難関15番で炸裂した渾身のガッツポーズ! 木戸愛が魅せたノーボギーの「68」

今季優勝争いを多く経験している木戸恵、次戦も注目したい(撮影/岡沢裕行)
最終組の1組前から追い上げを狙った木戸愛は、序盤から高い集中力を維持した。1番(パー4)で幸先よくバーディを奪うと、3番(パー4)でも伸ばして前半を「34」で折り返し。後半10番(パー4)でもバーディを奪い、首位争いへ浮上した。
圧巻だったのは、利府GC最大の難所として立ちはだかる池越えの15番(パー3)だ。過去多くの選手が罠にハマってきたホールで、木戸はシビアで難しい状況から見事なアプローチとパッティングを披露。土壇場でパーセーブを掴み取ると、思わず右拳を強く握りしめる熱いガッツポーズが飛び出した。
最終18番(パー5)もバーディで締めくくり、ノーボギーの「68」で単独2位。「途中でリーダーボードも目に入りましたが、自分のプレーに集中してベストを尽くせました。今シーズンは何度も優勝争いを経験できているので、今やっていることを積み重ねて、思い切りチャレンジし続けたいです」と充実した表情で前を見据えた。
後半に忍び寄った試練と静かなる前進。福山恵梨が掴んだ「次への手ごたえ」

自身2度目となる最終日最終組の単独首位からスタートした福山恵梨(撮影/岡沢裕行)
今年のサロンパスレディス以来自身2度目となる最終日最終組の単独首位からスタートした福山恵梨。前半3番(パー4)でバーディを先行させ、悲願の初タイトルへ向けて順調な滑り出しを見せた。
しかし、後半に入るとコース特有の難解なピンポジションとグリーンに苦戦。13番(パー4)でボギーを叩いた後、14番(パー5)でバーディを取り返して食らいついたものの、パッティングを決めきれないもどかしい展開が続き、最終18番(パー5)でもボギーを叩いて「72」のパープレー。通算9アンダーの3位タイと、あと一歩で念願のカップには手が届かなかった。
だが、悔しさを胸に抱きつつも、福山の言葉には手ごたえが溢れていた。
「後半にパッティングを決めきれなかった反省はありますが、終始落ち着いてプレーができました。同組で回った桑木選手の素晴らしいプレーを間近で見られたことも大きな経験です。先週まで状態が良くなかった中で、今週はショット、パットともに確かな好感触を得られました。ポイントを獲得してシード権にも前進できましたが、次週以降も優勝を目指して頑張りたいです」
挫折と難戦を糧にしてきたベテランと中堅の2人。利府の地で繰り広げた名勝負は、終盤戦でのさらなる飛躍を予感させるものとなった。
