
FOURTEEN FR-3 ウェッジ
FR-3って、どんなウェッジ?
フォーティーンのクラブ担当・長谷川楓弥さんにFR-3の特徴を聞いた。
「FR-3の特徴は、キャニオンソールと名付けたソール形状です。ソール中央部分を谷状にして、ソールの手前側と後ろ側の2カ所にバウンスを付けてあります。
手前側はローバウンスでリーディングエッジからヘッドが砂の中に潜り、ハイバウンスにした後ろ側のソールが、潜ったヘッドが深く入らないよう砂の中を滑ってくれるという仕組みです。『確実に砂に潜り、砂の中では確実に滑る』ので、フェースを開いたり、ソールを滑らせる技術も不要です。

手前側がローバウンス、後ろ側がハイバウンス
ずばりバンカーが苦手な方のために開発したサンドウェッジです」(※“キャニオン”とは、英語の渓谷(キャニオン)がその由来)
FRとは?
2023年よりFOURTEEN REVOLVE(回転)PROJECTとして、「FRプロジェクト」を展開、スピン性能を追求している。アスリート志向のFRZ、スタンダードなFR-5、今回のFR-3はやさしさ最重視のモデル。

FRプロジェクトの3モデル。FR-3(左)、FR-5(中)、FRZ(右)
これならどんなバンカーでも
ナイスアウトできる!
チャックリがまったく出ません
バンカーに苦手意識を持つアマチュアのために開発されたフォーティーンのFR-3ウェッジ。
その実力を検証すべく、アマチュアの星野さんにバンカーショットを体験してもらった。普段使用するウェッジに合わせて56度のFR-3をチョイス。舞台はサラサラの美しい白砂で知られるカレドニアンGCのガードバンカー。エッジまで10ヤード、ピンまで約20ヤードという状況だ。

試打/星野雄哉さん ゴルフ歴6年の29歳。鈴木悠介プロのレッスンを受けていてスコア平均
は80台。「バンカーに入ったら、ボギーかダボを覚悟するタイプです」

解説・試打/鈴木悠介プロ 2016年プロ入会、36歳。インドア練習場「08ゴルフ倶楽部in九
十九里」でゴルファーを指導中。多くの試打企画に携わりギアに精通
やや緊張した面持ちで1球目を打つ星野さん。すると、いきなり〝パン〞という乾いた音とともに、きれいな弾道でナイスアウトし、見事にグリーンオン。「抜けがとってもいいです! 緊張しながら打ちましたが、上手く飛んでくれました」と笑顔がこぼれる。
続けて5球打ってもらうと、結果は驚くべきものだった。バンカーから脱出できなかったショットはゼロ。4球がグリーンに乗り、残る1球もグリーンのわずか手前のエッジという好結果に。
「チャックリがまったく出ませんね。抜けが良くて自然にフォロースルーが出ます。砂に深く入ってボールが飛ばないショットがまったくないんです。簡単に出るので緊張感がなくなり、本当にストレスフリーでバンカーが打てました」と絶賛だ。

