出水田大二郎:「すんなり移行できる。スピン量もアップして実戦投入アリ!」
まずは「新ZXi7」アイアンをテストした出水田大二郎に感触を聞いてみると、「顔つきとかもそんな大きく変わってないですし、やっぱり今のモデルがすごい良かったから、そんなに大きな変更はしてないっぽい感じでした。だからこそ、違和感なくすんなり変えられる部分もありますね」と、現行モデルからのスムーズな移行に太鼓判を押した。
プロにとってアイアンの「顔」が変わらないことは安心感に直結するが、変わったのはその中身だ。トラックマン等のデータ計測でも明確な進化を感じ取っており、「データを取ったら現行モデルからちょっとスピンが上がってたんですよ。だからもう全然スイッチできるなと思いました」と実戦への手応えを口にした。
また、アイアン選びにおいて出水田が特に重視するのは顔や打感、そしてソールの抜け感だという。スリクソン特有のソール形状が生み出す抜けの良さには絶対の信頼を置いており、「あのソールが僕にはすっごい合うというか。あのソールのおかげでアマチュアのユーザーもすっごい増えてますもんね。アイアンは抜けがめちゃめちゃ大事なんで」と、その魅力を熱く語ってくれた。

出水田大二郎
稲森佑貴:九州OPで実戦検証済み「雨の中でもしっかりつかまってくれる」
続いて、現在フェアウェイキープ率で堂々の1位に君臨し、持ち前の精度の高いショットを武器とする稲森佑貴も「新ZXi7」アイアンを使用。プレーオフで惜しくも敗れたものの、2位に入った先週の九州オープンから実戦投入していると明かし、「今回のはボールの食いつきが良くて乗りがいい。すごく良くて、試合で試そうと思って先週の九州OPで試して、試合でもよかった」と、すでに実戦で結果が出ていることに満足げな表情を見せた。
彼がアイアンに求めるシビアなキャリーの距離感や、悪天候時のコントロール性能にもしっかりと応えてくれるようで、「キャリーでちゃんと思っている場所に落ちてくれる。基本つかまりが良いのが好きだけど、これはつかまってくれるし、雨の中でも滑らない」と語る。スピンコントロールと安定したつかまりの良さが、稲森のプレースタイルをさらに盤石なものにしているようだ。

稲森佑貴(撮影/有原裕晶)
植竹勇太:「バックフェースの意匠でシャープに構えやすい。即座にチェンジ!」
練習場で入念にテストを重ねていた植竹勇太は、基本モデルを「新ZXi7」としつつ、5番アイアンだけ「新ZXi5」を入れるというこだわりのコンボセッティングを選択。「テスト行って、そのまますぐに替えた」という言葉通り、即座のスイッチを決断した。
独自の感覚を大切にする彼が新作アイアンに惹きつけられた最大の理由は、顔と視覚的な構えやすさにあった。全体の印象として「顔がちょっとシャープになってます。元々僕は結構マッスルバック系が好きで。そこまでとは言わないですけど、シャープな感じで結構打ちやすいなと、自分の中では思っています」と話す。
さらにデザイン面の特徴についても「顔がシャープというか、バックフェースにスリットというか斜めに凹凸が入っていて、そのおかげで真っすぐに見える。元々真っすぐ系が好きなんだけど、これは真っすぐとまで言わなくてもシャープでいい。だから個人的にフェードが打ちやすい気がする」と分析し、アドレス時の見え方がイメージ通りのフェードボールに繋がっていると明かしてくれた。
また、周囲のプロたちから「音がちょっと鈍くなった」という声が聞かれることに対しても、「たしかにちょっと重たい感じもあるんですけど、でも弾いてくれるみたいな感じですね」と、独特の打感の重さと弾きの良さを両立した仕上がりを高く評価していた。

植竹勇太(撮影/有原裕晶)
三者三様のプレースタイルを持つプロたちが、それぞれ異なる視点から高い評価を下している今回のスリクソン未発表アイアン。ソールの抜け感、ボールの食いつきとつかまり、そして構えやすいシャープな顔つき。これらの進化が今後のツアーでどのような劇的なショットを生み出すのか、ますます目が離せない。
