初日:地元・愛知出身の入谷響が7アンダーで単独首位発進

初日7バーディノーボギーのゴルフで首位に立った入谷響
初日は地元・愛知県出身の入谷響が7バーディ、ボギーなしの7アンダー65を出して単独トップに立った。7番からの3連続バーディで一気に流れを引き寄せ、後半インも2つ伸ばした。今年「ブリヂストンレディス」に続く通算3勝目へ向けて最高のスタートを決め「第1日にいいスコアを出せてよかったです。7アンダーは自信になる。地元開催なので少しでも大会を盛り上げられるように頑張りたい」と満足そうに振り返った。
入谷に1打差2位には住友生命契約選手の神谷が続いた。前年の2025年に優勝している大会だが、コースとの相性はもうひとつだそうで「いい位置で第1日を終えられた。得意ではないコースなので、1ホール1ホール、いい緊張感を持って必死に回っています。明日もやるべきことに集中したい」と気を引き締めた。

初日5アンダーの好スタートを切った河本結
5アンダー67で回った河本結が泉田琴菜と並んで3位発進。「今週は自分のスウィングをしっかり整えてきたので、手ごたえがあります。優勝したい思いが強い」と闘志を表に出した。佐久間は4アンダー68で回り、5位タイで初日を終えた。

渋野日向子の初日は1オーバー「73」で63位タイ
米ツアーから参戦した2019年優勝者の渋野日向子は1オーバー73で63位タイでの滑り出しとなった。
2日目:ディフェンディングチャンピオン神谷そらが首位浮上! 大会連覇へ王手

2連覇を目指した神谷そらが2日目に単独トップに立った
2日目はディフェンディングチャンピオンの神谷が首位に浮上した。1打差2位から出て4バーディ、2ボギーの70 で回り、通算8アンダーでホールアウト。「前半はパッティングのミスがありましたが、後半に入って自分のストロークに集中しようと決めてからはいいパッティングができるようになりました。連覇のことはハーフを終えた時点ではまったく考えていなかったです。明日は雨予報ですが、自分のプレーに集中して1ホール1ホール全力でプレーしたいです」と連覇に照準を絞った。

昨年の年間女王・佐久間朱莉が地力を見せた
佐久間は4バーディ、1ボギーの69でまとめ、通算7アンダーで山城奈々と並んで2位タイへ上がった。8月の「ニトリレディス」に次ぐ通算7勝目の好機を築き「2日間通してインコースで伸ばせていないので、明日こそ伸ばしたいです。雨予報だから耐えるところは耐えて、バーディを取れるところで取っていくプレーが大事になると思います。自分の中で納得できるプレーを心掛けたいです」と冷静に頂点を見据えた。
ベテランの域に入った32 歳の山城はまだレギュラーツアーでの優勝がなく「今日はショットがよくてチャンスにつけられました。明日は上位を見ながら楽しく思い切ったプレーができれば、さらにスコアを伸ばせると思う」と悲願の初優勝へ思いをはせた。
首位に2打差の通算6アンダー4位タイには吉澤、藤田さいき、笠りつ子がつけた。

今季好調の吉澤柚月が2日目を終え、首位と2打差の4位タイに
吉澤は前週の「ソニー日本女子プロ選手権」でプレーオフの末に山下美夢有に破れての2位。早速めぐってきたリベンジチャンスに「ショット自体は安定していると思います。明日は最終組のひとつ前で回るので、上位に食らいついていけるように頑張ります」と目線を上げた。

相性のいいコースだったが、調子が上がらないまま予選敗退した渋野日向子
渋野はイーブンパー72と伸ばせず、通算1オーバー58位タイで予選通過はならなかった。
初日首位に立った入谷は81と大きく崩れ、まさかの予選落ちとなった。
最終日:激闘のプレーオフ! 佐久間朱莉が神谷そらを破り今季3勝目を達成

ディフェンディングチャンピオンの神谷そらと年間女王の佐久間朱莉というファンにはたまらない一騎打ちだった
最終日は佐久間と神谷の一騎打ちの様相となった。佐久間は1イーグル、5バーディ、1ボギーの「66」で回った。神谷は7バーディ、1ダブルボギーの「67」。佐久間は5番でイーグルを奪うなど前半アウトを6アンダー「30」で回り、独走態勢を築きかけたが、後半伸ばせず、12、15、17番でバーディを奪った神谷に通算13アンダーで並ばれた。
「ゴルフ5レディス」から3試合連続となったプレーオフは18番パー4を使用して行われた。佐久間はラフからの第2打をグリーン右サイドに乗せて2パットのパー。神谷はフェアウェイからの第2打を手前の池に打ち込み、痛恨のボギー。昨年の年間ランキング1位と2位の対決は女王・佐久間に軍配が上がった。

プレーオフは池に入れて4オンした神谷に対し、ティーショットでラフだったものの2オンした佐久間。2パットでしっかり沈めて勝利を確定させた
佐久間は年間3勝目。現在2位のメルセデス・ランキングは1位の桑木とまだ600ポイント近い差があるが「初めてプレーオフで勝てたのでうれしく思います。やっている自分もすごく楽しくて、ひやひやしながらドキドキしながら1打1打に集中してプレーできたかなと思います。年間女王はまだ公式競技が残っているし、最後まであきらめずにプレーしたいです」と笑顔で前を向いた。
神谷は大会連覇、今季初優勝のチャンスをものにできなかった。プレーオフは第2打を池に打ち込んだのが直接の敗因となったが「負けたことは悔しいですが、プレーオフまでスコアを伸ばせたことは、自分の中でも評価できるポイントだったと思います」と無念の思いは胸の奥にしまい込んだ。
吉澤が67で回って、2週連続のトップ3となる3位フィニッシュ。18番のバーディが順位を押し上げた形で「いい締めくくりで終われてすごくよかったです。また次の試合に向けて頑張りたいです」と手ごたえを口にした。

最終日を終え「やっとビッグスコアが出せた」と安堵した古江彩佳
米ツアーから参戦の古江も「67」を出しての4位。「やっとビッグスコアを出せたというか、出せてよかった。米ツアーとは比べられないほどたくさんのギャラリーが来てくれるので、応援が力になった」と感謝した。
女子ゴルフの次戦は第28戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で、25日に宮城県・利府GCで開幕する。
写真/大澤進二
