「通算10アンダーはいかない」冷静なコース分析で連覇へ挑む鈴木愛

「1日2アンダーペースでもかなり良いところにいける」と語った鈴木愛(撮影/有原裕晶)
先週の試合をスキップし、じっくりと調整を重ねて今大会に臨むのがディフェンディングチャンピオンの鈴木愛だ。舞台を釧路カントリークラブに移した今大会のコースについて、前年覇者は早くもその難度の高さを警戒する。
「舞台が変わったこともあり、今年のほうが圧倒的に難しく感じます。フェアウェイが狭いうえに、球を左右にしっかり打ち分けていかないとスコアが出しにくいコースですね」
難コース攻略のために必要なメンタルと技術を熟知する鈴木は、優勝スコアについても極めて冷静な見立てを示す。
「優勝スコアは通算10アンダーまではいかないと思います。1日2アンダーずつ伸ばしていくような耐える展開でも、かなり良い位置にいけるのではないでしょうか」
経験に裏打ちされた戦略眼で、難攻不落の釧路をいかに攻略するのか、女王の連覇に向けた戦いに注目が集まる。
狙うは「4日間大会」初制覇! 洋芝ラフと徹底的に向き合う吉田鈴

「ティーショットの精度と洋芝からのアプローチがカギ」と見据える吉田鈴(撮影/有原裕晶)
一方、今季すでに2勝を挙げ、目下絶好調の吉田鈴も表情を引き締める。2勝目の反響に感謝しつつも、「連戦の疲れは去年より軽減されていますが、ないわけではないので油断は禁物です」とコンディション管理に余念がない。
今大会のキーポイントとして挙げたのが、狭く絞られたフェアウェイと独特の洋芝ラフだ。
「ティーショットが非常に狭く、フェアウェイに行っても木がせり出しているホールがあります。とりあえずショットを曲げないことが第一ですね。また、洋芝のラフからのアプローチ感覚は先週までと違ってくるので、しっかり練習して感覚を掴んでから試合に臨みたいです」
今季挙げた2勝はいずれも3日間大会。それだけに、今大会にかける思いは強い。
「体力的な疲労度も3日間と4日間では全然違いますが、やっぱり4日間大会でも勝ちたいという気持ちが強くあります。最後まで気を引き締めて挑みたいです」
休養を力に変えて連覇へ挑む鈴木愛と、洋芝攻略の先に4日間大会初制覇を見据える吉田鈴。雄大な北海道・釧路の地で、試練の4日間の火蓋が切って落とされる。
