
痛恨のトリプルボギーをたたき5オーバーで予選落ちの原英莉花(撮影/岡沢裕行)
最難関・8番で大トラブル
残すところあと2ホール、2オーバーで迎えた原を、最難関の8番ホール(405ヤード・パー4)が襲った。
ドライバーでのティーショットはフェアウェイ左をとらえたものの、残り約155ヤードからの2打目で狂いが生じた。「6番アイアンで短く持ってドロー目に打った」という一打は右へすっぽ抜け、バンカー越えのラフと土のエリアへ。
3打目は、「ちっちゃい木の根っこに跳ねてホームランみたいになっちゃった」と、勢い余ってグリーンをオーバーし逆サイドのラフへ着弾。4打目も寄りきらず斜面のラフに残ると、結局5オン2パットの「7」。「アマチュア……」と痛恨のトリプルボギーで、一気に5オーバーへと転落した。
「右も嫌だし、出玉から左に行っていた。セカンドを無理しないで刻めばよかった」と悔しさを口にした。
パーオン率26% 選手を苦しめた8番パー4

最難関8番パー4。3日目ティーイングエリア左側からの見た目
この8番ホールは、2日目の難易度第1位(平均ストローク4.4885)。パーオン率はわずか26.72%にとどまり、半数近い選手がボギー以上を叩いている。トリプルボギーを記録したのは、132人中、原を含む3人。ティーショットの狭さと右バンカーを意識しながらの左サイドへの警戒感、そして一度外した際のアプローチの厳しさが凝縮されたホールだった。
「ワクワクできるゴルフへ」前を向く原英莉花
「もう変わってないね昔と。イヤんなっちゃうわ」と本音を吐露した原。「練習ラウンドはよかったけれど、試合に入ったらショットが全然だった。調整不足」と冷静に振り返る。米国下部ツアーから米女子ツアーへ昇格し、今季はルーキーとして新人王レースでトップに立っている。海外で揉まれながら成長した姿を見せたかっただけに不甲斐なさを残したが、視線はすでに先を見据えている。
「しっかりと飛ばして、短いところから寄せるゴルフができないと、楽しく心が躍らない。そこを目指してもう一度トレーニングして、ショットを磨いていきたいです」
上位陣では、米ツアー組最上位の勝みなみが5アンダー3位、全英覇者の桑木志帆が4アンダー4位タイ、世界ランク6位の山下美夢有が3アンダー6位タイとスコアを伸ばして週末へ駒を進めた。悔しさをかみしめた原英莉花の、次なる進化への挑戦に期待したい。
【米ツアー参戦選手の2日目成績】
・勝みなみ 5アンダー 3位
・山下美夢有 3アンダー 6位タイ
・岩井明愛 1アンダー13位タイ
・吉田優利 イーブンパー21位タイ
・古江彩佳 1オーバー 29位タイ
・畑岡奈紗 2オーバー 39位タイ
・馬場咲希 2オーバー 39位タイ
・竹田麗央 3オーバー 47位タイ
・岩井千怜 4オーバー 53位タイ
・原英莉花 5オーバー 68位タイ(予選落ち)
・櫻井 心那 6オーバー 79位タイ(予選落ち)
