8月22日(土)、「~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント」は、連日のサスペンデッドを受け、第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われている。バーディ合戦がさらに熱を帯びる中、第2ラウンドで驚異的なスコアが飛び出した。中野麟太朗が2イーグル・8バーディ・1ボギーの「61」を叩き出し、11アンダーという怒涛のスコアで大会コースレコードを更新。通算17アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイに急浮上した。これまでのコースレコードは、平本世中らが記録した「62(-10)」であったが、それを1打更新する見事なプレーを見せた。歴史的ラウンドを終え、プロ初優勝を目指せる位置につけた中野のインタビューをお届けする。

大会コースレコード「61」をマーク!自身初の11アンダー

「11アンダーって初めてですね。10アンダーは1回『東建ホームメイトカップ』でやって以来です。良かったです」と、自身のベストスコア更新に安堵の表情を見せた中野。

驚異的なスコアの裏には、序盤のピンチを跳ね返す精神力があった。「最初ボギーが先行して『まずいな』と思ったんですけど、コース的にはスコアが出るコースなので、意外とポジティブに捉えられました。次のホールでバーディが取れて、とりあえずトントンにできました」と、冷静な気持ちの切り替えがビッグスコアの土台となった。

画像: 中野麟太郎(撮影/姉崎正)

中野麟太郎(撮影/姉崎正)

圧巻の連続イーグル!13番では直ドラの勝負手も

この日のハイライトは、中盤で飛び出した2連続イーグルだ。

「12番(パー4)ですかね。ワンオンを狙うかどうか結構悩んだ結果、乗ってくれたのがで良かったですね。距離はすごく長くて15メートルくらいありました。2連続イーグルは、試合では初めてです」と興奮気味に振り返る。

続く13番(パー5)では、大胆なマネジメントが光った。「僕はドローヒッターなので右の木が気になっちゃって、ティーアップすると打てないんです。なので練習の段階から直ドラを……」と、試合中のティーイングエリアで直ドラ(ティーアップせずにドライバーを直接芝から打つこと)を選択。「イーグルの貯金があるしちょっとミスっても大丈夫かな」と開き直って振り抜くと、見事なフェードボールでフェアウェイのど真ん中を捉えた。

「残り190ヤードくらいの8番アイアンで、ギリギリの番手でいったら手前5メートル。そのパットは自信がありましたね。『イーグル獲りたい』っていう気持ちに結構負けました(笑)」と、勝負所でのアグレッシブな攻めが見事に結実した。

画像: 見事、2連続のイーグルパットを決めた中野麟太郎(撮影/姉崎正)

見事、2連続のイーグルパットを決めた中野麟太郎(撮影/姉崎正)

師匠・ジャンボ尾崎との約束「次行く時は優勝してきます」

記録的なスコアを出しながらも、「全体的に、地に足がついている感じで今日は迎えられたと思います」と浮かれた様子はない。「一球一球の自分のジャッジが大事だと思うので。そこをしっかりやっていけば、また11アンダーに近い数字が出せるんじゃないかと思うので、狙っていけるようにしたいです」と、第3ラウンド、そして最終ラウンドに向けてキャディとともに冷静なマネジメントを心掛けている。

今大会は「~ジャンボ尾崎追悼大会~」と銘打たれているが、中野にとってジャンボ尾崎は特別な存在だ。「7月の末くらい、6週間の休みを使ってジャンボ邸に行ってきました。今まで学生の時から行かせてもらってて、予選落ちだったりあまり良くない時によく喝を入れてもらってたんです」と恩師への思いを語る。

前回訪問した際に「優勝するまでは行かないぞ」と心に決めたといい、「次行く時は優勝してきますとご挨拶して、気合を入れてきました」と語ってくれた。

「ジャンボさんを強く感じている大会になっていて、支援してくれた方々の愛にも本当に感謝しています」と語る中野。恩師との約束を果たすため、そして前人未到の「30アンダー」へ向けて、通算17アンダーから逆転優勝を狙うプレーに大いに期待したい。


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