「フェースは開かずに、真っすぐ構えて真っすぐ振っただけ。本当に抜けが良いです」(星野さん)
打ち方について尋ねると、特別なテクニックは一切使っていないという。

予想以上に上手く打てて、思わずFR-3をこちらに向けて「YES!」と星野さん
「アプローチと同じように真っすぐ構えて、真っすぐ振っているだけです。『開いたほうがいいかな』っていう感じがしないので、すべてフェースを開かず真っすぐ振りました。打ち方はアプローチのままで、バンカーの分だけ振り幅を2倍ぐらいに変えて振っただけです」
FR‐3のやさしさにすっかり魅了された星野さんは、興奮気味にこう語る。「チャックリが出ないので、バンカーショットが本当に気持ち良く打てます。バンカーが上手い人になった気分です!」
「普段、パー5の2打目などがグリーンを狙える所まで飛んでいても、『バンカーに入れたくない』とレイアップすることが多かったのですが、これがあれば『バンカーに入れてもいいや』と攻めのゴルフができそうです」
この安心感は、コースマネジメントの意識まで変えそうだ。
「こんなに違うとは、本当にびっくりしました。実は新しいウェッジを買ったばかりなのですが、このFR-3が欲しくなってきました。頑張って買っちゃおうかな……」
続けて、バンカーで考えられる3つの実験と、芝からも試打した。
バンカーで3つの実験と
芝でも試打
実験①/ボールのはるか手前から
試打者の星野さんにボールのかなり手前から打ってもらった。結果、約12センチ手前からヘッドが入ったにもかかわらずきれいにナイスアウト。

定規を置いて測ってみると、ボールの約12センチ手前から砂に入っている。これでもヘッドが抜けてボールはグリーンまで飛んでナイスオンだった
それを見ていた鈴木プロは「ソール後ろ側のハイバウンスが利いてヘッドが深く入らず滑ってくれる。だから手前から入ってもきれいに飛んでくれるんですね。これがチャックリさせない秘密で、通常のウェッジなら、このサラサラバンカーから絶対に出ていないショットです」と分析。
結果/約12センチ手前でもナイスアウト!
実験②/砂の薄いバンカー
カレドニアンの白砂バンカーを掘り、砂の薄い状況を作って、今度は鈴木悠介プロが試打。ソールが跳ねてホームランしそうだが、FR-3は、ボールの下にヘッドが潜ってナイスアウト。

砂が薄く硬い状況を作って、鈴木プロがテスト。ソールが跳ね返ってトップしそうだが、このライでも砂に潜ってナイスアウトした
「この薄砂状況では、ソール手前側のローバウンスが働いてくれます。ローバウンスだからソールが跳ね返されず砂の中にヘッドが入り、後ろ側のハイバウンス部分が砂を受けて深く潜らずきれいに抜ける。どんなバンカーにも対応する“万能サンド”です」
結果/跳ね返らずにナイスアウト!
実験③/バンカーが苦手な人に多い突っ込み打ち
鈴木プロがアマチュアに多いミスパターンとして、上体が突っ込んでしまう動き(下左の写真)を真似て打ってみる。かなり鋭角にクラブが入る打ち方で、砂の中にヘッドが刺さってしまいそうだが、それでもヘッドがきれいに抜けてナイスアウト。

意図的に、上体を突っ込ませて鋭角な入射角で打ってみるが、これでもチャックリにならずボールはグリーンへ飛んでいった
「手元と上体が目標方向へ流れるアマに多い打ち方を再現しましたが、ソールがスッと抜けてボールがしっかり飛んでくれました。どう打っても、一発必脱で出ちゃいますね(笑)」
結果/突っ込んでもナイスアウト!
芝で試打/花道とラフで打ってみた
星野さんがFR-3で花道とラフからアプローチショット。「急に芝からに変わって、やや緊張したせいかヘッドが上から入ってしまいましたが、刺さらずに抜けるやさしい感覚は芝でも一緒でした」

星野さんが芝から試打。「上から打っても刺さることなくソールが滑って、ボールがフェースに乗ってくれます。ラフは、かなり手前からヘッドが入ってしまいましたが、これも問題ないアプローチになりました」
「ラフからもフェースを開かずに、真っすぐ構えて打ちました。ボールのかなり手前からザザーッといく打ち方になってしまいましたが、フェースにボールがしっかり乗ってくれてミスにならず打てました。本当にやさしいです」
結果/「砂同様にやさしいです」
結果は以上の通り。バンカー脱出に悩むゴルファーにとって、フォーティーンのFR-3は、まさに救世主となる一本となりそうだ。

「取材中、チャックリが一回も出ませんでした」(星野さん/左)。「前後2つのバウンス効果です」(鈴木プロ/右)
写真/三木崇徳、小社写真室
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