今回ピックアップするのは作田大地選手です。1997年生まれの29歳。石川県出身で金沢学院大学を経て2020年にツアープレーヤーに転向しています。2024年にはACNツアー(当時のABEMAツアー)の「エリートグリップチャレンジ」でプロ初優勝を飾ったものの、昨年はシードを確定させることができませんでした。年齢的にも正念場と本人も話すその心のうちを聞きました。
画像: Daichi Sakuda。1997年生まれの29歳。石川県出身で金沢学院大学を経て2020年にツアープレーヤーに転向

Daichi Sakuda。1997年生まれの29歳。石川県出身で金沢学院大学を経て2020年にツアープレーヤーに転向

GD 石川県出身で今は名古屋在住と聞きました。

作田 はい。結婚してから名古屋に住んでいます。

GD ゴルフを始めたのは何歳ですか?

作田 9歳の頃だったと思います。今はもうやっていないんですけど、当時は祖父がゴルフ練習場をやっていたんです。

GD なるほど。ゴルフを教えてもらったのは?

作田 祖父に教えてもらっていました。

GD 当時は他に何かスポーツをやっていたとか、のめり込んでいたとか、そういうものはあったのですか?

作田 いえ。それが全くなくて。環境的にゴルフを始めたって感じなんです。

GD その頃、憧れていたプロゴルファーなどはいましたか?

作田 ずっとジャスティン・ローズが好きで憧れていました。スウィングも綺麗で、なんといっても名前が格好いいじゃないですか(笑)。

GD そこですか?(笑) でも、今も第一線で活躍している選手ですし、刺激になりますよね。ところで、中学、高校は地元に通われていたとか。

作田 はい。石川の学校で、高校からはエスカレーターで金沢学院大学に進みました。一応ゴルフ部もあってスポーツ推薦のような感じです。

GD プロを意識し始めた時期と、決意したタイミングを教えてください。

作田 漠然とプロになりたいとは思っていましたが、決意のタイミングというと難しいですね。大学在学中も他に何もやっていなかったのでプロしかなかったというか。

GD 大学時代は日本学生で7位など、徐々に成績が出始めていたことも決断に影響したんですかね?

作田 そうですね。

GD 2024年にはプロ初優勝。結婚に長女も産まれて、今の気持ちはどのようなものですか?

作田 そうですね。2025年は実質、初めてレギュラーツアーに出ることができて、加えてACNツアーにも出場できたので、フィジカル的にかなりきつかったですね。そういうスケジュールで動いたことがなかったというのもあるので慣れていないと言えばそうですが、何もかもが初めての経験で、移動が多くて体がきつかったですね。

GD 確か去年は腰を痛めていましたよね。

作田 そうなんです。診断的にはヘルニアでした。前から腰は痛かったのでヘルニアだったのかもしれないですが、去年一気に痛くなって。今年も様子を見ながらになりますが試合が続くと痛みは出ますね。

GD 同じ大学から誰かプロゴルファーは出ているんですか?

作田 いえ、僕が初めてで、その後に一人、プロになっていると思います。

GD 大学はエスカレーターとのことでしたが他の大学も含めて選択肢は考えなかったんですか?

作田 そうですね。金銭的な面もあって石川でいることを選択しました。ただ、石川は冬は全くゴルフができないので、練習環境的には厳しいものがあります。今(名古屋)は快適です(笑)。

GD 同世代の選手は片岡尚之選手や大岩龍一選手らですよね。レギュラーツアーの中心選手ですが、そのあたりの刺激は受けていますか?

作田 もちろんです。もっと若かった時は焦りも正直ありました。彼らの活躍を見てやらなきゃって。でも今はそういう感情はなくて、自分がやるべきことをやろうと思っています。

GD それは子どもが産まれて何かが変わった感じですか?

作田 そうですね。さっきも言いましたがもう若くはないので、どこまでできるかを成績を加味しながら考えなければならないと思っています。だから自分がやるべきことをやるしかない。それだけです。

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作田選手の妻は、同じくプロゴルファーの立浦葉由乃選手。プロ同士だからこそ分かり合える部分もあるし、競技の辛さや大変さも共有できる心強い存在だ。第一子は9カ月を迎える可愛い盛りで、作田選手自身も子育てに奮闘中とのこと。ただ、自分の練習時間が減っていることもあり、そのあたりの両立が難しいと嬉しい悲鳴をあげている。本人が語るように、年齢的にはもう若手とは言えない。正念場とも言えるシーズンを送る作田選手の、後半戦での巻き返しに大いに期待したい。

文/出島正登

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