西村優菜選手が「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で悲願の米女子ツアー初優勝を完全優勝で飾りました。
画像: 米女子ツアーで初優勝の西村優菜(PHOTO/Getty Images)

米女子ツアーで初優勝の西村優菜(PHOTO/Getty Images)

2日目のプレーを終えて「しっかり20アンダーに乗せられるように頑張りたい」と語っていた西村選手ですが、フロントナインは苦しい戦いを強いられます。

3番でバーディを奪うも4番、6番でボギー。なかなかスコアを伸ばせない展開のなか、この日インスタートから「62」のビッグプレーを見せた岩井明愛選手(2位タイ)に猛追され、一時はトップの座を明け渡します。

転機となったのは8番ホールでした。直前に明愛選手がバーディパットを沈め、単独首位に。この状況を西村選手は把握していました。

「8番ホールで初めてリーダーボードを見たときに、これは絶対決めたいとバーディパットを打ちました」とホールアウト後にU-NEXTのインタビューで語っていたように、首位を明け渡したことでスイッチが入ります。

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5番ウッドをピンハイに寄せるスーパーショットを見せたこのホールで見事にバーディを奪うと、後半は初日、2日目のようなバーディラッシュ。11番でもバーディを奪い、14番でイーグル。その後も2つバーディを重ね、終わってみれば2位に5打差をつけての独走優勝でした。

西村選手がゴルフに本格的に取り組む契機となったのは、7歳のときに国内ツアー「サントリーレディスオープン」で宮里藍さんからボールをもらったことだったそうです。今大会は、そんな宮里藍さんが2012年に制した大会でもあります。

また、彼女の目標とする選手はチョン・インジだったそうですが、そのチョン・インジは今大会にも出場しており、西村選手に次ぐ16アンダーの2位タイ。なんとも運命的な初優勝です。21アンダーというスコアは、畑岡奈紗選手が記録したトーナメントレコードに並ぶ大会記録です。

「自分にブレーキをかけない」と2日目に語っていた言葉を体現するような見事なプレーでした。

「努力は報われると思ってやっていたんですけど、(成績の出ない時期もあり)努力が報われないと思うとつらくなってくる。でも、努力をしないと勝てない。やり続けることが大事かなと思います」

そう、プロテストに挑む後進の選手たちにメッセージを求められて語った西村選手。シード危機の苦しい立場でも、あきらめることなく努力を続けた西村選手が、2023年の米ツアー本格参戦から4年目にして、ついに大輪の花を咲かせました。


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