初日から大混戦!4人が首位に並ぶ
初日は鈴木、金田、初優勝を狙う池ヶ谷瑠菜、今季2勝目、通算3勝目を目指す入谷響が4アンダー68で首位に並んだ。
2023年大会の覇者・鈴木は6バーディ、2ボギーの内容。序盤に2つのボギーを先行させる苦しい立ち上がりとなったが、4番、5番の連続バーディで立て直した。圧巻は7番パー3でのチップインバーディ。「アプローチが強く入ったけど、それが入ってくれたことで流れに乗れた」とターニングポイントを挙げた。
歴代優勝者の鈴木愛は貫録の首位スタート
前々週通算500試合出場を達成した金田はパッティングがさえ、今季初の首位タイ発進。「スタートホールから構えた感じが気持ちよかった。ボールの線をラインと雰囲気が合った日でした。今日は23パットでした」。年齢的に体力の変化を感じてはいるが「引退するまでにもう1勝したい」と前を向いた。

金田久美子はパットが冴え渡った
池ヶ谷は6バーディ、2ボギーの68。4番でのバーディの後、5番でボギーをたたいたが、6番から9番まで怒とうの4連続バーディを奪取した。今週は練習の8割をパッティングに費やしたそうで「これまでやってきたことがハマってくれた」と手ごたえを口にした。

池ヶ谷瑠菜は自身初のレギュラーツアーでの首位スタートを切った
入谷も6バーディ、2ボギーで回り「不安はあったが、とにかく振っていこうと決めていた」と強気の姿勢を貫いた結果のトップタイ発進。オープンウィークに中嶋常幸に助言をもらい、心身の立て直しが功を奏した。

入谷響はショットに不安を抱えながらも、豪快に振り切った
1打差3アンダー5位タイには安田と吉澤ら4人がつけた。安田は序盤のボギーを7番からの4連続バーディで取り返し「ラフからのリカバリーもうまくいった」と充実の表情を見せた。前戦で今季初の予選落ちを喫した吉澤も「次の試合が重要だと思っている。しっかりしなきゃという気持ちです」と気合を入れた。
安田祐香、吉澤柚月が通算5アンダーで首位タイ
2日目は安田と吉澤が通算5アンダーで首位に並んだ。安田は4バーディ、2ボギーの70で回り「風も強くて難しい中でのラウンドでしたが、チャンスでしっかり獲ることができて、耐えるゴルフができました。昨日より内容がよかったと思います」と笑顔で自己評価。昨年の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」以来となる通算3勝目を目指す最終日へ向けては「いつも通りに過ごして、久しぶりの優勝争いを楽しみにしたいです。すごく難しいコースなのでミスを少なくしたい」と目線を上げた。
吉澤は5バーディ3ボギーの70で回った。2、3番で連続ボギーをたたく苦しい出だしだったが、6番でバーディを奪って流れを変え「今日はタフなコンディションの中でも2アンダーで回ることができてよかったです」と振り返った。今季は予選落ちが前々週の1度だけで、初優勝に手が届くところまできている。「耐えることが大事なので(この日の)最終ホールのバーディが明日につながると思います」と自分を奮い立たせるように話した。

左から安田祐香、吉澤柚月
初日にトップに立った金田は5バーディを奪いながらも3ボギー、1ダブルボギーの72にとどまった。首位に1打差3位へ後退したが、2022年「樋口久子三菱電機レディス」以来の通算3勝目へ逆転の可能性は十分で「今日は難しすぎて18ホールが長く感じた。明日はあまり意識せずに自分のプレーに集中したい。明日は風と仲良くして微妙な1、2メートルのパーパットをしっかり沈めていきたいです」と話した。
永井花奈、藤田かれん、蛭田みな美、仲村果乃は通算3アンダー4位に並び、最終日に逆転優勝を狙える位置につけた
吉澤柚月が混戦を制し初優勝
最終日は吉澤が先手を取った。2番で4メートルのバーディパットを決めて単独首位に立ち、最後まで首位を明け渡さなかった。前半アウトを3バーディ、1ボギーの34で回り、最終日バックナインも2バーディ、1ボギーの内容で危なげなく乗り切った。
今季は自身の開幕戦から好調をキープ。前々週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で初の予選落ちを喫したが、しっかりと立て直して初優勝をもぎ取った。優勝インタビューでは「すごくホッとしている気持ちと、すごくうれしい気持ちといろんな感情が混じっています。優勝したい気持ちは強かったんですけど、本当に難しいなっていうのを感じていたので、その中で最終日にこのプレーができたのはすごく自信になりました」と喜びをかみしめた。
見事に初優勝を達成した吉澤柚月
2打差4位タイから出た永井が3バーディ、ボギーなしの69で回り、通算6アンダー2位。AIG女子オープンから帰国直後の大会でも結果を出し「3日間で一番いいゴルフができました。結果は悔しいですが、得意ではないコースなのでしょうがないですね」と振り返った。
AIG女子オープンから帰国しての参戦だった永井花奈は単独2位
今季初優勝、通算3勝目を狙った安田は2バーディ、2ボギーの72と伸ばせず、通算5アンダー3位にとどまったが「久しぶりに優勝争いができてうれしかったですし、楽しかったです」と冷静に受け止めた。
安田祐香は伸ばし切れず惜しくも3位でフィニッシュ
金田はバーディなしの7ボギー、1ダブルボギーの9オーバー81と大きく崩れ、通算5オーバー44位で3日間の戦いを終えた。ディフェンディングチャンピオンの河本結は通算3オーバー35位タイだった。
女子ゴルフの今季国内ツアー第22戦の「NEC軽井沢72」は、8月14日に長野県・軽井沢72G北Cで開幕する。




