今季の男女メジャー全9戦中6勝するなどツアーを席巻し、市場でも大ヒットを記録しているテーラーメイドの最新作「Qi4D」ドライバー。その圧倒的な強さの秘密は何か。今回、日本のメディアとして初めてテーラーメイドのフィッティングの聖地「ザ・キングダム」(米カリフォルニア州)への潜入取材し、開発のキーマンを直撃した。

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テーラーメイド開発担当者に直撃!「Qi4D」秘密に迫る10の質問 #フィッティング #テーラーメイド

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「ステルス」から始まったカーボンウッドの真価

画像: テーラーメイド本社に隣接する「ザ・キングダム」。マキロイらトップ選手が訪れ、クラブテストやフィッティングを行う。一般ゴルファーに向けても限定枠があり、フィッティングを受けられる(撮影/田邉安啓)

テーラーメイド本社に隣接する「ザ・キングダム」。マキロイらトップ選手が訪れ、クラブテストやフィッティングを行う。一般ゴルファーに向けても限定枠があり、フィッティングを受けられる(撮影/田邉安啓)

米カリフォルニア州カールスバッドにある「ザ・キングダム」は、選ばれしツアープロたちが自身のクラブを極限まで磨き上げるための特別な場所であり、世界最高峰のフィッティング施設だ。広大なテスト環境と、最新鋭の計測機器が揃うこの聖地で出迎えてくれたのは、シニアプロダクトマネージャー(メタルウッド担当)のチャンドラー・カー氏。テーラーメイドに約20年在籍し、数々の革新的なギアを世に送り出してきた人物である。

画像: Chandler Carr(チャンドラー・カー) テーラーメイド シニアプロダクトマネージャー(メタルウッド)

Chandler Carr(チャンドラー・カー)
テーラーメイド シニアプロダクトマネージャー(メタルウッド)

テーラーメイドのウッドの歴史において、大きな転換点となったドライバーを聞くと、カー氏は2つのモデルを挙げた。

画像: カーボンフェースを採用して話題をさらった「ステルス」(左)。往年の名器を305㏄のヘッドサイズで復活させた「r7 クアッド ミニドライバー」(右)

カーボンフェースを採用して話題をさらった「ステルス」(左)。往年の名器を305㏄のヘッドサイズで復活させた「r7 クアッド ミニドライバー」(右)

「まずは『ステルス』です。業界に先駆けて世界で初めてカーボンフェースを市場に投入したことは、まさに歴史的な出来事でした。そしてもう一つは『r7 クアッド ミニドライバー』です。史上最も人気の高かったドライバーを、ミニドライバーとして再構築できたことは私のキャリアにとってもハイライトと言える素晴らしい機会でした」

チタンに対するカーボンの真の価値は、単に「クラブを軽くすること」自体にはない。

「第一の目的は『余剰重量の創出』です。カーボン化で大幅な軽量化を図り、そこで生まれた貴重な重量をヘッドの最適な位置へ再配分することで、ボール初速の向上スイートエリアの拡大を実現できるのです。

画像: フェースの軽量化によって様々なメリットが生まれる(撮影/姉﨑正)

フェースの軽量化によって様々なメリットが生まれる(撮影/姉﨑正)

そしてもう一つ、これは見落とされがちですが、他社には真似できない『製造の一貫性』があります。カーボンのフェースは、超高精度なバルジ&ロール(フェースの上下左右の曲面)を毎回寸分違わず再現できるのです。お店等で試打したクラブと実際に購入するクラブが、まったく同じ性能を発揮します。製品ごとの個体差を心配する必要はありません」

ツアープロが続々と「Qi4D」にスイッチした理由

最新作「Qi4D」ドライバーは、そのカーボンの特性をさらに昇華させている。フェース表面のPU(ポリマーコーティング)カバーの微細なテクスチャーにより、ドライでもウェットでも一貫したスピン量を維持。さらに、カーボンの層の重ね方を改良し、狙い通りの硬度を持たせることに成功した。

画像: モデルによって、カーボンの組み合わせ方などの「レシピ」を変更している「Qi4D」シリーズドライバー(撮影/三木崇徳)

