「赤」と「白」も日本上陸
LIN-Q PowerCoreの3モデル揃い踏み

LIN-Q PowerCoreの RED・BLUE・WHITE
LIN-Qブランドは、もともとアメリカのPGAツアー向けに開発された、左へのミスを嫌うハードヒッター向けの叩けるシャフト。今回登場した「PowerCore」シリーズは、前作の「LIN-Q EX」シリーズをベースに、さらなる進化を遂げたモデルだ。
新テクノロジー「PowerCore」の搭載
独自の高弾性カーボン「Q-Ply素材」にナノレジンシステム(ナノアロイ®樹脂)を配合した新技術。これにより、スウィング中のシャフトの余分な変形(潰れ)を極限まで抑制する。
エネルギーロスのない効率的な伝達
変形が抑えられることで、シャフト全体が本来の理想的な軌道でしなり戻る。その結果、インパクトでのエネルギーロスがなくなり、スウィングのパワーがよりボールに伝わるようになった。
叩けるのに"扱いやすさ"が向上
前作のハードヒッターが叩ける剛性感は維持しつつ、アマチュアでもタイミングが取りやすい「しなやかさ」と「心地よい打感」を兼ね備えた。

テスター&解説/松本一誠プロ
2026年度のJPDAロングドライブ日本チャンピオン/MAX記録 389ヤード。
横浜駅東口から徒歩約5分にある松本プロ主宰のISSEI Golf Laboでアマチュアゴルファーの指導にも力を入れる。
今回は、各モデルのフレックス5Rと6Sをヘッドスピード43~45m/sで試打。使用ヘッドはPINGのG440 LST(10.5度)、ボールはタイトリストのプロV1xを使用。※計測結果は通常ショット5球の平均値
LIN-Q PowerCore RED(レッド)
高弾道×低スピンでキャリー最大化

LIN-Q PowerCore RED
シャフト特性: 中調子
弾道イメージ: 高弾道 / ミッド・ロースピン
今シリーズ中、最も球が上がりやすく、つかまりの良さを感じられる「RED」の5Rから試打。手元側にしっかりとした剛性を持たせつつ、中間から先端にかけてスムーズに動く設計だ。
「ワッグルするとしなりは大きめですが、ヘッドの重さでシャフトが垂れる感覚はありません。これはいいシャフトの条件で、ヘッドが重く感じません」(松本プロ・以下同)
「『RED』の5Rは、実際に打ってみると、つかまるけど左には行きすぎない絶妙の味付け。つかまりすぎたと思った打球でも最後の曲がりが少ないイメージです。インパクト手前でヘッドが走ってつかまりをアシストしてくれるので、ヘッドスピードを43〜45m/sに抑えるのが難しいくらい振りやすい。クラブ重量を重くしたくないけど、しっかり感は欲しい、そんな方におすすめです」
LIN-Q PowerCore RED(5R)の試打結果
ヘッドスピード:44.5m/s
ボール初速:66.3m/s
キャリー:244.0y
トータル飛距離:270.2y
スピン量:2464rpm
落下角:34.7度

「シャフト重量は重くしたくないけど、しっかり感は欲しい。REDの5Rはそんな人にいいです」(松本プロ)
「『RED』の6Sも、5Rと特性は同じですが、重くなったぶん同じヘッドスピードで打つために少し出力を上げる必要がありました。ほどよくしなってくれるので、スウィングプレーン中の自分のイメージしたところにクラブを通しやすいです」
「つかまりの良さを生かして、右にボールを出してつかまったボールを打っていきたい人に合いそうです。スピンも適度に入ってくれるので、ボールがドロップするのを防いでキャリーで飛ばせます」
LIN-Q PowerCore RED(6S)の試打結果
ヘッドスピード:44.6m/s
ボール初速:66.4m/s
キャリー:243.7y
トータル飛距離:267.6y
スピン量:2586rpm
落下角:35.9度
LIN-Q PowerCore BLUE(ブルー)
クセのないしなり
振り抜きやすい王道の「青」

