ゴルフ雑誌のレッスン記事でよく見かける「思い切り振ったほうが真っすぐ飛ぶ」というアドバイス。しかし、実際にコースでマン振りしてみたら、大曲がりして痛い目を見た……という経験を持つアマチュアゴルファーは少なくないだろう。「本当に思い切り振って真っすぐ飛ぶのか?」という、ゴルファーなら誰もが抱くこの“もやもや”について、プロと専門家が徹底議論した。

プロとアマチュアの「思い切り」は別物

番組内で吉田洋一郎プロとゴルフライターの鈴木康介氏がまず指摘したのは、プロとアマチュアにおける「思い切り」の認識の違いだ。プロにとっての「思い切り振る」とは、クラブの遠心力を最大限に活用し、余計な動きを入れずに最後まで振り切ることを指す。コントロールしようとしてスウィングの途中で緩んだり、手先で合わせに行ったりする方が、かえってフェース面がブレて曲がる原因になるからだ。

一方、アマチュアが「思い切り振る」と、本来の自分のコントロール範囲を超えた120%、150%の力任せのマン振りになりがちだ。結果として体のバランスが崩れ、スウィング軌道が乱れて大曲がりにつながるという。

力を入れるタイミングの決定的な違い

さらに議論は「どこで力を入れるか」という出力のタイミングに及んだ。プロは「切り返し」の瞬間に下半身を踏み込むなどで出力し、あとはクラブヘッドの遠心力に任せてスムーズにリリースしていく感覚だという。自分で頑張るのではなく、クラブに仕事をさせるのだ。

対してアマチュアは、ボールに強く当てたい意識から、切り返しから「インパクト」の瞬間に向かって力を入れて叩きに行きがちだ。専門家によれば、このインパクトでの力みこそが体の回転にブレーキをかけ、遠心力を殺してしまい、かえって飛距離をロスする原因になっていると分析する。

結局、アマチュアは思い切り振るべきか?

では、アマチュアは「思い切り振る」というアドバイスをどう受け止めるべきなのか。実はアマチュアの多くは、軽く振ろうとしたり、ラインを出そうとしたりすると体が「緩んでしまう」という大きな問題を抱えている。中途半端に力を抜いてスウィングが緩むくらいであれば、しっかり力を入れて振り切ったほうが良い結果を生むこともあるという。

しかし、ただ闇雲に100%以上の力で振り回せばいいわけではない。では、具体的に「緩まずに」「バランスを崩さない」適正な力感はどう見つければいいのか? コースで緊張した場面では、あえてどう振るのが正解なのか? 専門家たちが導き出した「もやもや」の最終的な結論と、明日から実践できる出力コントロールのヒントは、ぜひ動画本編で確認してみてほしい。

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