「自分のゴルフにフォーカスできた」森守洋コーチとの夜間修正が実を結んだ阿部未悠

昨夜森コーチとスウィング修正したことが功を奏した阿部(撮影/大澤進二)
「今までのことよりは、今日良いゴルフができて本当に良かった」と、安堵と喜びの表情を見せた阿部未悠。前日まで「ショットの感覚が良くない」と漏らしていたが、3日目終了後にすぐ森守洋コーチと連絡を取り合ってスウィングを急遽修正。下からあおるように入っていたイメージをなくし、上から下に振っていく本来のフェードの軌道へとアドレスを含めてアジャストした。
朝の練習場でもこの修正を繰り返し、自信を持ってスタートすると、1番で幸先よくバーディを奪って一気に流れに乗った。

熱中症対策で氷嚢を頭の上に乗せる阿部(撮影/大澤進二)
中盤の13番(パー4)ではティーショットを右ラフに入れ、2打目をピンまでわずか3.5ヤードというニアサイドのバンカーに外す最大のピンチを迎えるも、「これが今日の一打」と振り返る絶妙なバンカーショットで見事にパーセーブ。流れを繋ぎ止めると、終盤の15番からは3連続バーディの猛スパートを見せた。
前週の大会では2位と惜敗し、応援してくれる周囲への申し訳なさから悔し涙を流していた阿部。
「絶対に今シーズンは勝つぞという強い気持ちになった」というその誓いを見事な形で証明してみせた。また、オフの趣味であるカメラ撮影で念願の珍鳥「シマエナガ」を撮影できたエピソードを明かし、「いいことあるかなと思っていたら勝てて本当に良かったです」とはじける笑顔を見せ、毎週会場に同行して身の回りの世話をしてくれる母親へも「感謝しかないです」と最愛の家族への感謝を口にした。
「早く今季1勝目を」荒木優奈が「64」をマークし単独2位

惜しくも勝利はできなかったものの、手応えを感じている荒木(撮影/大澤進二)
単独2位に入ったのは、最終日に8アンダー「64」の猛チャージを見せた荒木優奈だ。後半インコースで12番のボギーを挟みつつも、14番から4個のバーディを量産し、通算18アンダーまでスコアを伸ばす。
「伸ばし合いについていくためには、たくさんバーディを取らないといけないと思っていた。しっかり良い上がり方ができて良かった」と振り返り、トップ10滑り込みを狙う集中力がこのビッグスコアに繋がったと明かした。「後半戦に向けていいプレーができた。早く今季1勝目を挙げられるように頑張りたい」と、今後の戦いへ向けて力強く前を向いた。
「楽しいゴルフができている」ツアー復帰のテレサ・ルーが3位タイの大健闘

8バーディ、ノーボギーと隙の無いゴルフで観客を魅了したテレサ・ルー(撮影/大澤進二)
通算17アンダーの3位タイには、同じく最終日に「64」をマークしたテレサ・ルーが食い込んだ。8バーディ、ノーボギーというベテランらしい完璧なラウンドを披露し、一時はクラブハウスリーダーとして後続を待っていた。
「久しぶりのノーボギー8バーディで良かった。自分ができたことは出し切った」と満足感を漂せた。今年から本格的にツアーに復帰し、久々の優勝争いに「自信がつきました。今の若い子たちは毎週試合に出ていて疲れないのが羨ましい。私は体力が落ちているから、早めにたくさんバーディを取る作戦でいかないとね」とお茶目に語りつつ、楽しいゴルフができていると確かな手応えを掴んだ様子だ。
【明治安田レディスゴルフトーナメント 最終スコアボード】
1位:阿部 未悠 -20
2位:荒木 優奈 -18
3位T:テレサ・ルー -17
3位T:仲村 果乃 -17
3位T:鈴木 愛 -17
6位T:小祝 さくら -16
6位T:キム スジ -16
6位T:吉澤 柚月 -16

