
Akira-Endo 1979年生まれの47歳。山形県出身
GD 昨年はファイナルQTで自己最高の9位の成績を残されましたね。
遠藤 そうですね。これまで何度もゴルフを辞めよう、競技から退こうって思ったことはあるんですが、QTを受けてそこそこの成績が出ると「またもう1年頑張ろう」って思うんですよね。それだけゴルフが好きというか、本気で辞めようと思っていないのかもしれませんが(笑)。
GD 怪我が原因でスキーは断念したそうですが、それまでゴルフの経験はゼロですか?
遠藤 全くやったこともありませんでした。だからゴルフは19歳からです。そう考えると、26歳でプロになれたのは自分的には早いほうかなという感覚がありました。
GD スキーでプロを目指していたそうですが、ゴルフに転向してプロとしてここまで続けられる未来予想図は描いていましたか?
遠藤 全く描いていませんでしたね。ただ、スキーで怪我をした時もまだ19歳だったので、スポーツの世界でやりたいという思いはありました。膝にやさしいという点で、リハビリを兼ねて始めたゴルフでしたが、結果的に今は本当にゴルフの魅力を感じています。だからここまで続けられているんだと思います。
GD 具体的にどういうところが魅力ですか?
遠藤 そうですね。ゴルフって本当に難しい。意気込んで臨むとダメだったり、意外と気楽にやるとスコアが出たり。まさしくメンタルスポーツなのかもしれませんが、まだまだわからないことだらけです。それに、ゴルフを通して本当に多くの人に出会いました。ゴルフをしていなかったら出会えなかったような人たちとも出会えましたし、年齢を問わず交流ができる点もゴルフの魅力だと思っています。
GD ちなみにプレー中の話ですが、両手グローブですよね。
遠藤 そうなんです。手汗がすごくて。それで右手が滑らないように両手グローブにしています。病院に行って多汗症の診断も受けて、薬なんかも考えたんですが、ずっと飲み続けるのもきついので、両手グローブに行き着きました。今年はアーロン・ライが両手グローブで全米プロを勝ちましたし、自分も負けじとやれるんじゃないかと(笑)。
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遠藤選手は今年から、所属するセブンハンドレッドクラブ(栃木県)で副支配人を務め、二足のわらじを履いて奮闘中です。いわゆる一般的なジュニアゴルファーからプロになった選手らと比べると、15年ほど遅くゴルフを始めた遠藤選手ですが、心技体のうち「心」と「技」の部分では今からがピークと言えるのかもしれません。両手グローブでカップを掲げる日を夢見て、遠藤プロの戦いはまだまだ続きます。
文/出島正登
写真/姉崎正


