国内を代表する2社のメーカーから登場したNEWアイアン
ダンロップは大ヒット作となった「スリクソンZXi5」のニューモデルをはじめ、アスリート向けの「スリクソンZXi7」、そしてポケットキャビティの「スリクソンZXiR」がラインアップされている。
一方、ブリヂストンは軟鉄鍛造アイアンを新ブランド「B-FORGED」としてリニューアル。新たに「100CB」「200CB+」という2モデル体制となった。
プレステージ広尾店の北沢浩一フィッターは、両ブランドとも「いい意味で変わらないなかで、着実に進化を遂げている」と高く評価する。
「このカテゴリーの中・上級者向けのキャビティアイアンは、性能的に劇的な進化は難しいんです。急に飛距離性能を高めたりやさしくしたりすると、そのモデル本来の『ちょうどよさ』が損なわれてしまうし、フィーリングも大きく変わってしまいます。『スリクソン』『B-FORGED』の両ブランドは、そうならないように各モデルの持つそれぞれの『ちょうどよさ』を維持しつつちゃんと進化しており、ファン層にとっては満足のいくニューモデルになっていると思います」(北沢さん)

ゴルフ5プレステージ広尾店の北沢浩一フィッター
“いい意味で変わらない”
前作の良かった部分を残しながら進化した
スリクソンは、「ZXi5」「ZXi7」は同名で継承し、中空構造だった「ZXi4」をポケットキャビティの「ZXiR」にリニューアル。
「ZXi5」はボディの肉厚を変えてフェースを軽量化。そのぶん周縁部重量を増やして慣性モーメントを高めることで若干やさしさがアップしているが、前モデルで好評だった適度な操作性やフェースの弾き、ソールの抜けなどは継承し、顔の印象もほぼ同じ。
「ZXi7」も前モデルと同じS15Cの冷間コンデンス鍛造で、構えた顔などはほぼそのまま。一方で表面の硬度を上げつつ内部をやわらかくするなど打感をさらにソフトにした。
「ZXiR」は、ヘッド素材にクリーブランドのウェッジ「RTZ」シリーズで採用された軽比重の「i-ALLOY」を採用。フェース長め、ブレード厚めでやさしさを演出しつつ、ロングアイアンほどやさしく打てる設計となっている。

「スリクソン ZXi7」アイアン

「スリクソン ZXi5」アイアン

「スリクソン ZXiR」アイアン

いずれも山型の「ツアーVTソール」の抜けのよさに定評がある
ブリヂストンは「241CB」「242CB+」のシリーズからブランドを一新して「100CB」「200CB+」にリニューアル。
「100CB」は、プロから好評だったヘッドサイズや顔の印象などはほぼ変えずに、打点裏の厚みを増して打感をさらにソフトにしつつ、ソールの形状を見直して抜けのよさを向上。PWに関してはフェースにウェッジ同様のミーリングを施して、よりコントロールショットの操作性を高めた。
「200CB+」は、「100CB」とのコンボセッティングを視野に入れ、とくに上の番手は構えた顔に違和感が出ないくらい「100CB」に近いシャープな印象。ロフト設定も近づけ、8番以下では「100CB」と同じとし、7番以上で1度ずつ立てただけとなっている。一方で「242CB」由来のインナーポケット構造を進化させ、よりソフトな打感でやさしく高弾道が打ちやすくなっている。

「B- FORGED 100CB」アイアン

「B-FORGED 200CB+」アイアン

前モデルよりも打感が向上し、抜けの良さもアップ
「このカテゴリーは、前モデルや前々モデルを使って気に入っていた方がそのまま後継モデルにしても心地よく使え、それでいて若干の進化を感じられるというのがお客さまの最大のニーズ。どのモデルも、そこをハイレベルでクリアしていると思います」(北沢さん)
ゴルフ5で先行販売が開始される
アメリカ発のNEWシャフト「ACCRA iSteel Blue」
なお北沢さんは、これらのアイアンに注目しつつ、新しいスチールシャフト「ACCRA」に大きな期待を寄せているという。
「ACCRA iSteel Blue」という新シャフトは、アメリカでフィッティング専用シャフトとして開発され日本にも導入されることとなったが、その嚆矢としてまずはゴルフ5でダンロップ、ブリヂストンのアイアンのカスタム用(※)として採用される。
これが両社の新アイアンをよりやさしく打てる秘密兵器になりえるというのだ。
※ダンロップは「スリクソン ZXi7」と「スリクソン ZXi5」、ブリヂストンは「B-FORGED 200CB+」で試打が可能。

「ACCRA iSteel Blue」は、ユニフレックスで手元側はステップがあるが先端側はステップレス
「『ACCRA iSteel Blue』は95~105gくらいの軽・中量スチールシャフトなんですが、振り心地がしなやかでタイミングがとりやすく、しかも高弾道が打てます。ブリヂストンやスリクソンのアスリート向けキャビティアイアンがちょっと手強いと感じている人でも高さが出しやすく、かなりハードルが下がると思います。このシャフトはゴルフ5先行販売なので現時点ではゴルフ5でしか打てません。プレステージならモデルを混在させたコンボセットでのご提案もできますので、ぜひお気軽に試してみてほしいですね。あこがれの鍛造キャビティにも手が届くと思いますよ」(北沢さん)

同重量帯のスチールシャフトでは一番しなやかでタイミングがとりやすく、高弾道が打てる
ゴルフ5プレステージ各店舗ではすでに試打クラブが投入されている。前述の通り「ACCRA iSteel Blue」は現時点ではゴルフ5でしか手に取ることができない。それぞれ気になった方はぜひお近くの店舗に足を運んでいただきたい。


