
ルーキーでメルセデス・ランキング58位の前多愛(撮影/岡沢裕行)
今季はここまで18試合に出場しメルセデス・ランキングは58位。7人によるプレーオフを戦った「資生堂・JALレディス」で惜しくも2位タイに終わったが、「良い経験ができてよかったです」。この大会で554万円を獲得したことで、以前から欲しかった「トラックマン」を即買いした。
「今一番欲しいものは何だろうと思ったときにトラックマンが欲しかったので。プレーオフが終わって、移動しているときにはもうトラックマンを購入しようと考えていて、次の会場ですぐに『購入します』というふうに」と即決した。
トラックマンを利用し始めて、ショットはさらに安定。「トラックマンをデータと数値を見ながら練習しています」という。重視しているのはインパクトの数値、特に「アタックアングル(入射角)」だ。
トラックマンのツアー担当者は「アタックアングルをショットの好不調のバロメーターとして見る選手は多いです。+(プラス)はアッパーブロー、-(マイナス)はダウンブロー。調子がいいときの数字を見ながらズレを修正しています」と話す。米LPGA公表の基準値ではドライバーが+2.8、9番アイアンで-3.2。前多も自分なりの理想の数値と見比べて調子を維持している。
前週のニトリレディスでは23位タイ。最終日は釧路から、遅い便に乗れる帯広へと移動。
月曜日は「ホテルを(予選会コースの)ゴルフ場付近に取っていたので。練習場に行って50球だけ打ちました」。火・水曜日の日本女子オープン予選会で2位に入り本戦出場権を獲得した。
しかし、休む間もなく岐阜へ。
「ニトリさんのサスペンデッドで30ホール回って足が本当にクタクタでした。一昨日、昨日の予選会も歩きだったので。すごく足は疲れています」
木曜日はプロアマのため練習ラウンドができず、明日はぶっつけ本番で挑む。
ランキング58位で、50位以内のシード獲得チャンスも十分。初優勝を見据えながら、残り試合をどう戦うか。
「目標としてはシード。優勝したらシードも取れるので、シードに入りたいなというふうには思っています」
「早かったです」と振り返るルーキーイヤーも残り3カ月。
「1打1打頑張りたいなと思います」
1打1打、1戦1戦がルーキーにとってすべて経験として蓄積されていく。
