石川県の片山津GC白山C(6755ヤード・パー72)で開催中のソニー日本女子プロゴルフ選手権2日目。インの10番ホールからスタートした河本結が、5バーディ4ボギーの「71」で回り、通算3アンダー6位タイで決勝ラウンドへと駒を進めた。終盤の7番から9番にかけて悔しい3連続ボギーを叩いたものの、それまでは安定したゴルフを展開した。
画像: ティーショットの戦略で3アンダー6位の河本結(撮影.岡沢裕行)

ティーショットの戦略で3アンダー6位の河本結(撮影.岡沢裕行)

多くの選手が「フェアウェイキープが絶対条件」と口を揃えるタフな片山津で、河本がスコアメイクの軸に据えているのが緻密なティーショット戦略だ。

狭いフェアウェイを攻略するため、実践したのが「ティーイングエリアの使い方」にある。「ティーマークから2クラブレングス後方までの四角形のスペース」を最大限に活用し、後方に下がってティーアップすることで、コースを最も広く使えるアングルと距離を逆算している。

狭いフェアウェイの横幅を計算するだけではなく、ターゲットの延長線上にあるバンカーやラフを回避し、落としどころのライまで計算。「パー3でのティーショット感覚」のように番手と縦距離の精度を追求。アマチュアはドライバーショットでとにかく前に飛ばしたいとティーマークギリギリで「でべそ」しそうなティーアップをしがちだが、河本はティーマークから下がる選択でコース攻略している。

その狭いフェアウェイと縦距離を打ち分ける、「精度」を高めたのが、前週の「ゴルフ5レディス」のティーショットだった。試合中、「球をつかまえる動き」を徹底的にやり切った。結果は予選落ちとなったが、合わせるようにクラブを振るのではなくしっかり振り切って自らのスウィングと向き合うことで、今大会に向けたつかまるインパクトを手に入れることができた。2日目の上がり3ホールの失速も「いい起爆剤になればいい」と前向きにとらえる。

今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」を制し、今大会でメジャー連勝がかかるが、「前回のメジャーとは求められる技術も戦い方も全く違います。そこで自分の力がどれだけ通用するか」。米ツアー参戦組も集結し、ギャラリーの熱気が増す週末の決勝ラウンドに向け、河本は自らの技術と戦略で難関・片山津に挑み続ける。

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