「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2026」の練習会場で、6月19日に発売されたばかりの本間ゴルフの新作アイアン「T//WORLD IRON」にスイッチした2人の選手を発見した。今回新たに投入したのは森博貴と黒木紀至。シビアな感覚を持つツアープロたちが、なぜシーズン中にもかかわらず他メーカーのクラブからチェンジしたのか。現場でその理由を聞いた。

森博貴「日本の芝に強いのは、やっぱり日本のメーカー」

タイトリスト「T100」から新作の「T//WORLD TOUR V」にスイッチした森博貴が、クラブ選びでまず重視するのは「顔」、そして「抜け感」だという。

新作について「顔がすごくきれいで構えやすいです。打感もフェースにしっかり乗ってくれて、球持ちの良さを感じます」と好感触を得ている。

自身を「打ち込むタイプ」と分析する森は、以前のアイアンでは「自分が思っている以上に突っかかる(ダフる)感じがあった」と語る。しかし、本間の新作は前作よりバウンス角が増えており、入射角がきついスイングでも「クラブがすっと抜けてくれる」とソール性能を高く評価した。

「海外メーカーのものも使っていましたが、やはり日本の芝に強いのは日本のメーカーかなと、戻ってきた感じです」。日本のコースコンディションにアジャストしやすい点が、スイッチの決定打となったようだ。

画像: 森博貴

森博貴

黒木紀至「打感と抜けが最高。流行りのコンボセッティングを採用」

PINGのアイアンからスイッチした黒木紀至は、ロングアイアン(5番・6番)に「T//WORLD Px」を、ミドル~ショートアイアン(7番〜PW)に同「TOUR V」を組み合わせる、ツアーで流行のコンボセッティングを採用した。ロングアイアンに求める「スピンと高さ」を、球が上がりやすいモデルを入れることで満たしている。

画像: T//WORLD Px 5番アイアン

T//WORLD Px 5番アイアン

画像: T//WORLD TOUR V 8番アイアン

T//WORLD TOUR V 8番アイアン

新作の打感について黒木は、「一言で言うと軟らかくて優しい打感です。カチッとした弾きではなく、ソフトな感じで」と、S15C素材がもたらすフィーリングを絶賛する。

また、多くのメーカーのアイアンをテストした中で「打ったなかで、一番抜けと打感のバランスが揃っていた」と本間のアイアンが群を抜いていたことを明かし、練習場での試打で「打ってみて即決でした」とスイッチの経緯を語ってくれた。

画像: 黒木紀至

黒木紀至

2人のプロが共通して評価した「抜けの良さ」と「心地よい軟らかな打感」。結果を求めるツアープロにとって、シーズン中のアイアン変更はリスクを伴う。しかし、日本の芝に合わせたソール設計や、選手の細かなニーズ(コンボセッティングなど)に柔軟に応えられるモデル展開が、彼らにスイッチを決断させたようだ。新たな武器を手にした彼らが、今後のツアーでどのようなプレーを見せてくれるのか注目したい。

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