプロアマ戦では「球のつかまる感じがあまりなく」、「しっくりきてなくて」とショットに違和感を抱えていたと話す。そこでコーチと相談し、昨夕と今朝、コース外の練習場に足を運んだ。「今日は5時半から150球くらい打って」コース入りしたという執念が、この日の「100点」のゴルフに直結した。
東北福祉大学時代には主将を務め多くのタイトルを獲得した過去を持ち、プロ転向後には2019年の『日本オープン』で最終日を単独首位で迎えた経験を持つ。近年はシード落ちの苦杯を舐め、今季はQT241位からの巻き返しを期すシーズンとなっている。今大会の特別協賛であるアイシグリーンシステム株式会社の会長とは第1回大会以前からの縁があり、「少しでも喜ばせたいなと思って頑張りました」と恩返しの思いも結果を後押ししたようだ。
アドバンテージを持ち迎える残りの2日間に向けては「たまに怖いホールがあるので、そこだけしっかりケアできていれば、スコアは伸ばしていける」と冷静にコースを見据えつつ、「朝早起きしたので、今日はゆっくり休みます(笑)」とリラックスした表情を見せた。
安保卓哉と伊藤有志がホールインワンを達成
またこの日、安保卓哉(あぼ・たくや)と伊藤有志(いとう・ゆうし)が15番(182ヤード・パー3)で見事ホールインワンを達成した。

安保卓哉(あぼ・たくや)
安保は7番アイアンで放ち、「手前から5ヤードくらいの完璧なところにおちて、2バウンドくらいで入りました」という会心のショット。自身にとっては「人生で初めて」の記念すべきエースとなり、「音もしたので『入った!』っていう感じです(笑)」と笑顔で振り返った。
「全体的に本当に良くて、ショットもずっと安定していた」と語るように、この日はパターも噛み合い好調を維持。6アンダーの「65」をマークし、首位と3打差の4位タイにつけた。「初日としては最高のスタートができたので、このまま勢いよくいってくれたら嬉しいです」と、残り2日間への意気込みを見せている。

伊藤有志(いとう・ゆうし)
また伊藤も7番アイアンで放ち、ホールインワン。前半を1バーディ、2ボギーの「37」で折り返すと、後半に爆発。15番でのエースを含め、5つスコアを伸ばして通算4アンダーの22位タイで初日を終えた。
明日以降のプレーにも注目が集まる。
写真/大会提供
