オフのテストを経て、いざ実戦へ
比嘉がこの新しいアイアンに出合ったのは今年のオフシーズン。沖縄でクラブテストを兼ねた練習を行っていた際、ブリヂストンの担当者が持ち込んだのがきっかけだったという。「そこからずっと感触は良かった」と語る比嘉だが、実戦で使うのは今回の試合が初めてとなる。これまで愛用していたミズノのアイアンも念のため会場に持ち込んでいるものの、まずは今週の試合で「感覚」を確かめる構えだ。

ブリヂストン新作アイアン「B-FORGED 100CB」#6~9と#PWを投入していた
気になる打感について尋ねると、「昔からやっぱり(ブリヂストンは)いいので、その辺は。ミズノも打感とかはすごくいいので、そこまで大差はないです」と高評価。一方で、「地面に当たった時の抜け感」にミズノとは異なる部分を感じているという。「打った時に感触違うなってとこはあるんですけど、飛んでる球はイメージと離れた球が出てるわけじゃない」と、確かな手応えを口にした。
今大会の舞台である草津カントリークラブは標高1004mと高い場所に位置している。「テストとは言っても、今週は標高がある分、ちょっと距離感の部分はどうかなっていうのはあるんですけど。楽しみながら試合で試したいなと思ってます」と実戦での微調整すらも前向きに捉えている。
アイアン選びの絶対条件は「顔」
アイアン選びで最も大事にしているポイントを尋ねると、間髪入れずに「顔ですね」との答えが返ってきた。
「まず『打ちたいな』っていうような感じの顔が一つ。なんかすっきりしてる感じが好きで、構えた時に自分が『嫌だな』って思うと、やっぱり試したくなくなっちゃうみたいな感じはやっぱあるので。第一に顔です」

B-FORGED 100CB #7 顔(左)フェース(右)
プロにとって、アドレスした時に安心感とインスピレーションを与えてくれる「好みの顔」であることが、性能以前の絶対条件のようだ。100CBのシャープで洗練されたルックスは、比嘉の厳しい眼力にも見事に応えたと言えるだろう。

B-FORGED 100CB #7 バックフェース
目指すは自身初の「大会連覇」
JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP終了時点でのスタッツを見ると、比嘉は平均ストローク「70.570」で13位、パーキープ率「88.000」で10位と安定したプレーを続けており、今年から変更になったポイントランキングは29位(賞金ランキングも23位/1331万7897円)につけている。また、今大会のようなバーディ合戦で鍵となるバーディ率も「4.040」(23位)を記録している。
大会連覇のプレッシャーについては、「正直、聞かれるまで何も気にしていなかった」と自然体を強調した。過去にもディフェンディングチャンピオンの経験はあるものの、連覇は未経験であることから「経験として2連覇したい」と、静かに闘志を燃やしている。

比嘉一貴
新しい武器を手にどのような爆発的なスコアを見せてくれるのか、本戦でのプレーから目が離せない。

