
18番プレーオフ2ホール目、セカンド地点へ歩く6選手。左から宮澤美咲、神谷桃歌、前多愛、永井花奈、倉林紅、長澤愛羅(アマ)
まずは資生堂・JALレディスオープン。天候不順のため54ホールに短縮された大会は大混戦。なんと7人が12アンダーで首位に並んだ。
倉林紅、宮澤美咲、前多愛、長澤愛羅(アマ)、永井花奈、神谷桃歌、菅楓華の7人。7人によるプレーオフは史上最多。それまでの最多記録は1984年の美津濃トーナメントの6人だった。
結果はツアールーキーの倉林がプレーオフ2ホール目でバーディを奪って優勝したのだが、7人のプレーオフとなると組み合わせが問題だった。最初は本戦で上がってきた順に3人、4人の2組による組み合わせでスタート。7人のうち1人が脱落したので、2ホール目は6人1組でスタート。6人で回るなら、最初から7人でもよかったのでは……という意見が出ていた。スタート順による有利、不利が考えられるからだ。同時なら条件は同じになろう。
TV解説者のタケ小山氏は「有利・不利は考え方によってそれぞれイーブンだと思います。それより、7人だとグリーンでのボールの“混雑”というか、“重なり”が出てしまうことを競技委員会は嫌ったのではないですか。ではなぜ6人ではいいのか? という問題にはなりますが、その時の状況判断かと」と苦笑。
史上初といえば、2戦前に行われたニチレイレディスも「プレーオフで最長の2時間6分、最多タイの7ホール」の記録となった。
これらプレーオフでの記録続出の理由は……。
「一言でいえば実力が拮抗している選手たちばかりだから。アメリカのLPGAツアーに参戦している15人でこれまで30勝くらいしています。彼女たちがおらず、さらに小祝さくらが不調なのも大きい。ぼくは確実に選手層が薄くなり、空洞化が始まっていると見ています」(前出・タケ氏)。
波乱含みの女子ツアーは後半戦へと戦いを移していく。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年7月28日号「バック9」より
撮影/岡沢裕行
