2026年7月3日、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の第2ラウンドが栃木県・西那須野カントリー倶楽部(7036ヤード・パー72)にて開催された。天候は曇り時々雨、気温21.5℃、北西の風3.2m/sという気象条件の下でのプレーとなった。グリーンのスティンプは初日と同じく10、ファームネスは296に設定され、カットラインは6アンダーと各選手が大きくスコアを伸ばす激しいバーディ合戦が繰り広げられた。

ノーボギーの「64」!“不得意コース”で暫定首位タイに立った藤本佳則

通算12アンダーまでスコアを伸ばし、暫定首位タイに躍り出たのは藤本佳則だ。第2ラウンドは圧巻8バーディ・ノーボギーの「64」で猛チャージを見せた。

直近の空き期間にはキャディを経験したというが、「ただ苦しいだけです。やりたくはないです」と笑顔で振り返った。実は本大会で予選を通過したことがなく、コースの印象を「不得意」とバッサリ斬る藤本。しかし、「我慢比べの方が僕は得意ですね。スコアが出るコースなので、チャンスはしっかり獲らないと置いて行かれる」と語り、伸ばし合いの展開にもしっかりと食らいついている。

画像: 藤本佳則(写真は26年日本プロゴルフ選手権大会、撮影/岡沢裕行)

藤本佳則(写真は26年日本プロゴルフ選手権大会、撮影/岡沢裕行)

今野大喜がショットの安定感で猛チャージ!通算12アンダーで暫定首位タイに並ぶ

藤本と同じく通算12アンダーの暫定首位タイに浮上したのが今野大喜だ。第1ラウンドの「67」に続き、第2ラウンドでは7つのバーディを奪いノーボギーの「65」をマークした。

「今日はショットが安定していたので、バーディチャンスが結構多い1日でした」と振り返る今野。天候が安定していたことも味方し、「ピンチなく、予選ラウンド2日目としていいゴルフができた」と手応えを口にした。

特に10番の出だしで6メートルのバーディパットをイメージ通りに沈めたことが、「すごいいい流れをうんでくれた」という。 好位置で週末を迎えることについては「たくさんチャンスがあるコースだと思うので、1つでも上の順位に上がりたいなっていうことしか考えてないですかね」と冷静ながらも上位進出への強い意欲を見せた。

画像: 今野大喜(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

今野大喜(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

ドライバーはわずか3回。河本力が「歩き方」を意識して1打差の暫定3位タイへ

首位タイの藤本と今野を1打差で追う暫定3位タイにつけたのは、通算11アンダーとした河本力だ。初日の「68」に続き、第2ラウンドを8バーディ、1ボギーの「65」でまとめた。

この日、河本が一番意識していたのは「歩き方」だという。トレーナーや姉からのアドバイスを受け、「姿勢よく歩こうや、巻き肩・猫背にならないように」と常に意識を巡らせていた。「考えることがあることで勿体ないミスも減ったと思いますし、ミスしても後悔することなく、次のことへ集中できる」と、この取り組みが精神的な安定と高い集中力に繋がっている。

この日ドライバーを握ったのは6番、11番、16番のわずか3ホールのみに抑えるなど、冷静で徹底されたマネジメントも光っている。

画像: 河本力(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

河本力(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

驚異の「62」! 出水田大二郎が18ホール最多バーディタイ記録を樹立

この日、会場を最も沸かせたのは出水田大二郎だ。1ラウンドで12個のバーディを量産し、ツアーの18ホール最多バーディタイの記録を樹立した。初日は「72」と出遅れたものの、第2ラウンドを12バーディ・1ダブルボギーの「62」という驚異的なスコアで回り、一気に通算10アンダー・暫定5位タイまで順位を押し上げた。

「1Rがあんまり上手くいかなかったけど、調子は悪くないので冷静にやればいい結果になると思っていました」と出水田。爆発的なバーディラッシュの裏にはパッティングの好調があり、「関西OPからアームロックに変えていて。金子駆大くんを師範と呼んでいて、完全に真似ています。クロスハンドでスタンス無くして、それからフィーリングいいですね」と、新スタイルが完全にフィットしていることを明かした。

画像: 出水田大二郎(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

出水田大二郎(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

劇的イーグル&OBからのパーセーブ!粘りのゴルフを見せた小斉平優和

出水田と同じく通算10アンダー・暫定5位タイの好位置につけたのが、1イーグル・4バーディ・1ボギーで連日の「67」をマークした小斉平優和だ。

この日は「調子は良くなかったです。チャンスのパットが全然決まらなくて」と苦しい展開だったが、要所で素晴らしい粘りを見せた。10番(パー4)では残り105ヤードからのセカンドショットを直接沈めてイーグルを奪取。続く11番(パー5)ではティーショットでOBを叩いたものの、見事にパーセーブで切り抜ける底力を発揮した。

「パターが入らなかったですけど、耐えられたと思います」と語り、決勝ラウンドに向けても「やることは変わらず、フェアウェイに置いて、パターをしっかり入れたいです」と前を向いた。

画像: 小斉平優和(写真は26年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

小斉平優和(写真は26年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

予選ラウンドを終え、いよいよ舞台は決勝ラウンドへ。驚異的なバーディラッシュが飛び交う今大会、順位が激しく入れ替わる「ムービングサタデー」となる明日は、果たしてどんなドラマが待っているのか。選手会が主催する熱き戦いが佳境を迎える週末の西那須野カントリー倶楽部から、ますます目が離せない。


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