現代では当たり前のようにクラブに搭載されている『弾道調整機能』。かつては一部のトッププロしかできなかったような”自分仕様”へのカスタマイズを可能にする調整機能の有効活用法をギアオタクでフィッターの小倉勇人に聞いてみた。
画像: 現代のクラブは”自分仕様”に調整できるものが多い(写真はイメージ)

現代のクラブは”自分仕様”に調整できるものが多い(写真はイメージ)

弾道調整機能を有効活用

クラブフィッター小倉です。今回はいまやドライバーには搭載されていて当たり前となった弾道調整機能についてです。近年発表されているドライバーには、ついてないモデルを探すほうが難しくなった弾道調整機能。

ネックに搭載され、シャフトとヘッドの固定位置を任意に変えることで、ロフト角やライ角、フェース角を調整することができるいわゆる”カチャカチャ”と呼ばれる機構に加え、脱着式や可動式ウェイトを搭載し、入れ替えたりスライドさせたりすることで、重心位置を調整できる機構など、ユーザー側で調整できる幅が大きくなってきました。

これらの傾向は『進化』ともいえますが、言い換えるとユーザー側にクラブの微調整を任せている状態とも言え、ある程度知識のあるゴルファーにおいては、非常にありがたいですが、あまり詳しくないゴルファーにとってはどう調整して良いかわかりにくい機構とも言えます。

弾道調整機能が搭載されたドライバーを購入したけれど一度も触ったことがないというゴルファーも一定数いらっしゃるでしょう。確かに何がどう変化するのかわからないものを触るのは勇気がいります。ですがうまく活用すれば、かなり結果を変えることができるものですので、ぜひ練習場などで調整していただき、その機能を生かしてもらいたいと思っています。

調整方法のコツとしては、最初のポジション、ウェイトの位置などを覚えて置き、1項目だけ調整して試してみてください。複数の項目を同時に動かしてしまうと何が作用して変化が起きたのかが分かりにくくなってしまいます。

そしてその結果が良ければOKですがもし悪い方向に変わってしまったのであれば、一度元のポジションに戻しましょう。同じ項目の調整幅を変化させるといった形ならそのまま変更しても大丈夫ですが、そこに違う項目の要素を混ぜて調整してしまうとこれまた何が作用したのかが分かりにくくなります。

ひとつの項目を調整して良くなり、さらに調整をしたいという場合は、現状の調整ポジションを基本として、また、ひとつの項目ずつ調整していく。これを繰り返すと調整によるポジションの迷子を防ぐことができます。これは経験談です(笑)。私は”いじりたがり”ですので、色々といっぺんに調整してしまい、混乱し、結局元のポジションに戻るなんてことをずいぶん繰り返しました。ひとつずつの調整を確認しながら、積み重ねていくのがおすすめです。

弾道調整機能は、メーカーによって調整できる項目や幅が結構違います。どのメーカーの自社のWebサイトに調整できる項目とやり方が記載されていますので、是非チャレンジしてみてください。調整した結果、一番良かったのが標準ポジションなんてこともありますが、それは調整しなくても今のクラブの性能をそれなりに発揮できているという確認ができたということ。

ぜひ弾道調整機能を有効活用して、今お使いのクラブをより自分にマッチさせ、いかんなくクラブの性能を発揮させてくださいね。


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