グリーン外まで響く極上の打音

早速練習グリーンでファントム12を試した永峰。グリーン外まで打音が響いていた(撮影/有原裕晶)
まずは「ファントム12」の基本性能についてツアー担当の澤岩男氏に話を聞いた。
「『ファントム』シリーズの中でも、最も深く低い重心を備え、慣性モーメントが高く、直進性と寛容性に特化したモデルです。前作の『ファントム X12』が持つハイMOIモデルとしての位置づけは継承しつつ、完全に新しくリニューアルされいるのが今回の『ファントム12』です。具体的変わった部分は、ボディ本体に軽量なアルミニウムを使用し、その周りを囲むフレームに重量のあるステンレススチールを配置したことです。重量を左右と後方に極限まで配分しているため、オフセンターヒット時でもヘッドがブレにくくなりました。加えてアルミニウムフェース面には緻密なミーリング(チェーンリンクミーリング)が施されており、心地よい打感でボールをしっかりと押して転がせる仕上がりになっているんです」(澤)
実際にプロが試している姿を見ていると、こちらまで「トン」というやや低めの重い打音が聞こえるほど打感や打音に特徴があるように感じた。
即投入が2名! そんなにいいんですか?

早速ファントム12を試した4名のプロたち
では早速、練習場グリーンで試していたプロたちはどんな印象を持ったのか。まずは今週の試合から投入を示唆している永峰咲希。
「ポンッと置いたときの据わりがいいのが第一印象です。据わりがいいと手元で変な調整をせずにスッと収まってくれるのでターゲットに対してラインを取りやすいですし、転がりがいいのがいいですね。加えてアライメントラインが長めなのもストロークのしやすさに影響している気がします」と好印象を持っていた。
そしてもう一人、即投入を決めたのは脇元華。
「顔がいいのとストロークがしやすいのがかなり好印象でした。今週のグリーンが少し重めなのもあるのでエースのパターがあるのですが、今週はこのファントム12の転がりの良さを生かしてグリーンを攻略していきたいと思っています」と初日から使用することを公言していた。
そのほかにも三ヶ島かなや髙木優奈の2名がグリーン上でテストを行っていたが、まだ調整の余地があるとのことで今週のバッグインまではならなかったが、「打感が軟らかくて、かつしっかり感があるので転がりがいいです」(三ヶ島)、「この『ファントム12』のような安心感がある大きめなヘッドが好きなので、いろいろテストしていきたい」(髙木)と両者ともに好印象を持っていた。女子ツアーでお披露目された「ファントム12」は、23日より一般発売も開始される。新たなハイMOIのパター、一度手に取ってみるのもありだろう。

