国内女子メジャー第2戦「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」最終日。今年「北海道meijiカップ」でツアー初優勝を飾った22歳の新星・吉澤柚月が、9アンダー2位で大会を終えた。山下美夢有とのプレーオフに敗れ、「1ホールで終わっちゃった……。悔しい」と涙をにじませたが、世界のトップ選手たちと渡り合った4日間で大きな手応えをつかんだ。

2位でメルセデスランキングが8位にアップした吉澤柚月(撮影/岡沢裕行)
勝みなみ、桑木志帆と最終組で出た吉澤は、最終日を2バーディノーボギーの「70」で回り、山下とのプレーオフに持ち込んだ。だが、18番パー4での1ホール目、ティショットが右の深いラフへつかまる。ボールが沈んだシビアなライから「絶対パーが必要な状況で、左へつかまらないように想定して打ったのですが、つかまってしまいました」と2打目を左バンカーへ引っ掛け、3打目もグリーン奥のカラーへ。1ホールで勝負が決し、悔しさを隠せなかった。
だが、この4日間で得た財産は計り知れない。大会初日から最終日まで、米ツアーで戦う勝みなみと4日間72ホールを同組でプレー。「決めるところを決め、流れをくんで無理なく組み立てるプレーを間近で学べました」と語るように、日米のトッププロの技を深く吸収した。

山下美夢有とのプレーオフは1ホールで決着(撮影/岡沢裕行)
さらに世界ランク6位の山下や全英覇者の桑木らと戦い、「海外で活躍する選手が多い中でのこの順位は意味があります。緊張よりやってやろうという気持ちでした」と強い気持ちも示すことができた。
今大会の単独2位でメルセデスランキングは12位から8位へ浮上。国内組を代表する選手へ躍り出た。
「最後の詰めの甘さを知ったので次に生かしたい」。悔し涙を糧に、20歳の新星はさらなる進化を誓う。