モデルによって、カーボンの組み合わせ方などの「レシピ」を変更している「Qi4D」シリーズドライバー(撮影/三木崇徳)

「これにより、ヘッド形状やターゲット層に応じて素材の『レシピ』を変更し、スピードやたわみ方を精密にチューニングできるようになりました。コア、LS、MAX、さらにはレディスモデルに至るまで、あらゆるゴルファーにとって最も効率的な性能を引き出せるのです」

実際、トッププロたちがテスト直後にこぞって「Qi4D」へスイッチしたことは記憶に新しい。その理由についてカー氏は自信をのぞかせる。

画像: 「Qi4D」ドライバーを駆使し、史上4人目となるマスターズ連覇を果たしたローリー・マキロイ

「Qi4D」ドライバーを駆使し、史上4人目となるマスターズ連覇を果たしたローリー・マキロイ

「開発の核心は、テーラーメイド史上『最も速く、最もフィッタブルなドライバー』にすることです。特にコアモデルは、4つの可動式ウェイトと空気抵抗を抑えた形状を採用しています。カーボンフェースによる高い一貫性により、打った瞬間に誰もが結果を実感できます。プロが即座に変えたのは、一目瞭然の結果が出たからです」

弾道ではなく「打点」を操る。最先端のフィッティング

「Qi4D」の魅力を最大限に引き出すのが、ザ・キングダムならびに同社の施設で行われている最先端のフィッティングだ。そこで鍵を握るのが、可動式ウェイト(TASウェイト)を用いた重量調整だ。一般的には、このウェイトを「弾道の左右幅を調整する」ためのものと考えがちだが、同社のフィッティングは次元が違う。

画像: ウェイト、シャフト、スリーブなど多彩な調整によって、最適な打点へと導ける「Qi4D」

ウェイト、シャフト、スリーブなど多彩な調整によって、最適な打点へと導ける「Qi4D」

「優秀なフィッターは、ウェイトを『打点位置を調整するために使います。たとえばフェースの下目に当たってスピンが増えすぎるプレーヤーなら、ウェイトを前方に移動させることで、打点位置を適正にコントロールできるのです。インパクト時のダイナミックロフトがつきすぎていないか、インサイドアウトのアッパーブローか、アウトサイドインのダウンブローかといったスウィングの癖に合わせて、重心位置を変えることで打点を最適化します」

「2年サイクル」の真の意味とは?

テーラーメイドは今年、主要モデルの製品サイクルを2年に1回へ変更すると発表した。これには、企業としての重要なメッセージが込められている。

画像: 「Qi4D」の性能に自信があるからこそ、このタイミングで2年サイクルに踏み切った(撮影/三木崇徳)

「Qi4D」の性能に自信があるからこそ、このタイミングで2年サイクルに踏み切った(撮影/三木崇徳)

「最優先事項は、ゴルファーとの信頼関係を築くことです。クラブは高価な投資です。買ってわずか8カ月後に型落ちになるようでは、お客様との信頼は築けません。十分な期間を設けることで、我々R&D(研究開発)チームにとっても、クラブを極限まで精査・チューニングする時間が与えられます。『本当にゴルフが上達し、プレーを楽しんでもらうため』と私たちは願っているのです」

現在の最高基準(ゴールドスタンダード)」だとカー氏が胸を張る「Qi4D」。しかし、テーラーメイドの探求は止まらない。

画像: 「『Qi4D』が現在の最高基準であり、我々の目の前に立ちふさがっている壁もまた『Qi4D』なのです」(撮影/田邉安啓)

「『Qi4D』が現在の最高基準であり、我々の目の前に立ちふさがっている壁もまた『Qi4D』なのです」(撮影/田邉安啓)

「いま我々の前に立ち塞がっている壁は、まさにこの『Qi4D』なのです。これを超えるべく、すでに精力的に開発を進めています。いずれ皆さんにその革新的なモデルをお披露目できる日が来ることを我々も楽しみにしています」(カー氏)

革新とこだわりが詰まった「Qi4D」ドライバーの完成度の高さをぜひ動画でも確認してほしい。

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テーラーメイド開発担当者に直撃!「Qi4D」秘密に迫る10の質問 #フィッティング #テーラーメイド

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