LIN-Q PowerCore BLUE
シャフト特性: 中元調子
弾道イメージ: 中弾道 / ミッド・ロースピン
次は、今シリーズの基準であり、幅広いゴルファーにマッチしそうな「BLUE」。シャフト全体がバランスよく、素直にしなり戻るクセのない挙動が特徴。
「操作性が良く、身体の前からクラブが外れる感覚がありません。前傾をキープして体の回転で打つ、シンプルなスウィングと相性がとても良さそうです。『BLUE』は5Rでもしっかりしているので、ダウンスウィングでヘッドが暴れません」
「出球の方向や弾道の数値が一番まとまっているのが『BLUE』でした。ボールの再現性が凄く高いです!」
LIN-Q PowerCore BLUE(5R)の試打結果
ヘッドスピード:44.5m/s
ボール初速:66.3m/s
キャリー:244.0y
トータル飛距離:270.2y
スピン量:2464rpm
落下角:34.7度

「BLUEは、打ち急がず、切り返しで待ちたいタイプの人にぴったりです」
「『BLUE』の6Sは、さらに左右ブレが少なくなり、ミート率も上がった印象。手元や先端が極端に硬いわけではなく、切り返しのタイミングにクラブを同調させやすいです」
「切り返しでタメを作って一気に走らせるタイプより、切り返しで待てるタイプと相性が良さそうです。強弾道は欲しいけど、コントロール性やタイミングの取りやすさも大事にしたいゴルファーにおすすめです」
LIN-Q PowerCore BLUE(6S)の試打結果
ヘッドスピード:44.8m/s
ボール初速:66.6m/s
キャリー:245.8y
トータル飛距離:270.5y
スピン量:2454rpm
落下角:35.3度
LIN-Q PowerCore WHITE(ホワイト)
左を恐れず強弾道で飛ばす
ライナー弾道の「白」

LIN-Q PowerCore WHITE
シャフト特性: 元調子
弾道イメージ: 低・中弾道 / ロースピン
最後は、PGAツアーでも特に使用率が高く、左へのミスを徹底的に排除したいハードヒッター向けに作られた「WHITE」。
「『WHITE』は、5Rでもしっかり感がすごい。『BLUE』よりしなりが少なく、一般的な5Xのような感覚ですが、打ってみると切り返しで手元から少ししなって、ほどよくつかまえてくれます。こちらは切り返しでタメを作って一気に出力するタイプと相性が良さそう」
「フェードだけでなくドローも打ちやすいです。先端の剛性が高く、ヒールやトウに当たっても弾道が安定しているのもポイントですね。弾道は『RED』が一番高く、『WHITE』が中弾道のライナー系になります。試打するときはトータル飛距離だけでなく、しっかりキャリーが出せるかどうかも見てほしいです」
LIN-Q PowerCore WHITE(5R)の試打結果
ヘッドスピード:44.1m/s
ボール初速:65.7m/s
キャリー:240.9y
トータル飛距離:268.3y
スピン量:2388rpm
落下角:33.9度
「『WHITE』の6Sは、かなりハードです。打ちこなすにはヘッドスピードだと45m/sは欲しいですね。5Rも強弾道でしたが、こちらはさらに低く強いボールになります。スピン量が少なく、カット目に入れても初速が落ちないので、キレイなフェードやロースピンの低中弾道で飛ばしたい人、叩きにいったときにボールが吹けてしまうパワーヒッターにおすすめ」
「先端から中間部にかけての剛性が非常に高いので、チーピンが怖くて振り切れない人にもおすすめです」

「しっかり振って、強いフェードで飛ばしたいならWHITEが合いそう」
LIN-Q PowerCore WHITE(6S)の試打結果
ヘッドスピード:44.9m/s
ボール初速:66.9m/s
キャリー:244.7y
トータル飛距離:272.6y
スピン量:2324rpm
落下角:33.5度
LIN-Q PowerCoreシリーズで
理想弾道を手にいれよ

打ち出しの高さとスピン量のゲージが、シャフトのコスメに入っている
「LIN-Q PowerCore」シリーズ3モデルの5R、6Sを同じヘッドスピード帯で、松本プロに試打してもらったが、ヘッドスピードを揃えたことで、「トータルの飛距離はほぼ同じ結果となりましたが、つかまりが良く高弾道な『RED』、ニュートラルな『BLUE』、低スピン強弾道の『WHITE』と、振り心地と弾道の違いがはっきり変わりました」
「ハードヒッターに対応していますが、5Rのスペックならばヘッドスピード40m/s以上の方が気持ちよく振って飛ばせます。まずは『BLUE』から試打してみるのがおすすめです」
写真/三木崇徳




