ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は「”倶楽部対抗”という団体戦の面白さ」がテーマです。
画像: 超”ガチ”な団体戦、「倶楽部対抗」の面白さ、とは?(写真はイメージ)

超”ガチ”な団体戦、「倶楽部対抗」の面白さ、とは?(写真はイメージ)

「倶楽部対抗」という競技の世界

最近ではペア戦や、4人1チームのスクランブルゴルフの大会など、団体戦の競技も増えてきましたね。今回はそんななかでも一番「ガチ」な倶楽部対抗競技についてお話していきたいと思います。

関東ゴルフ連盟(関東といっても新潟や長野も含まれます)が主催する「関東俱楽部対抗」はゴルフ倶楽部を代表するチームが競い、毎年関東ナンバーワン倶楽部を決める大会です。男子と女子それぞれの競技があってこれがなかなか面白い世界なのです。

2026年の決勝競技は6月に終わっていますが、一都十県から405倶楽部が予選にエントリー。地区毎に22会場に分かれて決勝への道を争いました。

男子の場合、各チームは、年齢別に55歳以上のAクラス4名、年齢制限無しのBクラス4名が出場し各クラスの上位3名の合計スコアで争います(地区によっては3名出場上位2名のスコアで争う場合もあり)。女子の場合、クラス分けは無し、5名の内、50歳以上の選手を2名以上含めるというレギュレーション。2026年は242倶楽部がエントリーしました。

そう、男子で言うと3000人、女子で1500人近くも参加する一大イベントなのです。この大会に参加するには、関東ゴルフ連盟に所属するゴルフ倶楽部の会員にならなければならないわけですが、倶楽部の代表選手の選考がまた熱い。

多くの倶楽部が毎月行われる「研修会」の成績の年間成績上位者を選手に選考する方法を取っています。一年間を通した選考レースで、選手たちは倶楽部の代表の座を目指して熱い戦いを続けていくことになります。

チームのレベルは倶楽部によって様々、予選突破を必須と考えている常連倶楽部から、「参加することに意義がある」というレベルのチームまで。

全ての選手は、「その倶楽部を代表する選手」として出場するわけで、選ばれればそれなりにステータスも得られますが、「恥ずかしい成績は出せない」というプレッシャーも大きくなります。倶楽部によっては練習ラウンドのプレー代などを負担してくれる場合もあり、それも嬉しい反面、責任を感じることにもなります。

そしてほとんどの倶楽部が用意するのが、ユニフォーム。所属倶楽部のロゴや名前の入ったウェアを着用してのプレーは正にアマチュアゴルファーの晴れ舞台といった風情です。そうそう、女子ではこの「ユニフォーム選び」の段階から大いに盛り上がるようです。

競技当日は、もちろん貸切。コロナ以前は、駐車場にはチーム毎のテントが用意され、そのテントには各ゴルフ場が用意してきた食事や飲み物が並べられ、キャディさんなどゴルフ場の従業員やメンバーも総出で応援に駆け付け、さながら大人の運動会といった雰囲気になります。

コロナ以降はスループレーやギャラリーの入場制限が一般的になって、少し寂しくなりましたが、それでもスタートするティーイングエリア周辺には各倶楽部の支配人など、数十人の関係者がプレーを見守ることになります。

アマチュアゴルファーが少人数でもギャラリーが居る中でのプレーを体験する機会は少ないでしょう。スタートコールも行われ、普段、所属倶楽部の勝手知ったるコースで好成績を収めてきた選手でも、この雰囲気に呑まれてカチカチに緊張してしまう人もいます。

団体戦というのは、個人戦と違い「チームに迷惑をかけたくない」というマインドが強く働きます。一番避けたいのが、「4人中、上位3人のスコアで競う」という場合に4番目のスコアになってしまうこと。いわば「お味噌」ってヤツで、チームに全く貢献してないことになってしまいます。

そんなこんなで様々な思惑が重なり合い、独特な雰囲気を醸し出す「倶楽部対抗」という世界。関東以外でも北海道から九州まで、各地区連盟主催の「俱楽部対抗」競技が行われているようです(西日本ではインタークラブ競技という名称)。

今回は一番ガチな団体戦、俱楽部対抗の世界をご紹介しましたが、様々なレベルのゴルファーが楽しめる団体戦も数多く開催されています。団体戦ならではのプレッシャーも含めて、楽しさを体験してみていただけたら、ゴルフの楽しみが広がることと思います。


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