2026年10月2日(金)、国内女子ツアーの公式戦「日本女子オープンゴルフ選手権」第2ラウンドが宝塚ゴルフ倶楽部旧コース(6185ヤード・パー70)で行われた。初日を4番からの3連続バーディを含む6バーディノーボギーで首位発進した阿部未悠。2日目は強風の中で4バーディ2ボギーとし、通算8アンダーで首位をキープした。一方、初日を8番でのバーディ以外パーで回り切った尾関彩美悠は、他の選手がオーバーで回りスコアを落とすなか、1イーグル3バーディ1ダブルボギーで回り、通算4アンダーの3位タイへ浮上した。
画像: 阿部未悠が首位をキープ。他の選手がオーバーで回るなか、今日だけでスコアを3つ伸ばした尾関彩美悠が3位タイに浮上した

阿部未悠が首位をキープ。他の選手がオーバーで回るなか、今日だけでスコアを3つ伸ばした尾関彩美悠が3位タイに浮上した

阿部未悠:強風を読むマネジメントとバウンスバックの底力

画像: 「2日目なので、まだわからない」と冷静な姿勢が印象的な阿部

「2日目なので、まだわからない」と冷静な姿勢が印象的な阿部

この日はアンダーパーが少ないタフなコンディションとなった。阿部も「練習場よりコースに出たほうが風が強かった」と振り返り、「特に横風なので、近くに寄せられない。前半組のスコアを見て難しいと思っていた」とマネジメントへの影響や、「昨日と比べて硬い」グリーンについて難しさを語った。

しかし、持ち味のアイアンとマネジメントが光る。

パー3で3つのバーディを奪取し、15番で打ってしまったボギーについても「しょうがないっていうか、もうボギーで上がれればいいなと思いながら」と割り切り、すぐさま次の16番でバウンスバックを見せた。メジャータイトルに向け「毎週どの試合でも勝ちたい気持ちがある。そのなかで、メジャーっていう大きな大会で勝てたらいいなとは思っている。でもそれは目の前の一打に集中してやることをやらないと見えてこないので」と首位をキープしながら、気持ちはあくまで冷静に決勝ラウンドへ向かう姿勢だ。

尾関彩美悠:グリップ変更が的中! イーグル奪取で猛追

画像: 「右手に力が入りやすい」という悩みから、グリップを太くした尾関彩美悠

「右手に力が入りやすい」という悩みから、グリップを太くした尾関彩美悠

初日を8番のバーディ以外パーとして静かに滑り出した尾関だが、2日目は4番、5番での連続バーディとイーグルを含むアグレッシブなゴルフを見せた。4番のバーディは「67ヤードを1メートルぐらいについた」パットを確実に沈めた。続くイーグルは「セカンド残り213ヤード3番で打って、20メートルくらいに寄った」と鮮やかな一打となった。

しかし、最終の9番ではバンカーに入り、出した先では思うように構えられないアプローチなどトラブルが続きダブルボギーを叩いたが、全体的には好調。他の選手がオーバーで終えるなか、スコアを3つ伸ばして通算4アンダー、首位の阿部とは4打差の3位タイに浮上した。

その要因は今週から取り入れたグリップの変更にある。

「パターのグリップを太くした」と話し、「スーパーストローク1.0」を採用。「『右手のグリッププレッシャー』が弱くなる」と父に薦められ試した結果、フィーリングが向上したという。

先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は初日に首位タイに立ったが優勝は逃した尾関。

「久しぶりの優勝争いだった。『攻めることだけがいいわけじゃない』と気づいたので、ちゃんと自分のコンディションとか考えてマネジメントできたら」と振り返る。また、「先週はあまりにも優勝を意識しすぎちゃったので、今週はその反省を生かしてしっかり自分らしいプレーができるように」
と精神面の成長もうかがわせた。

決勝ラウンドへ向け、阿部がこのまま逃げ切るか、それとも尾関ら追う選手たちが猛チャージを見せるか。メジャー特有のタフなセッティングの中で、選手たちの真価が問われる週末になりそうだ。

撮影/岡沢裕行


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