米女子ツアー「ウォルマートNWアーカンソー選手権」の2日目、初日首位発進を決めた西村優菜が2日目も圧巻のパフォーマンスを披露。9バーディ・1ボギーで2日連続となる「63」を叩き出し、通算16アンダーで2位に5打差をつける単独首位を独走している。苦しい今シーズンを乗り越え、目指すは「20アンダー到達」と念願の米ツアー初優勝。さらに6打差5位タイに浮上した吉田優利をはじめ、山下美夢有、渋野日向子ら日本勢が躍動する大会2日目の熱戦を振り返る。

2日連続の「63」で圧巻の独走! 「自分にブレーキをかけない」アグレッシブな攻めで16アンダー

画像: 2日目も単独首位をキープした西村優菜(写真/LPGA & Getty Images)

2日目も単独首位をキープした西村優菜(写真/LPGA & Getty Images)

西村優菜選手が米女子ツアー初優勝に向けて、2位に5打差をつけて最終日に臨みます。

ウォルマートNWアーカンソー選手権の初日、フェアウェイキープ率100%、パーオン率100%のパーフェクトなスタッツだったショットは2日目も好調。フェアウェイキープ率は84.6%、パーオン率は88.8%と高い確率をキープ。パーオン率がわずかに下がったのを補うようにパット数は29→26と減少。2日続けての「63」というビッグスコアを並べて見せました。

中継するU-NEXTのインタビューに「伸ばし合いのコースでもあるので、守りに入る必要はないなって思って、アグレッシブにいこうって決めていた」とラウンドに臨む心境を語っていた西村選手。その思いの通りにINスタートのこの日は出だしの10番ホールからいきなりのバーディを奪います。

「ビッグスコアが出たあと(のラウンド)ってけっこう難しかったりもするんですけど、最初のボギー(13番)が来たあとに、しっかり切り替えて15番パー3で取り返せたので、そのあたりから流れ良くプレーできたのかなと思います」

そうラウンドを分析した西村選手。結局ボギーは13番のひとつ。「自分にブレーキをかけないっていうことは意識していた」という言葉の通り、ティーショットをラフにいれ、3打目勝負となった18番ではパッティングでバーディを奪うなどスコアを伸ばし続け、終わってみれば9バーディ・1ボギーの素晴らしいラウンドとなりました。

「(明日に向けては)アグレッシブにいくことがこのコースは大事だと思うので、しっかり20アンダーに乗せられるように頑張りたいと思います」

インタビューをこう締めくくった西村選手。現在2位につける3選手のスコアは11アンダー。西村選手が最終日に20アンダーまで伸ばせば、追いつくのは限りなく難しくなります。

この試合の前まで15試合で9度の予選落ち。古江彩佳選手と組んで出場したペア戦・ダウ選手権での5位タイが最高位だった西村選手でしたが、シーズン終盤の勝負所で最高のパフォーマンスを見せています。初優勝へ、千載一遇のチャンスです。

さて、日本勢でこの日ナイスプレーを見せたのは西村選手だけではありません。後半戦好調の吉田優利選手はこの日6つスコアを伸ばして10アンダー5位タイに浮上。西村選手との6打差を追って、最終日にツアー初優勝を目指します。ともに2000年度生まれのミレニアム世代ふたりの優勝争いにも注目です。

そしてもうひとり、山下美夢有選手は8アンダー「63」のビッグスコア。トータル9アンダーまでスコアを伸ばし、14位タイまで順位を上げています。トップの西村選手とは7打差と、優勝の可能性をわずかですが残しています。

最後に、来季の出場優先権を得るためにポイントを積み上げたい渋野日向子選手はこの日ひとつスコアを伸ばして6アンダー40位タイで予選を通過。最終日は1つでも上の順位でフィニッシュ、少しでも多くのポイントを獲得したいところです。

西村優菜選手を中心に、多くの日本勢が躍動しているウォルマートNWアーカンソー選手権。最終日にはどんなドラマが待ち受けているのでしょうか。


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