尾関彩美悠、川﨑春花、阿部未悠の3人が「66」で首位に並び立つ激戦のスタート!

左から尾関、川﨑、阿部(撮影/岡沢裕行)
初日は好天の下で複数のビッグスコアが飛び出した。尾関彩美悠、川﨑春花、阿部未悠の3人が6アンダー「66」をマークして首位に並んだ。
尾関は出だしの1番(パー4)でボギーを叩く苦しい滑り出しだったが、2番以降で圧巻の7バーディを奪取。後半インコースを「31」で回り、「最近スウィングやショットの感触は良くなっていたが、パッティングが決まらずスコアにつながっていなかった。今日はそのチャンスがたくさん入ってくれ、すぐに結果につながりました」と弾けるような笑顔を見せた。
川﨑は6バーディ、ボギーなしの完璧に近い内容。「出だしからいいバーディでスタートでき、最後まで気持ちよくプレーできた。ショットのキレがよくチャンスにつけられた。コースは全体的に難しいイメージ。しっかりティーショットをフェアウェイに置いてというマネジメントが大事になる。毎ショット毎ショットに集中して臨みたい」と落ち着いた口調で振り返った。
阿部も7バーディ、1ボギーの「66」をマーク。前々週の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」では手の痛みから無念の棄権を余儀なくされたが、前週の休養期間で治療やトレーニングを徹底。「2、3カ月前から手を痛めていたけど、先週いい休みをいただき調整にあてられた。今日はショットとパターの調子がしっかりかみ合ってくれました。ツアー2勝目を挙げた仙台は縁のある場所。自分ができるベストなプレーを見せてみなさんに楽しんでもらいたい」と手応えを口にした。

初日を4位タイで終えた吉澤柚月(撮影/岡沢裕行)
1打差の5アンダー4位タイには、5バーディ、ボギーなしで回った吉澤柚月と、6バーディ1ボギーで回った福山恵梨がつけた。吉澤は「1番でシビアなパーパットを決めて流れに乗れた。ショット自体がずっと安定していて、パッティングも入れたいところで入ってくれた。明日以降も自分のゴルフをしっかりやりたい」と充実感を漂わせた。
桑木は3アンダー11位タイで初日を終えた。
ツアー初V狙う福山恵梨が単独首位へ! 桑木志帆&尾関彩美悠が1打差2位で最終日へ

レギュラーツアー未勝利の福山が5バーディ、1ボギーの68で回り、単独首位に(撮影/岡沢裕行)
2日目は1打差4位タイから出たレギュラーツアー未勝利の福山が、5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算9アンダー単独首位へ浮上した。「昨日に引き続きパッティングがよかった。特にロングパットの距離感がよく、好調の要因になっていると思います。最近はショットがあまり良くなかったがかなり復調してきたので、明日がすごく楽しみ。優勝はもちろんしたいですが、まずは自分ができるゴルフをしっかり丁寧にやり切りたい」と冷静に初優勝を見据えた。

通算6勝目に向けて奮闘する桑木(撮影/岡沢裕行)
桑木が6バーディ、1ボギーの「67」を出して、尾関と並んで1打差2位タイへ浮上してきた。「3連続バーディから始まり、すごくいい流れで前半を終えて、後半に入って惜しいパッティングはあったんですけど、スムーズに最後までラウンドできました」。今季国内ツアー3勝目、通算6勝目へ向けて好位置をキープし、「明日も前半で勢いがつけば、後半の苦しい場面も耐えられると思うので、しっかり序盤からバーディを獲っていきたい」と逆転優勝プランを思い描いた。
初日首位の尾関は5バーディ、3ボギーの「70」で回った。「最後はバーディで上がって明日に望みをつなげたかったから、すごくうれしいです。ピンポジションが難しいところに切ってあるので、マネジメントを大事にしていきたい。明日は精一杯自分のやれることやれたらいいかなと思います」と4年ぶりの優勝へ思いをはせた。

「仙台は東北高校時代を過ごした第2のホームという気持ちがあるので、しっかりチャレンジしたい」と話した木戸(撮影/岡沢裕行)
木戸愛、神谷そら、浜崎未来、福田萌維、永峰咲希の5人が通算6アンダー4位タイ。今季優勝はないものの、2位が2度ある木戸は「仙台は東北高校時代を過ごした第2のホームという気持ちがあるので、しっかりチャレンジしたいです」と前を向いた。
桑木志帆がロケットスタートで逆転V! 期待に応える今季3勝目

「プレッシャーが良い方向に動いている」と語った桑木(撮影/岡沢裕行)
最終日は桑木がスタートからエンジン全開で攻めた。1番でバーディを奪って幸先よく滑り出すと、2番、3番、4番までの4連続バーディで一気に主導権を握った。
続く5番、8番をボギーとし福山に首位に並ばれると、11番でもボギーを叩き、いったんは首位を明け渡した。しかし14番で2メートルのバーディパットを決めて再び首位に並び返すと、6メートルを沈めた16番で単独首位に浮上。第2打を手前1.7メートルにつけた17番の連続バーディで後続を突き放した。
桑木は「AIG全英女子オープン」以降初の優勝。「周りから期待されているというのがあったので、その声援というか、期待にこたえられてよかったです。毎週のようにプレッシャーがありますが、今はそれがいい方向に動いているかなと思います」と喜びをかみしめた。
木戸は4バーディ、ボギーなしの「68」と猛追を見せたものの、14年ぶりの優勝はならなかった。2位は今季3度目となり「今日は途中でボードを見ていたんですけど、その中で自分のプレーに集中できましたし、最後までベストを尽くせたので、次に向かって頑張りたいです」と必死に目線を上げた。

福山は3位タイ、永井も同じく3位タイで最終日を終えた(撮影/岡沢裕行)
福山は単独首位から出ながらイーブンパー「72」と伸ばせず、通算9アンダー3位タイ。初優勝を逃し「後半パッティングを決められなかったのは反省点。でも、今週はすごく手応えを感じたので、この経験を生かして優勝できるように頑張りたいです」と話した。
今季復活優勝を果たし、好調を維持している永井花奈が「68」で回って福山と並ぶ3位タイに食い込んだ。今大会終了後には第2回リランキングが実施され、今季終盤戦の出場優先順位が決まった。
女子ゴルフの今季国内ツアー第29戦はメジャー大会の「日本女子オープン」で10月1日に兵庫県・宝塚GC旧Cで開幕する。
