「海外で勝った人」と思われるプレッシャーと、祝福で深まる優勝の実感

海外メジャーで勝利した一方で、若干のプレッシャーも感じているという桑木(写真はサントリーレディスオープン 最終日)
帰国後はメディア対応やトレーニングをこなしつつ、「岡山に帰ってゆっくり過ごしました」とリフレッシュした様子を明かした桑木志帆。しかし、大会会場に入ると周囲の空気の変化を強く感じているという。
「優勝したときよりも実感が湧いてきました。皆さんから『おめでとう』と言われるのが本当に嬉しいですし、今日のプロアマ大会のゲストの方からお祝いしていただけたのも光栄です」と表情をほころばせる一方で、「『海外で勝った人』と思われている感覚や、周囲からの視線、ギャラリーの方々の声掛けなど、いつもとは違った雰囲気を感じています」と率直な心境を明かした。
少しずつプレッシャーを感じ始めているというが、「試合が始まれば集中できますし、その状況も楽しみたいです」と頼もしく語った。
「日本と変わらないプレーだった」AIG女子の死闘とプレーオフの舞台裏

「AIG女子オープン」でメジャー初優勝を飾った桑木志帆(写真/R&A提供)
AIG女子オープンでの激闘の映像を見返した感想を問われると、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長とのやり取りを明かした。
小林会長から「日本と変わらないようにプレーしていたね」と声をかけられたといい、自身でも「緊張感というよりは、ゴルフを楽しめているなと思いました」と振り返る。プレーオフについても、「戦っている最中は本当にドキドキしていましたが、外から映像で見たら意外とそんな風には見えないなと思いました」と笑顔を見せた。現在のゴルフの状態についても「そんなに悪くないかなという感じです」と順調な仕上がりを口にしている。
雨の軽井沢攻略法と、見据える「年間女王」のタイトル

雨が降るコンディションの中でパターも課題に挙げた桑木(写真はサントリーレディスオープン 最終日)
今大会の舞台となる軽井沢72ゴルフ 北コースは、降り続く雨により重いコンディションが予想される。桑木は「ずっと雨が降っていて、グリーンもフェアウェイも水がある状態です。パターもしっかり打たないと届かないシーンがあったので、特にショートパットはフェースの芯で捉えるようにしたいです」とコース攻略のポイントを挙げた。
AIG女子OP制覇により800ポイントを獲得し、メルセデス・ランキングでも優位に立つ桑木。「予選通過は必ずしたいですし、まずはプレッシャーに勝つことが大事」と気を引き締めつつ、「800ポイントをもらえて年間女王のタイトルに近づいたと感じているので、年間女王を絶対に獲りたいですし、国内メジャーも狙っていきたいです」と力強く宣言。全英女王としての誇りを胸に、夏の軽井沢で新たな戦いに挑む。
写真/有原裕晶
